あけましておめでとうございます
あけましておめでとうございます。
2015年もよろしくお願いいたします。
うちの食卓は裸電球のようなスポットライト1つ。
かなり暗いので電球を近づけてみたらデジタルカメラが、これじゃぁ可哀想だと勝手に眩い写真にしてくれました。
おいおい、こりゃぁ、現実とかなり違う......と、思ったもののせっかくの厚意、そして何だか縁起良さそうなのでそのままにしてみました。年始のお気遣いありがとう、カメラくん。
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あけましておめでとうございます。
2015年もよろしくお願いいたします。
うちの食卓は裸電球のようなスポットライト1つ。
かなり暗いので電球を近づけてみたらデジタルカメラが、これじゃぁ可哀想だと勝手に眩い写真にしてくれました。
おいおい、こりゃぁ、現実とかなり違う......と、思ったもののせっかくの厚意、そして何だか縁起良さそうなのでそのままにしてみました。年始のお気遣いありがとう、カメラくん。
この何年かは元旦に初詣に行ってましたが今年は仕事始めの2日に那須温泉神社へ。
作務所にご挨拶してお札に屋号を書いていただいている間にお参り。
元日はいつも参道で並ぶけど、2日は空いてるんだなぁ。
スムーズでいいねぇ。
気温は氷点下、フリードリンクの樽酒がもうすぐフローズン、いい感じで冷えてます。
雪もほどほど、
おみくじも「吉」でほどほど、
ほどほどに良い年になりますように。
永瀬さんの殻々工房での個展は今回で3回目となります。
1回目は白い油絵の具のみでの作品群。
2回目は白い絵の具に少し青みがかった色が加わった絵画がメインでした。
今回はガラッと変わって画集を見て描いたものと庭の植物を見て描いた作品です。
昨年は美術展を見てのメモをサボっていたので、久しぶりに思ったことを飲み屋のおじさん目線でメモ。(シラフの状態です)
仕事場でMacBook Proと接続して愛用しているアンプOlasonic NANOCOMPO NANO-UA1からのスピーカーをJBL CONTOROL ONE から ELAC BS 72 に替えてみました。
ELAC BS 72は壁掛け金具が付いてないので棚を自作することに。
まずは庭の物置から放ったらかしの木っ端の中から、SPF 2×6材と集成材を拾ってきました。
木目に沿った方向に切るのは心地悪くて好きじゃありません。
汚れてるし、塗装します。
昨年末にドカッと降った雪はだいたい溶けたんですが、
緑化屋根からの雪解け水がポタポタ垂れて、
それが作りかけのデッキに落ちて凍って、
これが解けなきゃ防腐塗料も塗れないなぁ、と眺めがらの1ヶ月。
やっと緑化屋根からのポタポタも止み、木材の氷も解けたので作りかけですが塗料を塗りました。氷点下でもそれなりに濡れるもんだなぁ〜。
緑化屋根の下を見たら赤い実がちらほら。
屋根に生えてるクランベリー。
.............やっぱり寒い、タマランチ会長。
回想メモの書きかけに入れたままだった蔵出しです。
はじめてルーブル美術館に行った時は感動と興奮の熱に浮かされた状態で作品を鑑賞するというよりも見ただけであまり頭に入っていなかったような気がします。作品全部みてやる、という貪欲な気持ちもありましたし(笑
ようやく落ち着いて見られるようになったルーブルで もう一度見たいと思う作品が幾つかあり、その中の1つがこのレオナルドの作品群です。
ロンドンのナショナルギャラリーで「聖アンナと聖母子と幼児聖ヨハネ」を見た時に、これはまたルーブルに行って「聖アンナと聖母子」を見なくては、と思いました。
ナショナルギャラリーのデッサンは圧倒的な重量感と力強さが黒のみで作られています。
その迫力のデッサンの中に感じた少しの違和感というか倒錯した感じがルーブルの油彩の「聖アンナと聖母子」ではどう感じるのかを確かめたいと思っていました。
僕はレオナルドの作品のなかでは、この絵とナショナルギャラリーのデッサンが好きです。
見ていて飽きないのは未完成だからというところもあるのかもしれませんが、やっぱりこの絵、何か変わってますよね。
タイトルからすると、この二人の女性は、母と娘です。
まずはそこがそうは見えない。
親子というより同世代に見えるし、母アンナの膝のうえに娘とはいえ子持ちのマリアが乗っているというのも何だかおかしい。僕はレオナルドは宗教に熱心なタイプでないと思っているし、また人文主義になっていくのがルネサンスでもあるわけですから、この絵も、タイトルだけは宗教的なものだけど、意味しているものは違うんじゃないかと想像するのです。
そこで、現代の同性婚家庭の図としてみると、年齢差も、膝に乗せた親密な関係も納得がいく......一度そう思うと、もう そうとしか見えない(笑
物語として、マリアは性交なくしてイエスを出産するわけですから、これは同性愛の延長線上の姿にみる理想の姿として見えてもおかしくない。
そう考えてみると、レオナルド自身、生涯結婚せず、青年性愛に近い同性愛者であったわけですから、この場面を描くことと、そして完成させることなくアトリエで筆を入れ続けたことが繋がるように思えます。
余談として、レオナルドのデッサン力を推して見ると、この絵のアンナはマリアよりもすごく大きい女性に描かれていますから、アンナはこの場に実体として存在していないと考えることも出来るかもしれません。
ナショナルギャラリーのデッサンを見ると、ルーブルのよりも実在する女性二人が寄り添っているように見えますが、アンナに生気を感じず、少し怖かったりします。
さて、この「聖アンナと聖母子」への違和感から作られた ぼくの妄想レンズ越しに他の作品を見てみましょう。
生産者、加工業者、飲食店、消費者の間接的な繋がりを、マルシェスタイルで顔の見える繋がりにした地域交流型の食イベントを繰り広げている那須朝市が、Chusチャウスという常設空間を那須塩原市(旧黒磯市)に作られました。
1ヶ月近いプレオープンを経てのグランドオープン直前のオープニングレセプションにお邪魔しました。
雪の止んだ夜の黒磯の通りの中で Chusチャウスの明かりだけが一際明るく灯り、なかの賑やかさと外の静けさとのコントラストも併せとても印象的な眺めでした。
那須朝市の実行委員の数名が取締役となって会社を興し、元家具屋さんだった大きなスペースをシンプルに改装、農作物や加工食品の直売と地元の食材を活かした飲食スペースもありますが、それだけではありません。
元家具屋の特徴を活かした大きな空間を共有するゾーニングは様々なイベントに対応できそうでな作りで、オープンしてからはこの上階に簡易的に宿泊できるゲストハウスも作る予定なのだそうだ。
シンプルに再生されたハードの中には、経産牛をシンプルに調理して美味しく食すメニューもあり、食の繋がりと在り方を問うソフトを併せ持っているのが素晴らしいと僕は思う。
場所は黒磯の有名なカフェSHOZOの直ぐ近く、近隣には若い経営者による魅力的な店が増えているエリアです。
Chusチャウスだけのこれからでなく、近隣との相互作用が楽しみです。
ひと眠りして目が覚めたら冬季休業を使ってイタリアに行ってきます。
この写真は2002年にローマの橋の上から撮ったテヴェレ川。
ほかの写真に写っていたあの頃の僕を見ると、この13年で かなーりおっさんらしくなったものだ、と感心するのです。
テヴェレは古代ローマ建国の話のなかの、ロムルスとレムスの双子が流された川ですから紀元前8世紀には流れているとして、この時間の長さを思えば13年なんてあっという間です。
そのあっという間に、僕のおでこは広くなり、シワが増え、ずっしりした体格になっていたとは。
ま、酒ばかりのんでりゃ仕方ないかー。
この写真のころは、古河から那須に移住する準備の時期。
殻々工房のセルフビルドの記録を保存するため初めて作ったホームページのトップの写真がこれでした。那須でのカラカラの構想にいろんな面で影響を与えてくれた旅でもありました。そういえば、トイレのドアノブはこの街の金物屋で買いました。
ちゃんと着けるのかどうかまだ分かりませんが、帰れたらまた基本的に自分のための備忘録でも。
今回の旅の目的はルネサンスとバロック、そして仕入れ ときどきピザ。