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2006年07月 ARCHIVES

2006年07月01日

デッキの作業中に妄想

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夕方、何となく体が怠くて窓の外の椅子に腰掛けた。微かに吹く冷たい風が気持ちよかった。
椅子に凭れて見上げると屋根から草が垂れていた。
屋根の土はたくさん風で飛んでった。それでも草は増えている。
先に目を移すとヒヨドリが2羽、羽繕い。
彼らは黙々と羽繕い。

僕が腰掛けた椅子はデッキが出来る場所にある。
ここには去年よりひと回り大きくなったグミの木がある。
剪定をしないから栄養を分散させてしまったのか、枝は細く長く伸び、
消え損ないの透明人間くらいの軽い存在感で、戯けた姿に成長している。
雨に濡れると頭を垂れる。少しの風でも大袈裟に揺れる。
ゆらゆらと、ただ風に吹かれる木を、ただ眺めているのが心地好い。

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存在が軽いのはグミの木だけではないようで、僕の目の前を雉がゆっくり歩いて過ぎた。
通りを渡る時は小走りに。
雉は牧草地に入った辺り、静かに虫を食べている。

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まだ夏至を過ぎたばかりだから外は7時くらいまで明るい。
足下に目をやると、大量に咲いたシロツメクサに蟻と小さな蜂のようなものが集まっていた。
今まで気にしなかった虫の音が脳まで届く。
ヒヨドリの落ち着いた時のチュルチュルの声、ウグイスの投げやりなウーッケッキョ。
コーヒーを啜りながら微睡んでいたら2時間近くも過ぎていた。
デッキが出来たらこんな時間も楽しんでもらえるんだろうか、と、今日も妄想に耽るのであった。

2006年07月14日

パーゴラを眺めながら

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湿度を測れば90%、雨と霧の間を行ったり来たりな毎日です。
2つめのパーゴラやデッキ作りは休憩中。しかし、植物たちはまんざらでもないようで割とスクスク育ってます。

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左端にはちょっとワイルドに車を突っ込んでます。地面の傾斜を均していないのでドアは自動で閉まります。(片側だけですけど...)
手前のパーゴラと建物との間に、高く伸びた細い樹が植えてあるんですが(見えにくいなぁ)、それは今年の春に植えたナツメです。うまく結実すといいなぁ。
そして、奥に見える薄茶色い「梁」が現在作りかけの目隠し壁&パーゴラです。ちょっと分かりにくいですね。

作りかけのパーゴラを眺めながら実感したこと。自然の景色の中に直線を一本通してみると景色がグッと締まるということ。好きな植物をアレコレ植えただけではそうはいかない。僕の偏見かもしれないが、農家の庭先には沢山の植物が植えられているが何処か庭木センターのように見えてしまうことがある。建築にとっては当たり前のことだと思うけど、庭作りでも、配置だけでなく、自然を美しく見せるための人工的な線、もしくは面というのがあるのだな、と再確認。僕ももっと意識しながら作らなければなぁ。

2006年07月17日

草屋根メモ

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今年は屋上緑化に向けて何もしていないのですが嬉しい事にちょこっと花が咲きました。

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昨年の秋に比べると、だいぶ賑やかになっていると思いますが、まだまだ。

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冬に積もった雪が溶けてからの強風に、かなり土が飛ばされてしまいました。防水シートが見えています。このままだと紫外線でシートが劣化してしまうので、また土を載せなければ・・・。
何となく木になりつつある植物です。植えた記憶はありませんから、何処からか飛んできたのでしょうね。なんだろう。しばらく見守りたいと思います。

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以前に廃材で作ったスノコの周りは、種が守られていたようで密集しています。そうか、こういうものをおいたり、土の上にネットを被せたりするのは、豪雨や暴風の影響を受けやすい屋根面では有効なようですね。

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