« 2016年07月 | Main | 2016年09月 »

2016年08月 ARCHIVES

2016年08月04日

玄関前で作業しているといろいろもらえるのだ。

20160803001.jpg

このところ雑用が多くせわしくて、戸口の草木も放埒な成長を見せている。
足の踏み場のない部屋に居所を作るように雑用の隙間を拡げなければ、
床も時間も見つからないものなのだと思うこの頃。

今日こそはやるぞ、と作業着を着て戸口に立ってみる。
さすが8月、やや暑い。
まずはイメージトレーニング。
枝切り鋏を手に持ちながら半眼になり、
映画「シザーハンズ」のジョニーデップを思い浮かべる。
エドワードのように間髪入れずにシャキシャキ刈り込むのだ。
イエス、アイ キャン!

雪柳、日向水木、小手毬、梅桃、、
寄せ植えた庭木を迷いなくザクザクと刈り込んでみる。

明らかに刈り込みすぎたが、気にしない。
そう、シザーハンズのジョニーデップはいつもクールだ。
そういった意味でイメトレは成功していたと言って良い。

ふと、
見上げると玄関に掛かる木の枝に赤い実が2つ付いている。
そういえば、あれはプラムの木だった。
これはこれは、棚からプラム、ヒョウタンからプラム、早起きじゃないけどプラムの徳。

するとそこに、
近所の方が声を掛けてくるではないか。
振り返ると黄色い玉を持っている。

20160803002.jpg

夏子夏(ナツコナツ)というのだそうだ。
頑張ってるからお裾分けなのだそうだ。
プラムの収穫量よりも多いではないか。

するとそこに、
車が止まり、男が声をかけてくる。

more...... "玄関前で作業しているといろいろもらえるのだ。" »

2016年08月07日

那須野ふるさと花火大会2016

20160806001.JPG

今年は2年に1度の花火大会の年で、しかも今年はうちの奥様の誕生日。
花火が好きで毎年仕事が休みの木曜日にどこかで花火大会をやってないか探しては足を運んでいたのですが、今年は地元ということもあり休んで会場に行ってきました。
誕生日に好きなことを我慢しながら働いていただくこともないでしょう。

まずは4時くらいに花火大会の駐車場にもなっているドンキホーテに駐車。
すでに渋滞も始まりつつあり、スペースは続々と埋まっている様子。
まだ陽が高く、会場に行ってもるすることがないので、歩いてチャウスChusへ。
バースデー生ヨナヨナエールなのです。便乗、便乗。
打ち上げまでここで飲めるっていうのが嬉しいですよ。

杯を重ね、いい感じでほろ酔いになりました。
6時くらいにチャウスを後にし、会場へ。
疎らな人の波に乗り、黒磯公園を抜けて会場の河畔公園に到着、河原近くの芝生の上まで行き、持ってきた小さなビニールシートを敷いて準備完了。

そういえば、僕の育った場所でも大きな花火大会があり、同じ日に催されたようです。
会場から最寄りの臨時駐車場となっている小学校の隣が僕の家だったので、歩いて会場へも行けたのですが、小さい頃から毎年家の前に縁台を出して、蚊取り線香を焚き、昼に買ってきたおやつやジュースを開けながら見るのが大好きでした。

20160806002.jpg

ここ黒磯の花火大会は露店の周りは人混みですが、
河川敷まで来てしまえばのんびりしたものです。
微かに那珂川の流れを聞きがなら、芝生に寝そべって見上げる花火もいいものです。

more...... "那須野ふるさと花火大会2016" »

2016年08月15日

ラギオールとライヨールと なんちゃって。


先日、「ラギオールと、なんちゃってラギオール」という記事を書いたのです。

内容は、シャトーラギオールのソムリエナイフと同じメーカーだと思い込んでパリで買ったステーキナイフと、それとそっくりなベルギーのステーキナイフとの比較でした。
いつも通りfacebookにもシェアして、いつも通りに泥酔してから就寝、翌朝エントリー中の拡大写真を見直したら、これラギオールじゃないんじゃない? 疑惑が自分の中で浮上。

調べてみると、今までラギオールだと思っていたステーキナイフはライヨールなのだと判明。

.....しもうた、こりゃいかん! 嘘の情報を流してしまった!

とエントリーを非公開にし、お盆のドタバタを過ぎ、やっと書き直した次第です。
facebookに、いいね、やコメントしてくださった皆さま、ゴメンナサイ。

どうして間違ったのかというと自分の無知と不注意によるものですが、
トレードマークが似ていることと、スペルが同じなことも原因なのだと言い訳しておきましょう。(笑

これです。

20160815001.jpg

ステーキナイフが自立しながったのでソムリエナイフでサンドしてみました。
両横がシャトー・ラギオールのソムリエナイフで、中央がジャンデュボ・ライヨールのステーキナイフです。

似てるでしょ?
サイズも一緒だし。

ラギオールとライヨールのスペルはどちらでも「LAGUIOLE」です。
この読み方の違いは方言のようなものだと説明されているサイトがありました。
ちなみに、ソムリエナイフでシャトーラギオールと共に有名なライヨールはフォルジュ・ドゥ・ライヨール。
これまた違うメーカーでこれまたよく似たステーキナイフを作っています。
どちらも同じ産地でラギオール村近郊の村、ティエールだそうです。

詳しくは画像入りで説明されているこちらのサイトをご参照ください。
”ラギオール?ライオール?”世界中がラブコールのテーブルナイフって?/ キナリノ

ラギオールナイフって特許がないからいろんな会社が作っていて、そっくりなものを作ったとしても訴えられることがないってことでしょうか。

さてここで改めて先日の記事を振り返ります。

まずは、これです。

201606161001.jpg

上のナイフがパリのホームセンター「BHV」の冬のセールで6本50ユーロくらいで売ってたジャンデュボ社のライヨール。
3年くらい使ってます。
日に日に切れ味は落ちてゆきますが、はじめは切れ味が鋭すぎて、触っただけで何度指に傷を作ったことか。先日までは、さすがラギオール!と呟いておりました(笑

下のナイフはベルギーにあったオランダ発のホームセンター、というかニトリのような生活雑貨チェーン店の「HEMA」のセール品、6本セットで6ユーロだったステーキナイフ。


これまたそっくりでしょ(笑
見事なパクリっぷりに持ち帰って見比べたりなり思わず買っちゃったのでした。

しかし、1ユーロにしちゃかなり良く切れるんですよ。
っていうか1ユーロには見えないし。
半額セールだったので一応定価は2ユーロ、ということは230円くらい.........ん?半額処分ってことは230円でも売れ残ったってことです。

試しに半年くらい店で使ってみてますけど使用感は全く問題ないようで、むしろ、このナイフ良く切れる〜♪ なんて耳にした時にたまたまHEMAだったりするんです。
ニトリで買ったなんて言えない。(←いや、ニトリじゃないけど。)

HEMAのにはハチのマークはありませんし、刃のギザギザの深さも違います。
(上の画像をクリックすると拡大します。)

201606161003.jpg

とはいえ、フォルジュ・ドゥ・ライヨールのソムリエナイフの背にもハチの彫りはありませんから、これはフォルジュ・ドゥ・ライヨールな感じにしたってことなの?

元々ラギオールって本物も偽物もないと思えば、だんだんとどうでも良くなってきたり。
とはいえ手に持った時の硬質な感じは明らかに違うんですけどね。

ダイソーだったらこれいくらで作れるんだろう(笑

more...... "ラギオールとライヨールと なんちゃって。" »

2016年08月22日

Bar 殻々工房 のボトル棚卸し

20160821002.jpg

たまに電話の問い合わせで、
そちらに〇〇〇〇というお酒が置いてあるって聞いたんですけどまだありますか?
というのがあるんです。
今年になってからは何回か。

隠し持っているお酒もありますけど(笑、ほとんどは売りもので 飲みものですから、ここはひとつ公開棚卸しでもしてみようかなと思います。
奥の方で忘れられちゃってるのがあるかもしれないしね。

よくこういった飲み屋によるネットでのお酒の紹介は価格を伏せたりしますから、
そこも公開してみようかと。
目の前に飲んでみたいお酒があった時に多くの人は価格が気になりますでしょ。
バーってメニューにないお酒の方が多いものです。

ただ1杯あたりの価格はその時の仕入れ値によって変動することがありますから、あくまでその時の提供価格としてご参考までに。

仮に1杯3500円のお酒があるとします。
うちには1杯350円のお酒もありますから、それに比べたら3500円は高いです。
しかし、350円のお酒を10杯飲んでも得られない幸福感が3500円のお酒にあることもあるし、350円のお酒を10杯飲んだほうが取れる疲れもありますよね。
どちらでもお会計は一緒です。
原価は350円のお酒の方が安かったりします。
お酒の高い安いは個人的な尺度の問題だったりもしますから、その辺りは恐れずに参ります。

more...... "Bar 殻々工房 のボトル棚卸し" »

2016年08月23日

ザ・フェイマスグラウス The Famous Grouse

201608222001.png

ザ・フェイマスグラウス The Famous Grouse....45ml 500yen

殻々工房でスタンダードとして使っているブレンデッドスコッチウイスキーです。
水割りやハイボールで指定がなければこれを使います。
癖がなく甘みがあり飽きのこない味だと思っています。

発売当初「ザ・グラウスブランド」として売り出されたこのウイスキーは狩猟を趣味とした上流階級を意識して、狩猟のターゲットとなる雷鳥(グラウス)を名前に入れたという話があります。そうれが良かったのか味が良かったのか、このウイスキーは人気となり、あの有名な雷鳥のウイスキー、と呼ばれるようになったことから、「ザ・フェイマスグラウス」に改名し他とのことです。
あ......あんまり薀蓄たれてるとこのあとお酒のアップが続かないのでこの辺で(笑

wikipediaによれば、キーモルトはマッカランとハイランドパーク。
ちょっと前にリニューアルして蒸留所見学もできるようになったグレンタレット蒸留所で作られています。行ってみたいね〜。

2016年08月24日

ゴードンズ Gordon's

201608231001.png

ゴードンズ Gordon's....45ml 350yen
Gordon's&Tonic....550yen
Martini....700yen
Dry Martini....800yen

蒸し暑い日はジンベースのカクテルをよく作ります。
ジンには解熱や利尿作用がある薬として作られたという話がありますから、冷凍庫でキンキンに冷えたジンでカクテルを作れば、グラスの表面も涼しげに曇り、飲めば体の中から涼しくなるような気がします。

カラカラでジンベースのカクテルを作る時のスタンダードはゴードンズです。
自分が美学校に通っている頃からよく飲んだお酒です。何せ安いですから(笑
愛着を持ちはじめたきっかけは、映画「スティング」でした。
ロバットレッドフォード扮する詐欺師が酔ったふりしてポーカーをするのですが、ボトルのジンを顔に掛けて酒臭くして、水で薄めたゴードンのボトルを手に、薄まったストレートを何杯も煽る、煽る。
ゴードンを使ったカクテルの出てくる映画の代表としては、やはり「カジノロワイヤル」でしょう。
ジェームスボンドが注文するマティーニは、ステアではなくシェイクで、ゴードンを3、ウォッカを2、リレを1/2。

マティーニやジントニックを褒めていただくことはあっても、ジンをストレートやロックで飲む人から、やっぱりゴードンが美味しいね、っていう声を聞いたことがありません。
でも、それでいいんです。
カラカラのスタンダードはゴードンズです。

2016年08月26日

ボンベイ・サファイア Bombey Sapphire

20160826001.png

ボンベイ・サファイア Bombey Sapphire....45ml 450yen

たまにイベントでカクテルを作りに行くことがあるのですが、
その時に使っているジンはボンベイ・サファイアです。

いつもカラカラで使っているのはゴードンズですが、出先や屋外ではジンを冷やせないことが多くて、出来上がりがちょっと水っぽくなっちゃうんですよね。
サファイアはアルコール度数が47度でちょっと高め。
それを感じさせない爽やかな飲み口でいて常温から作っても水っぽくならずにむしろちょうどいいというか。

ジン特有の針葉樹のようなジュニパーの香りが穏やかで、まぁ、何といってもボトルがお洒落よね。

ボンベイはインドの地名、かつてのムンバイ。
イギリスの統治下にあったインドではマラリアの予防としてキニーネ入りのトニックウォーターで割ったジントニックが医療目的で飲まれていたそうで、それに関係して付けられた名前なのだそうです。ラベルの女性のモデルはきっと当時の女王、ヴィクトリアなのでしょう。

2016年08月27日

ボンベイ・サファイア・イースト Bombey Sapphire East

20160827001.png

ボンベイ・サファイア・イースト Bombey Sapphire East....45ml 600yen

スタンダードのサファイアに、
タイ産のレモングラスと、ベトナム産の黒コショウを加えたんですって。
東南アジアの植物を加えたからイーストなのだそうです。

アルコール度数はイースト方が5度低く、香りも爽やかで後味スッキリ。
お値段はイーストの方が高いからか、あまりリピートしてない一本です(笑

最近はジュニパー多めが流行りだからね。。

2016年08月29日

ブルージュの小さな魚市場

201608182001.jpg

ホテルから最寄りのバス停がフィスマルクトVismarktという名で、その前にはちょっとした広場がありました。
その四角い広場には、石造りの柱で屋根つきの柱廊のようなものが四角く建ち、その下には石のカウンターがありました。

翌朝通りかかるとそのカウンターで魚を売っている店が2軒。
そうか魚市場なんだ。フィスVisは魚でマルクトmarktはマーケットとかマルシェと同じ意味じゃないか。ほんのちょっとだけ齧ってきたオランダ語の教本を思い出しながら納得しました。

201608182002.jpg

ブルージュは海が近いからきっと魚介が美味しいに違いないと思ったけど、平台に乗せられた魚を買ってもホテルの部屋では調理できないよなぁ。
眺めるだけ眺めて、とりあえず諦めてみる。

美術館を十分に見た帰り、広場に戻ると魚屋はほぼ店仕舞い。
広場に面してオープンしている何軒かの店が目に止まりました。
オフシーズンだからかクローズしているところが多いけど、開いている店の1つにちょっとしたシーフードレストランのようなスペースを併設した、魚介の総菜屋さんみたいな店があった。

小綺麗な店内で、持ち帰れそうな惣菜が並んでいる。
ここで幾つか買って帰って、それを肴にビールを飲もう。

店のおばさんに教えてもらいながら幾つか購入。
すぐにホテルに戻りました。

201608187001.jpg

魚介ってちょっと上がるなぁ〜。
特に殻付きの魚介って、皿に盛っただけで複雑な造形の面白さから視覚が刺激され特別な盛り付け技術がなくてもテーブルが華やかになる。

201608187002.jpg

名前はわからないけど海老は臭みもなく美味しかった。
手前の小さな巻貝も見た目通りの食感で味付けもシンプルで美味しい。

201608187003.jpg

この茶色いのはウナギなのだそうだ。
買うときに店のおばさんから何度も、酸っぱいよ、って念をおされた。
食べてみると刺激的に酸っぱかった。ウナギのまわりを透明なゼリーが覆っていたからウナギのゼリー寄せとでも呼ぶんだろうか。
日本だったら砂糖を入れそうなところだけど甘さはない。全くない。
鋭い酸味に僕は途中でギブアップしたけど、お酢好きのうちの奥さんは美味しかったそうだ。

201608187004.jpg

イワシの何か。
食べた食感はヌルッとしている。
かぶりつくのはちょっと気持ち悪いけど、味は嫌いじゃない。
マリネのような酸味はなく、ナンプラーのような匂いと塩味ががある。オイルサーディンのような加熱した食感はない。とはいえアンチョビのような発酵とも違い調理としての半生感がある。
オニオンのアクセントが絶妙。これは、美味いよ。
一応、店のおばさんにこのまま加熱しないで食べられるのか聞いておいたからこそ、それほど疑問を持たずに食べられたのだろう。
ウナギのゼリー寄せのほうが上品な料理に思えただけ、どうも僕にはこっちのほうが好みのようだった。
いやぁ、酒が進む。
ビールもいいけど、ウイスキーやジンも合いそうだ。
そうだ、ここはベルギーだけどジンの発祥の地オランダの言葉を話すんだから、ジュネバを飲んでも良さそうだ。

more...... "ブルージュの小さな魚市場" »

2016年08月31日

スター・オブ・ボンベイ Star Of Bombay

20160830001.png

スター・オブ・ボンベイ Star Of Bombay....45ml 900yen

2015年冬に発売されたボンベイのプレミアムジンです。
ボンベイサファイアにイタリア産ベルガモットとエクアドル産アンブレット(ムスク)シードをプラスしたそうで、柑橘の香りが強く後味なめらかなジンです。

ゆっくり味わえるちょっとリッチなタイプのジンですね。
隣にあるイーストのボトルの方が小さく見えますけど1リットル。
スターオブボンベイは750ミリリットル。うーん、ボトルもリッチ。

カクテルよりもロック、冷やしてあればストレートがおすすめです。

BLOG News → Twitter

iconmonstr-twitter-3-32.png  iconmonstr-facebook-3-32.png  


About 2016年08月

2016年08月にブログ「KARAKARA-FACTORY」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2016年07月です。

次のアーカイブは2016年09月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.34