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2016年09月 ARCHIVES

2016年09月02日

カラカラカウンターを改造するのだ。脚と目隠し、そのうち収納。

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カウンターを改造しようと思って木材を購入したのが2ヶ月前の6月下旬。
とりあえず片面だけオスモを塗って外壁に立てかけ、ずっと雨晒しにしておりました。
夏は全く手を付けらなかったけど、いい加減 そろそろ組み立てなければ。
まずは天日で虫干し。

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今回の改造箇所はこの部分。
写真は外でオスモを塗った木材を2本嵌めてみた状態です。
カウンターの天板は1m×5mの興和のクロスプレスで、この80cmくらいを脚なしのキャンティで使っておりました。15年前の僕のセルフビルドでの流行りだったんですよ、覚えたてのキャンティが(笑

耐荷重的には今でも問題ないのですが、このエンド部分ににプールの飛び込みジャンプ台のように力を加えると、全体的にボトルが震えるのがずっと気になっていたので、いつかは.....と思っておりました。
カウンターの脚とカウンター内部の目隠しを兼ねた壁を作ろうかと。

まずは、用意していた木材を脚のように嵌めてみて位置をだいたい決めて、この板を固定する垂木を固定します。

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垂木越しにそのままビスを打って床のコンクリートに目印をつけて、そこに振動ドリルで穴開けて、プラグを打ち込み、垂木をビス止めしました。
天板にも同じ長さの垂木を固定しました。

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板を止めて裏から見るとこんな感じ。
うーん、板は両面塗装しておくべきだった。あとでね(笑

またの機会を見て、この下はカウンター内部からの収納になる予定です。

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脚の目隠し壁。
うーん、目隠しの長さがもうちょっと欲しいな。
でもあまり長いと出入りが大変かも。悩む。

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で、延長しました。
この角度から見るとスイングドアの隙間が見えて気になっちゃったので仕方がない。
いやぁ、酒屋さんから納品しにくいって言われそうだな(笑

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木っ端置き場にあった木材で天板をつけます。
ダボにしときましょう。

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ダボしてから気づきましたが、
この木っ端、当て木にしていたみたいで金槌跡がこんなに(涙
1分間放心して......気にしないことにしました。そう、立ち直りが早いのです。

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塗装も終わらせて、まずは終了。
営業時間にも間に合った〜♪

続きはまた今度。

2016年09月03日

ビーフィーター Beefeater

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ビーフィーター Beefeater....45ml 350yen

ただ今、営業時間過ぎの閉店待ちでしてね。
近くにあったボトル越しにお客さんのいる店内(もちろんお客さんは写しませんが..)を写してみました。店内に響くカシャっという疑似シャッター音。
たぶんまだまだ閉められそうにないので、お酒の復習でも。

目の前にあったボトルがビーフィータージン。
言わずと知れたジンのスタンダードです。ボトル前面にいる赤い制服の衛兵はヨーマン・ウォーダー(通称ビーフィーター)で王冠を保管しているロンドン塔を守っています。
彼らは国王主催のパーティーの後、残った牛肉の持ち帰りを許されたことからビーフBeefイーターEaterと呼ばれるようになったそうです。
そういえば何年か前、ロンドンのある施設の入口の看板に大きくビーフィーターが描かれていたのでジンの試飲ができるのかと思ったらロンドン塔で、なーんだと思いました。

ビーフィーターをジンベースカクテルのスタンダードにしているバーも多いと思います。
現在はペルノーリカールの傘下、日本へのインポーターはサントリーです。

ロンドンドライジンと呼ばれるジンの中で、ロンドンで作られているジンは少なく、ほとんどがロンドン以外の場所で作られています。そんな中、ロンドンに現存するビーフィーター蒸留所が2年前にビジターセンターがオープンさせました。一度行ってみたいですね。

あ、お会計だ。

2016年09月04日

ブルージュの風車と城門。

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ブルージュは街じゅうに水路が張り巡らされた中世そのままのような都市で、
その外周をぐるりと丸く大きな運河が囲んでいる。

外周の運河は大きな貨物船がゆっくりと通っていた。
運河に掛けられた橋はその都度上げ下げされる。
僕らの国では最近あまり見かけなくなった踏切と同じ感覚だ。
日常にはない風景だから、そんな彼らの日常を眺めているだけでとても楽しい。

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9世紀、外周の運河にはノルマン人の襲撃に備えて城門が作られた。
水路で作られた城郭都市のようだ。

ホテル近くのバス停からバスに乗り、最寄りの城門まで来た。
城門の先に白い風車が見える。
運河沿いには幾つか風車があるらしい。
この日は、ゆっくり運河沿いを歩きながら風車と城門を見ることにした。

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土手の上を歩いて風車へ。
天気が良くて気持ちがいいな。

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はしごの上のドアは鍵が掛かっていて開けられませんでした。

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土台の構造を見ると、この風車は風向きに合わせて回転できるんですね。

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あっちにも風車が見える。
両方とも運河を背にしているということはどちらも東を向いています。
動いてないから実際にはどうかわかりませんが、東から風が吹いてくるのかな。

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穏やかな運河だな。
魚釣りしてる人がいないから魚はいなんだろうか。

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茶色い風車に到着。
風車にはそれぞれ名前が付けられていて、これは聖ヤンスハイスというらしい。
さっきの白いのはボンヌ・シェールだそうだ。

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澄んだ空気と光。
この日のこの運河沿いの景色が、今回のフランドルで一番心地よいものだったかもしれない。

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晴れた日のフランドルの冬の光って硬質な明るさを感じます。

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2月に咲く桜。
近くにはベンチではうたた寝する老夫婦。

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2016年09月05日

ベルギーのチョコをチョコっとずつ食べ/Pralinette, The Chocolate Line, Godiva.

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この日、ブルージュを散策しながらチョコチョコ買ったチョコレートをビールのつまみに。

左の紙の上に載ってるのがプラリネッテPralinetteのチョコ、
奥がザ・チョコレートラインThe Chocolate Line、
手前のイチゴがゴディバGodivaでの買い食いの残りです。(笑

ピルスナーやホワイト系のビールはちょっときついけど、ダーク系のビールならいけるかも。

チョコレートラインの真っ赤なくちびるのは中からお酒のジンがトロリと出てきます。
他にもシソ味とか変わった味が多くて面白かったな。

どのショコラティエも対面販売で、駄菓子屋さんみたいに気取りのないところもあれば、ブティックや宝石店のように高級感のあるところもあって、買い物していて楽しいですね。
試食にサービスしてくれることも。
2、3個だけでも気軽に買えるし、お土産用にキレイな箱にパッケージもしてくれる。
お土産だったらパッケージデザインで選んじゃうかも。

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タンカレー Tanqueray

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タンカレー Tanqueray....45ml 500yen

聖職者だったチャールズ・タンカレーが職を捨て、ロンドンのブルームスバリーに小さな蒸留所を作り、このお酒を作ったのが1830年。
彼が20歳の時だそうです。
.....聖職者が、酒造りを目指したのが10代.....なんかいろいろ.....ま、いいか。

タンカレーはスタンダードでも豊かな香りと甘みがあってリッチなジンだと思っていたんだけど、最近はお値段プレミアムな銘柄が続々とリリースされるので正直ちょっと戸惑い気味なのです。
タンカレーファンなら買わないわけにいかないでしょ、ちょっと高くても(笑

この小さいボトルは随分前にまとめ買いした200ml瓶の最後の1本。

カラカラに頻繁に飲みに来てくださった方が、転職や転勤で引っ越される時にご挨拶くださることがあって、その方が飲み手だった時の餞別にお渡ししてました。

タンカレーのボトルは消火栓を模したデザインなので、
新しい職場で人間関係のトラブルがあった時は、家に帰って冷蔵庫でキンキンに冷えたこれを飲んでトラブルの種火を消しちゃってくださいね、と言ってね。
200mlなら飲みすぎにならないし。

このボトル、空港か向こうの酒屋さんでは売ってそうですよね。
でも手元にあるのはこれが最後だから、これは僕の分です。(笑

2016年09月06日

ノコヤスリ SHINTO

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木工ヤスリを探していたらamazonでベストセラーとのことで買ってみました。
SHINTO神東工業株式会社ノコヤスリ
S と L があり、これは S で1393円。

......これ、すごいですわ。

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表面がノコギリですよ。まるで凶器(笑
木材だけでなくプラスチックや金属(アルミなどの柔らかいもの)も削れます。
柔らかい木材なら大根おろしのように削れます。
あ、大根もおろしやすそう。

便利そうなのは、あと1、2mm削りたい、という時に鋸を使わなくてもこれで調整できそうだし、ホゾを作りたい時もこれでガシガシ削り出せそう。

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粗目面と細目面があります。
細目でも目詰まりせずガシガシ削れます。

削る方向である程度 滑らかにできましたが、仕上げが必要な場合はやっぱりペーパーかな。

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2016年09月08日

タンカレー・テン Tanqueray No.TEN

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タンカレー・テン Tanqueray No.TEN....45ml 800yen
Perfect TEN Matini (TEN des Matini)....1000yen

タンカレーのナンバーテンが発売されたのが2000年なのだそうです。
あの頃はもっとシャープな形のボトルでしたが、今はスタンダードの消火栓を模した形を意識してか、スリムな消火栓に見えるデザインになりましたね。
ナンバーテンはストレートで飲む方が多いので冷凍庫で冷やしてます。
もちろん常温のほうが香りがいいのですが、このほうが喜ばれるので(笑
炭酸系で割って飲むときはナンバーテンの豊かな香りを楽しめるようにトニックよりもソーダのほうがおすすめかもしれません。

マティーニはおすすめです。
テンで作る処方をタンカレーがパーフェクトマティーニと呼んで薦めていたレシピがあって、今でもたまにオーダーされます。
ただカクテルのスタンダードとしては、パーフェクトマティーニといえばドライジンにベルモットのドライとスイートを加えた処方ですので、オーダーが初見の方でしたらどちらか確認してからになります。
.....というか、テンでマティーニ、のほうが間違いないんですが(笑

タンカレー社には、創業から10番目に作られた小さい蒸留器が現存する最古のものだそうで、その呼称が「タイニーテンTiny Ten」。それに由来しての「No.10 TEN」。
フレッシュのボタニカルの香りを損なわないように少量ずつ生産されているようです。

最近はロンドン系のプレミアムジンが続々とリリースされ流行みたいです。
No.TEN発売当時、ロンドンジンのプレミアムといえば、流通量からしてビーフィーターのクラウンジェルよりもナンバーテンだったように思います。
今も美味しいお酒です。

2016年09月16日

ベルギービール研修という名の飲み歩き16/部屋飲み07

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ブルージュ最終の夜、この日も締めはマルクト広場奥にあるスーパーで調達してホテルで部屋飲み。

左がストラッフェ・ヘンドリック・クアドルペルStraffe Hendrik Quadrupel。
先日見学したハルフマーン醸造所のビールです。見学すると愛着湧くというか、ちょっと贔屓して手が伸びちゃう。この黒いラベルは甘いロースト香でゆっくり飲めるビールでした。
実はこの日のおつまみはブルージュを散策しながら買ったチョコレート。ビールと合うかなぁ、と思ったけど、このビールにはそれなりに(笑)合いました。

中央はパウエル・クワックPauwel Kwak。
ホントは専用のグラスで飲みたいところでしたが、そのグラスで提供してくれる古くからあるお店が冬季休業とのことで店前まで行ったけど断念。ビールは甘みと苦みを感じつつ、ちょっとアルコール高め。

右はオルヴァルOrval。
日本でも定番のトラピストビールです。
オルバル修道院の作るビールは2種類あるそうだけど流通しているのはこの1種類だけ、もう1種類は修道院内で飲む用だのだそうだ。場所はベルギー南部のワロン地方、フランスとの国境近くで西に進めばルクセンブルグ。
オルヴァルには「マチルドの泉の伝説」というのがある。
トスカーナのマチルド・トスカニー伯爵夫人がこの地を訪れ、谷にあった泉のほとりに腰掛けていたところ、 亡き夫の形見である結婚指輪を泉へ落としてしまった。 夫人は聖母マリアに祈りを捧げ「指輪がかえってきたならば、この地に修道院を建てます」と祈願した。 すると一匹の鱒が指輪をくわえ水面へと姿を現したという話だ。オルヴァルのラベルに描かれた魚と指輪がそれを物語っています。
今でもその泉の水を仕込みに使用しているとのこと。
これはやっぱり聖杯型のグラスで飲みたいですね。

タンカレー・マラッカ Tanqueray Malacca

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タンカレー・マラッカ Tanqueray Malacca....45ml 1400yen

1830年にチャールズ・タンカレー氏によって作られたタンカレーですが、
これは1839年のオリジナルレシピを再現しているそうで、タンカレーのスタンダードよりもジュニパーの使用量を抑え、シトラスの風味を強調しているそうです。
今よりも爽やかでフレッシュなシトラス香があったなんて意外だなぁ。
1999年にも発売されましたが数年で完売。
これは2014年に再度10万本限定で発売されたうちの1本です。

何本か買いましたが、限定にしてはなかなか無くならないなー、と思っていたところ、気がつけば軒並み在庫切れで、いよいよ終売となりました。
カラカラの在庫もあと僅か。
美味しかったね。

また次の機会を楽しみに。
でも、もうこれ以上高くならないでね(笑

2016年09月17日

メーカーズマークMaker's Mark

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メーカーズマークMaker's Mark....45ml 600yen


メーカーズマークの蝋封は全て手仕事で 昔はそれが3人の女性しかいないという話がありまして、その垂れ方を見ながら、これは....キャサリンのだな、とか言ったりする習わしが飲み屋にありました。
何ケースかに1本の割合でこのような垂れすぎが入っているという話もありまして、僕もその1本をゲットしてキープしているのです。
これは.......二日酔いのダグおじさんがやったんですかね(笑

そういえばインポーターがまだ明治屋さんだった時にメーカーズの勉強会に参加しまして、当時のマスターディスティラーが来日しての講義を聞いたことがありました。
最後には蝋封(ディッピング)体験があってやってきたのですが、
自分のは蝋の量が少なくてなんか意気地無しな感じになっちゃったっけ。
身の丈だわ。

2016年09月18日

ブルージュからゲントへ移動

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ヨーロッパって陸続きだけと国によってホテルのモーニングのボリュームが違いますね。
今回のブルージュでのホテルは僕らにしてはお高めだったのですが、オフシーズンでかなりの割引でお得だったので、そこで一番リーズナブルな屋根裏部屋に泊まりました。
ここの朝食はフルホットビュッフェで美味しかったです。

これだけあれば夜ならワイン1本飲めるんだけど、といつも思う(笑

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ヤン・ブリトーJan Britoというホテルなのですが、オフシーズンということでガーラガラ。
3日間の滞在でしたが、スタッフの対応は落ち着いていてフレンドリーで、心地よくのんびりできました。

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もともとは貴族の館だそうで、このレストランも趣があるというか、清潔だけど絶妙にやれていてブルージュの街の印象と被ります。
ブルージュはヴェネツィアよりも退廃的ではないけれど、やっぱり似た雰囲気がありますね。
ということで、また三島由紀夫がヴェネツィアを上手いこと表現した一節を思い出しておこう。

「建物がまた、健全な趣味の簡素な建物ではなく、バロックまがいルネッサンスまがいの装飾過剰のものばかりだから、こうした町の印象は、老貴婦人が、ボロボロのレエス、裾の腐りかけた夜会服を身にまとって、立ったまま死んでゆくのを見るようである」

読み返すに、ヴェネツィアの独特な暗さにはたまらなく魅力を感じます。
それに比べるとブルージュは健全だったな。

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ホテルをチェックアウトし、スーツケースを転がしてマルクト広場へ。

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見納めだなぁ〜。

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マルクト広場のヒストリウム前が駅に向かうバスのバス停です。

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2016年09月21日

ビーフィーター・バローズリザーブ BEEFEATER BURROUGH'S RESERVE

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ビーフィーター・バローズリザーブ BEEFEATER BURROUGH'S RESERVE....45ml 1600yen
Nanchatte Burrough's.....700yen


ビーフィーターの創業者ジェームズ・バローが19世紀に使用していたポットスチルで蒸溜して「ジャン・ド・リレ」の樽で寝かせたプレミアムジンだそうです。
ちょっと茶色いでしょ。
リレ由来のフルーティーな甘さが口に広がります。
いやぁ、今や、ジン業界はプレミアム流行ですね。

「ジャン・ド・リレ」を「リレ・ブラン」として紹介しているのを見ることがありますけど、日本では見掛けない「レゼルブ・リレ」のことじゃないのかなぁと想像しています。間違ってたらゴメンネ。
リレ・ブランはボルドー産のセミヨンを使った甘口の食前酒で、レゼルブはセミヨン、ソーヴィニヨンブラン、ミュスカデをブレンドしてフレンチオークで寝かせたヴィンテージ付きのプレミアムなリレだそうです。
残念ながらレゼルブを持っていないので、結局リレ・ブランを舐めながら比べてみるのですが。ペロリ。

普通のビーフィーターにリレを加えてコニャックで樽香をプラスすればひょっとしたら、、と思ったあなた!
やってみましたよ、僕も。
円やかさがないけど、それなりに近いです(笑

期間限定「なんちゃってバローズ」あります。700円。

2016年09月23日

レアパーフェクション14年 Rare Perfection 14y Rye

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レアパーフェクション14年 Rare Perfection 14y Rye....45ml 1200yen


このブログのお酒のエントリーは何の役にも立たないもの、と思っております。
これほど役に立たない情報はないかと思いますが、完売のお知らせです。
もうボトルを見ることもないので記念撮影。

レアパーフェクションはどことなく上品で柔らかく樽の香りも程よく深い美味しいライウイスキーでした。
これが好きでいつも飲んでらした方がいたので、終売してからは見えないところに置いておきましたがちょっとずつ減っていよいよ完売。最後の方はちょっとアルコール抜けちゃったかな。それでも美味しいと思えるウイスキーでもありました。

さ、また美味しいウイスキーを探さなくっちゃね。

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2016年09月25日

コッツウォルズ ジン Cotswolds Gin

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コッツウォルズ ジン Cotswolds Gin....45ml 1300yen


2014年から生産をはじめたコッツォルズ蒸留所のジンです。
コッツォルズといえば昔の長閑なままの風景を残した田園風景を思い浮かべますよね。そのコッツウォルズに初めてできた蒸留所です。
ロンドンドライスタイルで作られているそうで、すっきりとした味わいにフレッシュなシトラスの香り、そして何と言っても口の中から広がるコッツウォルズのラベンダーの香りが印象的です。すごいビックーリ。
色もほんのりラベンダー色をしています。

ラベルにスモールバッチリリースって書いてあります。
スモールバッチというのはこの場合、少量生産のことを指しているんだと思います。
もともとこの言葉が使われていたバーボンでは10樽くらいだけ蒸留して寝かせ、味を見てそれぞれを混ぜて均質化してボトル詰めしたウイスキーのことだったように思います。

この何年か、スモールバッチやハンドクラフトのジンが流行ってます。これによって新しい小さな規模の蒸留所が増えているようです。
丁寧な少量生産ならではのフレッシュな植物の香りが高いジンや、すっきりとしたピュアなタイプもあり、品質も高いものが多いようです(もちろんお値段も..)。

今回入手したのはジンですが、
コッツウォルズ蒸留所のラインナップを見ると、シングルモルトウィスキーや樽熟成のジン、クリームリキュール、シェリー、シェリーとモルトを併せたスパイスドシェリーなるものなど、個性があって、種類も豊富です。
これからが楽しみですね〜♪

2016年09月30日

ゲント美術館 Museum voor Schone Kunsten Gent

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ゲント駅のコインロッカーにスーツケースを詰め込んで、歩いてシテーデルパークへ。
公園を横切った先にゲント美術館Museum voor Schone Kunsten Gentとゲント市立現代美術館SMAK-Stedelijk Museum voor Actuele Kunst-があります。

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ブリュッセルからブルージュへ向かう時の途中下車は月曜日で休館だったので聖バーフ大聖堂にあるフーベルト・ファン・エイクとヤン・ファン・エイクの兄弟による「ヘントの祭壇画」の神秘の子羊を見に行きました。ブルージュから次はアントワープに向かいますが、その際にもゲントを通るので途中下車、今度はヘントの祭壇画を公開修復しているゲント(ヘント)美術館へ。

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エントランスから地下へ。
中はモダンですね。
壁面は作家による制作中みたいです。

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コインロッカーでダウンを脱いで身軽になっていざ!

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いきなりボッシュ「十字架を担うキリスト」、彼の最晩年の作品です。
エルサレムで捕らわれたキリストがユダヤ人から愚弄され、辱めや暴力を受ける「キリストの嘲弄」の一場面。力なくうつむきながらも穏やかなキリストの表情と、ユダヤ人を見事なまでに不気味で気持ち悪く描きました。
いやぁ、中世後期のフランドル絵画におけるヒエロニムス・ボッシュの、悪い夢見そうなほど現実を超越した表現ですね。

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初期フランドル派3大巨匠のひとり、ロヒール・ファン・デル・ウェイデン。
ウェイデンの代表作もここフランドルより国外に多くあるのではないでしょうか。
カンピンの弟子だったというウェイデンはカンピンの技術を習得し、追い越し、カンピンに影響を与えるくらいの技術を持ってして当時の北ヨーロッパでは最高の名声を得ていたといいます。
この絵はカーネーションの聖母、右手に一輪のカーネーションを持っています。
カーネーションはキリストの受難の予兆としてキリスト教絵画によく出てきますね。

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あれ?この美術館は思ったよりも見応えがありますよ。

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ちょこちょこっとルーベンスもあります。
この部屋はオランダのバロックという括りでした。ルーベンスの他にアンソニー・ヴァンダイク、ヤコブ・ヨルダーン、などなど。

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この他にも大きな「聖痕を受けるアッシジの聖フランチェスコ」がありました。
写真撮り忘れたけどアンソニー・ヴァンダイクのが記憶に残ってます。

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ブリューゲルの長男ピーテル・ブリューゲルによる「村の弁護士」、コピーです。
このあたりはルネッサンスとして紹介されていました。

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こちらも長男の。
ブリュッセルで同じ構図のものを見ましたが、僕レベルの鑑賞量だと正直パッと見たらどっちがどっちか分からないです。

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ベルギーの美術館を回っていたら、ブリューゲルに関してはオリジナルでもコピーでもどっちでもいいや、という気がしてきました。
長男ピーテルの職人としての技術の高さに、コピーだということなど気にせずに細部を見て楽しもう。

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ロマンチシズムとリアリズムという部屋。

この部屋の先に、祭壇画の修復室があるのですが、そこだけ撮影不可でした。
修復作業を見ているのは楽しいです。
バーク大聖堂では白黒パネルになっていた絵がここにありました。
大聖堂とセットで必見です。

見てる方は楽しいですけど、見られている方はやりにくくないのかな。

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子供たちの参加したワークショップの作品ですね。
とてもカワイイ!

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ゲント現代美術館 S.M.A.K., Museum of Contemporary Art, Ghent

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ゲント美術館と公園内の通りを挟んで向かい合った場所にあるゲント現代美術館 S.M.A.K., Museum of Contemporary Art, Ghent。
「S.M.A.K.」はオランダ語表記の Stedelijk Museum voor Actuele Kunst の頭文字から来ているのだそうだ。

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レセプションでチケットを買おうと思ったら、この日オープンしている部屋は一つだけだけどいいのか?と聞かれ、ゲント美術館をしっかり見て時間もそれなりだったので、じゃ、今回はいっか、とスルーしてしまいました。

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またの機会に。

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