マドリードでもオペラ体験、デッドマンウォーキング。
いつからか、旅で大きな街に行く時はタイミングが合えば劇場体験をすることにしています。
あくまで体験だから安い席でいいや という考えのもと、旅の日程が決まったら日本から劇場サイト経由でチケットを購入。
マドリードにもオペラ座、テアトロ・レアルTeatro Realという王立劇場がある。
1850年創立の歴史ある劇場らしい。
場所は王宮の目の前、街で一番賑わいでいる広場、ソルからも近く、僕らが借りたアパートからは歩いて20分くらい。どの街でもオペラを最後まで見ると夜遅いから、歩いて帰れるのは嬉しいことだ。
この日の演目はデッドマンウォーキング。
これって、映画でしょ?と思ったけど、調べてみて アメリカでオペラとして上演されていたことを知った。
チケットは公式サイトhttp://www.teatro-real.com/から購入。
予習として、原作の日本語版を読み、ショーンペン主演の映画を見て、アメリカで上演された時の録音を購入して聞いてみた。
本番では当然スペイン語での上演だから、英語字幕は出るとしても予習は必須なのだ。
予習してみるに、これは世の中に必要な作品だと思うけど、まぁ、暗い話ですよ。
映画は、死刑廃止論者である修道女ヘレン・プレジャンのノンフィクション作品の映画化で、ヘレン役にスーザンサランドン、本では2人いる死刑囚が映画では一人の死刑囚マシューに纏められていて演じるのはショーンペン、監督はスザンサランドンのパートナーでもあるティムロビンス。
物語はアメリカ死刑制度についての是非を問います。
そこには死刑が宣告される加害者への人種差別問題、また死刑執行後に被害者の遺族は何を得たのかという虚しさが漂い、死刑執行という殺人についても考えさせられる。
開演時間が近づき、辺りが暗くなり入館。
入り口は王宮側にあります。
立派な劇場です。
僕らの安いチケットはいつも最上階です。
今回は12ユーロでした。
席に着いてみると、今まで最低に悪い席でした。笑
何せステージがほとんど見えない。。
上演開始直前、空席があったようで、みんなじわじわと中央寄りにスライドしましたが、それでも見えない。
僕らより見えない席の人はかなり怒ってるし。笑
休憩時間で帰った人が多かったようで、後半はさらに中央寄りに、やっとスケージが見えました。笑
下の階から移動して来た人もいるようで、どうやらこの劇場はある程度良い席を取らないといけないみたいです。
お気をつけて♪
そもそも暗い話ですから、終わってからルンルンで帰ることはなかったと思いますが、微妙に満たされない想いのまま家路に付きました。
一杯引っ掛けて帰りますか!
この日はスーパームーンだったそうです。