先日、「ラギオールと、なんちゃってラギオール」という記事を書いたのです。
内容は、シャトーラギオールのソムリエナイフと同じメーカーだと思い込んでパリで買ったステーキナイフと、それとそっくりなベルギーのステーキナイフとの比較でした。
いつも通りfacebookにもシェアして、いつも通りに泥酔してから就寝、翌朝エントリー中の拡大写真を見直したら、これラギオールじゃないんじゃない? 疑惑が自分の中で浮上。
調べてみると、今までラギオールだと思っていたステーキナイフはライヨールなのだと判明。
.....しもうた、こりゃいかん! 嘘の情報を流してしまった!
とエントリーを非公開にし、お盆のドタバタを過ぎ、やっと書き直した次第です。
facebookに、いいね、やコメントしてくださった皆さま、ゴメンナサイ。
どうして間違ったのかというと自分の無知と不注意によるものですが、
トレードマークが似ていることと、スペルが同じなことも原因なのだと言い訳しておきましょう。(笑
これです。
ステーキナイフが自立しながったのでソムリエナイフでサンドしてみました。
両横がシャトー・ラギオールのソムリエナイフで、中央がジャンデュボ・ライヨールのステーキナイフです。
似てるでしょ?
サイズも一緒だし。
ラギオールとライヨールのスペルはどちらでも「LAGUIOLE」です。
この読み方の違いは方言のようなものだと説明されているサイトがありました。
ちなみに、ソムリエナイフでシャトーラギオールと共に有名なライヨールはフォルジュ・ドゥ・ライヨール。
これまた違うメーカーでこれまたよく似たステーキナイフを作っています。
どちらも同じ産地でラギオール村近郊の村、ティエールだそうです。
詳しくは画像入りで説明されているこちらのサイトをご参照ください。
”ラギオール?ライオール?”世界中がラブコールのテーブルナイフって?/ キナリノ
ラギオールナイフって特許がないからいろんな会社が作っていて、そっくりなものを作ったとしても訴えられることがないってことでしょうか。
さてここで改めて先日の記事を振り返ります。
まずは、これです。
上のナイフがパリのホームセンター「BHV」の冬のセールで6本50ユーロくらいで売ってたジャンデュボ社のライヨール。
3年くらい使ってます。
日に日に切れ味は落ちてゆきますが、はじめは切れ味が鋭すぎて、触っただけで何度指に傷を作ったことか。先日までは、さすがラギオール!と呟いておりました(笑
下のナイフはベルギーにあったオランダ発のホームセンター、というかニトリのような生活雑貨チェーン店の「HEMA」のセール品、6本セットで6ユーロだったステーキナイフ。
これまたそっくりでしょ(笑
見事なパクリっぷりに持ち帰って見比べたりなり思わず買っちゃったのでした。
しかし、1ユーロにしちゃかなり良く切れるんですよ。
っていうか1ユーロには見えないし。
半額セールだったので一応定価は2ユーロ、ということは230円くらい.........ん?半額処分ってことは230円でも売れ残ったってことです。
試しに半年くらい店で使ってみてますけど使用感は全く問題ないようで、むしろ、このナイフ良く切れる〜♪ なんて耳にした時にたまたまHEMAだったりするんです。
ニトリで買ったなんて言えない。(←いや、ニトリじゃないけど。)
HEMAのにはハチのマークはありませんし、刃のギザギザの深さも違います。
(上の画像をクリックすると拡大します。)
とはいえ、フォルジュ・ドゥ・ライヨールのソムリエナイフの背にもハチの彫りはありませんから、これはフォルジュ・ドゥ・ライヨールな感じにしたってことなの?
元々ラギオールって本物も偽物もないと思えば、だんだんとどうでも良くなってきたり。
とはいえ手に持った時の硬質な感じは明らかに違うんですけどね。
ダイソーだったらこれいくらで作れるんだろう(笑