マドレーヌ広場近くのショッピングなどで賑わうエリアにあるパリ絵画館、ピナコテーク・ド・パリ。2007年に開館し、2011年にはすぐ近くにピナコテーク2も開設。どちらかだけ見ることもできるけど、セットのチケットを学割で購入。ここは常設よりも企画展が魅力の美術館で、面白そうだから是非来てみたいと思っていた美術館の1つ。この日はピナコテーク1では「VAN GOGH-Rêves de Japon ファンゴッホ・日本の夢」展、ピナコテーク2では「HIROSHIGE-L'art du voyage 広重・旅の芸術」展が催されていました。たまたま日本に関連のある企画なのかな、と思ったら、割りと日本贔屓の美術館でいらっしゃるようで、ありがたいことですねぇ。
オルセーやルーブルなどでの常設展は観光客が多いけれど、こういった企画展は地元の人のほうが多いみたい。作品の見方もじっくりゆっくり見る感じ。
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広場に観覧車ができていた。
ゆっくりゆっくり回ってる。
more...... "夕暮れのコンコルド広場" »
夕方、エドワード・ホッパー展をやっているグラン・パレへ。
あれ?正面玄関が閉まってる.....と思ったら、ホッパー展の入り口はグルッと回ったグラン・パレ側面だった。あー、ビックリした。休みかと思ったー。
more...... "グラン・パレに予約しないで行ってみたけど....。" »
パレロワイヤルの近くにある気軽に入りやすいビストロでした。
どれもボリュームがあって人気があるらしい。料理は大体1皿10ユーロくらい。
これは肉しか見えないけどサラダで、砂肝のコンフィとプロシュートとフォアグラのパテが載ってました。なんだろうこのコンフィ、美味しい。
more...... "Bistrot Victoires" »
ヘミングウェイの短編集「移動祝祭日」には、ヘミングウェイが売れる前の時代の最初の奥さんであるハドリーや息子バンビくんと一緒に過ごすパリでの暮らしが描かれている。この本の中で、アパートに書斎のないヘミングウェイはいつもカフェで仕事(執筆)をしている。カフェには創作に必要なもの全てが揃っているのだという。本のなかでヘミングウェイが仕事場としてお気に入りだというクロズリ・デ・リラに行ってみた。
店に着いてみると想像していたのと違い、夕食時の入口だったせいもあるのかカフェというよりレストランみたいだと思った。せっかく来たんだから入ってみよう。
中に入り、ドリンクだけでもいいですか?と聞くと、左手奥にあるバースペースを指し、どうぞ、と言われた。
more...... "ラ・クロズリ・デ・リラとヘミングウェイとグロッグ" »
夜来たときに、朝何時から開くのか聞いておき大体その時間に合わせて来てみた。すでに50人程度並んでいたけど、やはり朝のほうが列の進みが早かった。それでも小雨の降るなか1時間近くは列に並んで待っていたように思う。さすがパリでも評判の高かったホッパー展、マドリッドにあるティッセン=ボルネミッサ美術館とここグラン・パレの2カ所巡回だったそうで、本来ならばこの日が会期最終日前日だったのだけど、グラン・パレでは1週間延長したうえ開館時間は夜11時までとなったのだそうだ。
ラッキーだったのは、パリのこういった国立の施設には無料のwifiが飛んでいるので、メールの返信やfacebook、翌日に乗るニース行きの飛行機のインターネットチェックインも済ますことができたこと。並んでいる時間は苦もなく過ぎた。
玄関前、円の手前に並ぶ列が予約していない人達で、円の向こうはオンライン予約した人達の列。予約してもあれだけ並ぶというのがよく分からないのだけど.......意外なのは、みんな文句も言わずに楽しそうにお喋りしながら並んでいることで、これが日本だったら、まだかしら、まだかしら、一体何やってるんだ、責任者はどこだ、と言う人が居そうなものだけど、そんな怒りを見せる人が少なかったこと。
入場制限しているだけあって、会場に入るとゆっくりと作品を見ることができた。1906年から1914年のイラストレーション、パリ時代、アメリカ初期のテーマ、1915年から1928年のエッチング、1923年から1930年の水彩、1924年から彼が亡くなる前年1966年までの油彩と分けられて展示されている。作品数は多く内容の充実した素晴らしい展示でした。
more...... "HOPPER/グラン・パレ国立ギャラリーGaleries nationales du Grand-Palais" »
セーヌ川沿いの家庭的な雰囲気のビストロようなレストランでランチ。
お店の人が自然な感じにフレンドリーで明るく、また親切で居心地のいいお店でした。
遅い時間のランチで空いてたけど、夜は満席になるらしいです。
more...... "Le Trumilou" »
パリ滞在の最終日、日曜の午後。
シテ島からぶらぶら歩きながらポンピドューセンターへ。
パリ市庁舎前の特設のスケートリンクを横目に、大きなシャボン玉を作るおじさん、スチールギターを美しく弾くイケメンに群がる人達、少し離れたところでアコーディオンでシャンソンを弾くおじさん、飛ぶカモメ、回るメリーゴーランド、転び泣きわめく子供、白いオープンカーに乗った中国系の新郎新婦とそれに続く高そうなベンツに乗った何台もの中国系の人達、ボブディランを歌うアコギ弾き、絵に描いたようなパリの恋人たち、甘い匂いのポップコーン。心地よくもあるこの日曜の午後の賑やかさ。
歩いている時っていうのは、頭の中では何か考えていることが多くて、例えばこの時の場合、古代のものを残しつつ現代までの堆積を並べるということは複雑な眺めを生むことで、この先、時代の堆積に比例して今よりもっと複雑なものになるのかもしれないよね。より複雑な芸術表現と、それに抗うようにシンプルに表現しようとするこの2つはどちらも現代的な表現で、現代美術や現代音楽に触れて、なんじゃこりゃ、と思うこともあるけど、このくらいじゃないと現代では癒されないし、現代は表現できないということもあるでしょう。作ってる方はそんなこと考えてなくても鑑賞者は求めているかもしれない。
なんてことを考えながらポンピドューセンターに着いた。
more...... "Centre Pompidou ポンピドューセンター" »
滞在先のホテルのレセプションのムッシュおすすめの公園で、行ってみたら言ってた通りのナイスビュー。旧市街と海を一望出来る絶景ポイントなのでした。
more...... "ニースの城跡公園 Parc de la Colline du Chateau" »
旧市街から近い場所にあるニース近代・現代美術館。ありがたいことに入場無料。
モダンとコンテンポラリーという名の通りのコレクションで、クリスト、ラウシェンバーグ、ギルバート&ジョージ、ステラ、などなどが少しずつ、そしてニース出身ということでイヴ・クラインとニキ・ド・サンファルは大きなブースに多くの作品が年表付きで展示されていました。こういう地元に縁の作家のコレクションを展示するのは地方都市に多いですけど、コンテンポラリーでは珍しいですね。
美術館のサイトを見ると企画展もあるみたいだけど、僕が行った時は常設のみでした。
more...... "ニース近代・現代美術館 Musee d'Art Moderne et d'Art Contemporain " »
少し離れた静かな住宅地にあるMusée des Beaux-Artsは観光の中心地からポツンと離れているからか観光客が少ないらしい。でもいい美術館だと思う。ここもありがたいことに入場無料。
ルネッサンスから19世紀までと幅広いコレクションが程好い間隔で展示されてました。
年代は幅広いけれど、コレクションは1人の纏まったものがあったり、ちょっとマニアックな感じがあって、個人的にはそこが魅力的だったりもする。
知らなかったんですが、ヴァン・ルーというフランス宮廷画家の一族のコレクションがあったり。ポスターで有名なジュール・シェレのコレクションも多く、ここはかつてはジュール・シェレ美術館という名前だったらしい。また、ひと部屋まるごとラウル・デュフィだったり、ギュスターヴ=アドルフ・モッサだったり。何れもニース出身などの絡みのコレクションなんだろうけど、質も高く、イタリアを想わせる建物の重厚で開放的な空間で見る心地よさはなかなかのものかと。
more...... "ニース美術館 Musée des Beaux-Arts de Nice" »
滞在先の最寄りの飲食店には飲みに行く、というマーキングに似たことを心がけておりまして、今回のお店はイタリアンでした。さすが、ニース風サラダ "Salade niçoiseサラド・ニソワーズ" はイタリアンでもあるんですね。
ニース風の定義は、ゆで玉子、アンチョビかツナ もしくは両方、ブラックオリーブ、トマト、インゲンなどの豆、ジャガイモなどを載せてヴィネグレットソースというものらしいです。
more...... "近所のイタリアンでニース風サラダ" »
コートダジュールでの移動の拠点に選んだニース。
ニースから出るバスはいろんな路線があり、また料金も安い。コートダジュールに点在する「鷹の巣村」と呼ばれる岩山の上のある小さな村に行くにもニースからのバスが便利で、1回1ユーロの路線だと、隣りのバス停で降りても、長い距離乗って山の上の村まで行っても同じ1ユーロ、路面電車も含む乗り放題チケットもあるから使い方によってはとてもお得なのだと思う。路線と時刻表は現地のバス停に貼ってあるものと同じものがインターネットで見られる。
海岸に沿って横方向に移動する場合はフランス国鉄SNCFの方がやはり早い。今回行ったモナコ、マントン、カップマルタン、カンヌなどは鉄道で移動した。鉄道は途中下車できると聞いたので、ニースからイタリア国境近くのマントンまでのチケットを買い、モナコとカップマルタンで途中下車して散策。念のため、チケットは窓口で買い、途中下車できるのか聞いてから乗りましたが。
世界的な観光都市は公共の交通機関が充実している上に安いね。僕の住んでいる那須高原ももう少し公共の交通機関が充実するといいな。
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コートダジュールの一画にある世界で2番目に小さい国、モナコ公国。
折角だから途中下車して、シャルル・ガルニエ設計のカジノの外観でも見つつ、その小さい国をぶらっとしてみよう。一度見ていればモナコグランプリを見る時に(テレビ見ないからほとんど見たことないけど)映像を肴にひと晩おいしく酒を呑めるんじゃないか、くらいに思ってみる。
駅は山の斜面にあり、プラットフォームはトンネルのなか。裸電球を使っただけのシンプルな素材なのにゴージャスにみえる。
駅を出ると坂を下る。海までずっと斜面になっていて、その斜面にはブティックや邸宅、マンション、ホテルが所狭しと立ち並んでいる。この国の住人の80%くらいは外国からのお金持ちらしい。個人に所得税を課さないというこの国のルールが彼らを招いているんだろうか。港にはクルーザーがぎっしりと泊まり、カジノ前には高級車が止まっていた。
ゴミが落ちてないし、落書きもない。
物価は高いが犯罪が少なく夜でも安全なのだそうだ。
more...... "モナコのガルニエとミモザ" »
コルビジェの休暇小屋を見ようと思い無人駅のカップマルタンで途中下車。
休暇小屋の内部は週2日のロクブリュヌ・カップマルタンのガイドツアーに参加しないと見られないけれど、外部は自由に見られる、と日本で買ったばかりのガイドブックに書いてあった。ガイドツアーは苦手なので外部だけ見られればいいや、と思っていたら、そうでもなかったし、通り過ぎてしまって随分遠回りもした。
まぁ、そんなこともあるさ、ということでコルビジェの休暇小屋の場所までの散策風景。
誰もいない。ホントに無人駅。
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イタリアとの国境近くの町、マントンに着いた。
公園、街路樹、あちこちにオレンジが実っている。
オレンジといえば食べものじゃないか。街のあちこちに食べものがぶら下がっている。
それだけでなんて豊かなんだろう、と思ってしまう。
マントンにはジャン・コクトーを見に来た。
ここにはコクトーの美術館が2つと、市庁舎内にコクトーの手掛けた"婚礼の間Salle des Mariages"がある。まずは市庁舎へ行こう。
市庁舎は2時まで昼休み、着いたのは2時ちょうどだった。
more...... "マントン市庁舎・コクトー婚礼の間 Salle des Mariages de l'Hôtel de ville, Menton" »
貯水槽の水道ポンプの故障のため、2、3日店を休むことになったので、ボケーっと休んでいても生産的ではないから、急遽、前から気になっていた所を、作り直すことにしました。開店時に、カウンターの端材でスタンディングカウンターのつもりで作った部分が、奥行きが少なかったためにすっかり棚として定着。まあ、木っ端で作ったんだから仕方ないし、棚なら棚でいいか、と思っていたけど、本棚の収納スペースが足りなくなったこともあり、この休みを使って本棚を兼ねた実用的なスタンディングカウンターにしようと思う。
まずは、ホームセンターで集成材と2×6材を購入。
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こんな感じになりました。
外した棚のビス跡はパテしてから壁と同じ白ペンキで塗りました。
ちょうど壁面のギャラリーの展示替えがあるので壁も全部塗りました。
天板のワックスのノリが悪かったので、近いうちにもう一回塗ろうかな。
まだ本が疎らですが、きっとまたいっぱいになっちゃうんでしょう。
塗装はいつものオスモカラーのワンコートオンリー。うちの窓の木製サッシ、ドア、棚、カウンター、全てオスモです。窓枠と玄関ドアはスカンジナビアレッドですが、棚や室内ドアなどはローズウッド。今回も含め、カウンターの天板だけはローズウッドの上に黒いエボニーを塗ってからオスモのクリアワックスで仕上げました。
木製サッシにオスモが使われているのはアイランドプロファイル社の仕様であり、またその窓がハーフビルドしやすいBe-h@usの窓のデフォルトだったので統一したのですが、それ以来使い続けています。
more...... "本棚付きスタンディングカウンター" »
マントンのコクトー美術館の近くにあるサンミシェル教会が午後3時から5時半だけ見学出来るというので行ってみました。マントンという街は絵になりますね。
この街は冬でも最低気温は6度以上あって1年のうち300日以上は晴れているらしい。そういう気候でなければレモンやオレンジは育ちにくいんだそうで、フランスにおけるレモン生産量の7割はここマントンなのだそうだ。町の中心部ではこの何週間か後に開かれるレモン祭りの準備が進められていた。
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眩しいくらいの陽射しを浴びる海岸沿いの遊歩道、プロムナード・ドュ・ソレイユ(太陽の散歩道)の先にコクトー美術館がある。17世紀に建てられ廃墟の様になっていた海辺の要塞を、コクトー自身が市長と交渉し、細部に至るまで指示し作られたという彼自身の美術館"Le Bastion"、通称、城塞美術館。
美術館と表記されているし、僕もそう書いたけど、コクトーは美術家という訳ではないと思っている。まず彼は詩人であって、劇作家、小説家、映画監督、評論家、画家でもある彼の表現は全て詩的であり、彼の作ったものは全て ひとつの詩のようだ。この建物のハード、ソフトとも彼の表現であり、この建物が存在することさえ詩的なことに思える。
more...... "コクトー美術館・Le Bastion城塞美術館" »