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2003年10月 ARCHIVES

2003年10月01日

階段は興和のバイオパネルです。

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階段ができました。材料はBe-h@usの床材と同じく(株)興和の集成材です。
床材は3層ですが階段は5層。
この階段材が運ばれてくる時、一緒に店舗のカウンターの天板用も運ばれてきました。カウンター用はこの集成材の原版サイズ1m×5mです。デ、デカイぞ。

今年の夏の終わり。那須の現場に興和の社長と専務が遊びに来てくれました。
お二人は浜松のお方。鹿沼に用事があったそうで、そのついでに興和の3層クロスプレスの床材を張ったばかりのウチを見学しようと那須まで足を伸ばして下さったのです。このお二人、人情味のある方で暫く話をしているうちにスッカリ打ち解けてしまいました。
これらの集成材は社長がオーストリアから買った来たモノだそうです。加工はドイツ。いろんな所を旅してから那須に辿り着き、今は床にビス止めされているという流れです。何でも非常に反りが少ないそうでカウンターやテーブルにはオススメなんですって。
5mの材というのは運送屋さんが嫌がるそうです。「こうやって現場に来ちゃったら応援してあげたくなっちゃったから、ウチのトラックで運んであげますよ」という社長の言葉どおり、搬入は興和のトラックでした。ありがとうございました。

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2003年10月08日

バルコニー用の木材を塗装しました。

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作る前に、しっかり防腐塗料を二度塗りしておこう。
材料はスプルースのツーバイ材、この色はいつものキシラデコール、シルバーグレイ。
雨合羽を着ているのは風が冷たいから。

塗ってたら、隣の家の外構をやっている造園業のおじさんが様子を見に来た。
こんちは。
こんちは~。
こっちはいつごろ出来上がるんだい?
もうすぐ。お隣のデッキって何で出来てるの?
これと同じだよ、スプルース。
何年くらいもつのかなぁ。
一概には言えね、手入れ次第。
やっぱ毎年?
うん。なんもしなきゃ3年ももたないよ。
げっ。手入れすれば、どのくらいもつかな。
うん。15年だって、丁寧にすれば20年だってもってるよ。
へぇ~。
でも木だからさ、いつかはダメになるんだよ。そういうことをさ、デッキ作るんなら覚悟しとかなきゃ。
ははぁ~。

なるほどそうなんだ。デッキそのものは最近あちこちで見るけど、デッキの再塗装してる人って少なかったりして。
一年なんてあっという間だし、やり始めるまでが億劫で、誰もやんないよ、って親方も言ってた。
実際そうなんだろうな、でも、デッキと塗装は、ワンセットなんだよね、ほんとはさ。
自分達は将来、ちゃんとメンテナンス出来ているだろうか・・・・

2003年10月11日

バルコニーが出来ました。

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ここ、躯体の桁が露出しているだけの部分。

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2003年10月13日

ソーラーウォール付け直し

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ソーラーウォール、一度取り付けたはいいが、実はその後すぐに外されて仕舞われていたのだが、やっと再施工が済んだ。前はぺったりと外壁のように張られていたが、今度はソーラーウォールの表面が外壁から10cm程度張り出して取り付けられ、その厚みは板金で囲ってある。中は防水シートの上に断熱材がはめ込まれ、枠を高くして空気層を設けてある。

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2003年10月15日

足場が外れました。

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すっきりとした外観が現れた。
足場が外れると建物が大きく見える。そして紅葉した木々や空に映えて、きれい。

2003年10月17日

天井は珪藻土にしました。

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店舗と住宅一階部分の天井は石膏ボード、(Be-h@usは床材が36mmと厚いので、二階の床材の裏面を現し一階天井としてもよいのですが、我が家は二世帯なので防音性を確保するため石膏ボードを張ってもらいました)仕上げは珪藻土を使うことにしました。

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2003年10月18日

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わりと近くに住んでいる、造園デザイナー&ジャズマンの、お髭のおじさんとお知り合いになって以来、そのUさんという方は、時々様子を見に来てくれる。私が脚立に乗って天井を塗っていたら、それじゃかわいそうだと言って、馬を作るよう勧めてくれた。
こんなの、とダンボールの端にイラストを描いて、それから一旦帰りかけたのに、また戻ってきて、端材を寄せ集め、ちゃちゃっと立派な馬を作ってくれた。その間わずかに10分。
日が暮れて、木枯らしが強く吹きつけていたけど、それくらい髭のおじさんはへっちゃらなのだ。

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2003年10月19日

左官ゴテで珪藻土

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もともと持っていた極薄のステンレスのコテは幅5,5cm、長さ18cm、扱い方がデタラメだったので反り返ってしまいました。
珪藻土を天井に塗るためカインズホームにてコテを新調、今度はちょっと大きめの、幅6,5cm、長さ21cm、(前のコテはビヨ~ンとしなるほど薄かったのですが)今回はちょい厚のステンレス製のものを購入しました。あ~、反ってないコテって使い心地いい~!仕事のスピードもグッとアップ、使い方にも徐々に慣れてきました。
ただ私のような素人には、仕上がりは薄いコテの方がきれいにいくようです。
でも大丈夫、きっと、すぐ上手くなります。遅くとも全部塗り終えるまでには・・・。

反り返ってしまった旧コテはもう見向きもされない末路かというと、いえいえ、パテするときに使っています。ホームセンターではプラスティックのパテベラが売られていますが、金ゴテを使った方が疲れないし、しごき易いのでパテのロスも少なくて済みます。特に高さのズレたボードの継ぎ目をなだらかに繋げるには欠かせませんが、そもそもボードの表面の高さは、ぴったり揃えて設えるのが大前提だと思います。たった1mmのズレでも、ボードの長さ分(ここで使われているのは家のモジュールに合わせた2mの石膏ボード)をパテでごまかすのは思った以上に難しく、時間も掛かります。ヤスッったパテの粉を被って浦島太郎みたいに頭から白くなって、表面でなんとかするより、下地に気を使おうよ~と実感しています。

2003年10月20日

浄化システムの埋設工事です。

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ぼちぼちと浄化槽の工事が始まっている。
まず、(写真左から)し尿の分解槽、並行して雑排水の分解槽、(写真では見えないが)貯留槽を埋める。
この浄化システムの大きな特徴は、汚水を分別する、ということだ。
そうすることで、バクテリアによる分解能力をアップさせ、汚泥を残さない分解処理を可能にする。
貯留槽は風呂の残り湯を一度ここに溜めて、トイレの水洗に再利用する。
ふたつの分解槽の容量は同じだが、一般に汚水は、し尿よりも雑排水の量が多い。そこでこのように雑排水をし尿側に再利用すると、3:7の比率が4:6にまで近付くのだそうだ。
むろんそこには節水という日々の生活態度が関わってくる。
そしてし尿・雑排水それぞれの分解槽に蒸発散槽を繋げ、埋める。
汚水は分解槽でほぼ完全に分解されて透明な水になっているが、とはいえまだ少し汚れは残っている。
蒸発散槽ではその残った汚れを養分として発酵バクテリアが熱を発し、浄化した水を蒸発させてしまうのだ。

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2003年10月22日

バーカウンターの基礎作り

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店舗の吹き抜け(換気装置つき)の下には5mのカウンターを作ります。
天板は(株)興和の5層パネル。このパネルが重い。2人で運ぶのもタ~イヘン。
この重さを支えるのだから、かなりしっかりしたものを・・・・。
頭に浮かんだイメージはローマのフォロトライアーノ。土の中から現れた古の市場の跡。石が積まれて出来たカウンターはきっと賑わっていた事でしょう。テレビでポンペイの遺跡を見た時に居酒屋やパン屋の跡が映し出されたけれど、そこにも石で積まれたカウンターが。
私の実家の近所には「レンガ場」と呼ばれたレンガ工場の跡があり、ホフマン式の窯がありました。幼い頃、こっそり潜り込んだレンガ場は秘密基地のようでドキドキしたものでした。
そんな記憶を加減乗除して、あ~だ、こ~だ・・・。

店の玄関を入ると・・・目の前にレンガのカウンター。これに決定。

作り方としては、ブロックに鉄筋を入れてモルタルで目地を入れながら1mくらいまで壁のように積み上げ、その手前(玄関側)にベルギーレンガを目地を入れながら壁のようにブロックと同じ高さまで積み上げようと思います。ブロックとレンガの2重構造。上手くいくかな~。

まずは横のライン。ブロック11個分、5段。
ホームセンターで1個98円のブロック(ブロックも何種類かあるんですってね。私が買ったのはコーナー用だそうよ。ガーン。コーナー用70個買っちゃった。ガーン。)と鉄筋、モルタルを購入。モルタルは楽してセメントと砂が混ぜてあるものを買っちゃいました。モルタル捏ねるのも初めてだからちょっとビビリ気味・・・・。

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2003年10月25日

浄化槽てんやわんや

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てぇへんだてぇへんだ、このままじゃ浄化槽埋めらんないよッ。
この辺の土地は、粘土層の下に更にコンクリートみたいに固い層があって、掘ると足元20cm下までじわじわと水位が上がって、捌けない。それって湧水地帯ってこと?
それじゃただ普通に浄化槽埋めたんじゃダメなんだそうだ。
あーじゃないこーじゃない、きゃー誰か浄化槽埋めてー!!!

水圧で浄化槽が動いてしまわないように。
蒸発散槽内に地下水が浸入しないように。
そういう施工の問題を解決するため、はるばる京都から日本バイオテクノ株式会社の社長がやって来た。
現場には設計長をはじめ、現場監督、施工する設備屋さんが集まり、私達は緊張していたが、ほどなくして問題は片付いた。
それはすべて社長と設計長の話し合いによって導かれた結果だが、まるで映画のワンシーンを見るようだった。
社長のお顔立ちはロバート・デ・ニーロそっくりで、オールバックを決めてステッキを片手に豪快に話されるダンディ且精悍なその姿は映画セント・オブ・ウーマンに登場するアル・パチーノを彷彿とさせる。設計長は軽いジョークを挿みながら重要な話を進行させる、そこは私達には立ち入れない、大人の領域なのだった・・・・・。
因みにウチの土地は湧水地帯というわけではなく、いわば流水地帯、地下を、山の上からの水が流れているのだそうだ。ということは、土の中は凍るほどには温度が下がらない、マイナス5度で冬眠しちゃうという浄化槽内の微生物くん達も居眠りせずに働いてくれそうだ、土地の傾斜も利用して、浅めに埋設して盛り土しよう、概ねそんな計画で、いよいよ施工開始、である。

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