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THINK ARCHIVES

2004年03月17日

丸ノコでケガ

やっちまったよ・・・。

ごきげんで2×6材を切断していた時の事です。
木材を縦方向に切って細い木の部材を作るため、電動丸のこのプレートに定規を装着して順調に切っておりました。もうすぐ切り終わるかな、ぐらいの所にあった節でキックバック。
飛んできた丸のこは左手の中指の上に乗ってしまいましたとさ。
最後まで気を抜いちゃいけませんね。
学校の先生も言ってました。家に帰るまでが遠足だからね、と。

那須には病院が少ないので黒磯の病院へ。
こんな時でもまずは初診の受付。中指を立てたまま、片手での記入はちょっとお下品な感もありましたが仕方がありません。

幸いにも軍手をしていたので、軍手の繊維が刃に引っ掛かって止まり、骨も神経も異常なし!
ただ、丸のこの刃はギザギザだから、スパッと切れたのなら縫うことも出来るけど・・・という事もあり、とりあえずテープで固定。痛み止めと化膿止めの薬をもらって、また3日後、という事でした。うーん、風呂に入れないのだけがツライ。
病院の受付で、何度も「お仕事中の事故じゃないんですか?」と聞かれました。
身形が作業員だし、丸のこだしという事でだと思うのですが・・・。
そうか、職人さんには労災があるのか。いいなー。

帰り道、厨房長が「具合悪い時は、何でも好きなもの食べたらいいよ」という優しいお言葉に、ジェラート屋さんで「カシスとスペシャルストロベリーのジェラートをダブル!」で頂きました。ラッキー。30過ぎの男にしては渋味のないセレクトではある。
薬のせいもあるのか、ぐっすりお昼寝。気分爽快で目覚めたのは夕暮れでした。

ここで教訓。
作業する時は必ず手袋をしましょう。
工具を手にしている時は、最後まで集中しましょう。
怪我をした時はティッシュでなくハンカチで患部を押さえましょう。(トイレットペーパーで押さえてたら看護婦さんに注意されました)
DIYでの治療費は自分持ち。気をつけましょう。

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2004年03月18日

丸ノコでケガしないために

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事故の対策として「気をつける」だけでは事故はなくならないのだ。と、後日オソルオソル現場検証。
木材はキックバックした節の部分で切れ目が終わっているのだが、良く見ると節の直前。
おや?と観察。
・これだ。どうやら丸ノコが飛んできた原因は節ではなかったらしい。

実物の画像がないので説明します。木材を上の画像のように縦に裂いていました。
丸ノコが飛んできたのは1mくらい切り進んだ頃でした。
木材を見ると、スタート部分の木口の切り跡は、引き寄せられる様にくっ付いていました。
いつもは上の画像のように刃の厚み分だけ隙間が開いているものです。
丸ノコの刃は木材を下から上に回転しながら切り進みます。
スタート部分が付いてしまっていたせいで、丸ノコ後方の刃が木材の上から下に回転する際、木材に乗ってしまい、その力で丸ノコを上に持ち上げた様です。

と、いう事はスタート部分が刃の厚み以上に離れていれば問題ない。
チョッと木っ端を挟んで見ましょう。

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2005年06月30日

ごみの収集

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那須町に住民票を移してから1年半。その間、ゴミは黒田原にあるゴミ処理場に持ち込んできたのですが(車で往復1時間)、この度、民間のゴミ収集業者に来てもらう事になりました。有料。
山の中の不動産物件を探す時、まずチェックするのが水とゴミについてだと思う。うちは店舗併用なので事業ゴミと家庭ゴミの両方が出る。

一般家庭から出るゴミは通常近隣の自治会の管理するゴミステーションに集め町のゴミ収集車がゴミ処理場まで運んでくれる。その際は自治会費を納めて自治会に入らなければならない。田舎の自治会とは冠婚葬祭の付き合いが忙しいそうで、ついていけないから辞めた、という人の話も聞く。
地元の人間同士なら皆仲良し、なんて事はあり得ないが、移入者と地元の人間との距離は誰にでも狭められるものではない。物理的な距離もあり移入者同士が集まり新しいゴミステーションを作るケースも少なくない。新しいゴミステーションを作るには5世帯以上の署名を集めて町に申請し、鳥獣類に荒らされない様に小さなゴミ置き小屋を設ける。この設置に掛かる費用は町から少し援助があるらしい。この際、ゴミステーションを誰の敷地内に置くか、掃除はどうするか、などの話し合いが必要になる。人付き合いが苦手で山の中に引っ込む人にとっては腰の引けるところだろう。
別荘用の分譲地であれば住民のためのゴミステーションがある施設もあるらしい。この場合の使用料は管理会社へ支払う年間管理費に含まれているそうだ。この金額は管理会社によって異なる。
もちろん自分でゴミ処理場に持ち込んでも良い、ゴミの重さは量るが一般家庭ゴミの処分費は無料である。

事業所(飲食店も含まれる)から出るゴミは一般家庭とは違い有料なので、基本的にはゴミステーションには出せない事になっている、と役場では言われる。民間のゴミ収集業者にゴミの運搬を依頼するか自分でゴミ処理場に持ち込む事となる。持ち込んだ場合、重さに合わせて料金が変わる。ちなみにショートのパジェロの荷台にゴミを一杯に積んで350円~500円だった。
また、役場に問い合わせれば認可済みのゴミ収集業者を教えてくる。
那須町には個人を含め7件。片っ端から電話を掛けてみた。燃えるゴミが週2回、燃えないゴミが週1回の収集で1ヶ月10000円~というところが多かった。対応の早いところをチェックしておいて、そのなかでもゴミの少ない所であれば最低5000円から請けている、という業者に頼む事にした。
その収集業者の話によると、ゴミステーションまで遠くて運べないという一般家庭の老人宅も顧客にいるという。ゴミの量が少ないから3000円台で請けているのだそうだ。そのくらい町で何とか、、と思ったりもするが、孤立してしまいたい家庭には民間のゴミ収集業者に依頼するのも選択肢のひとつなのかもしれない。
ゴミ収集業者に持って行ってもらうためのゴミ置き場を家の北側に作る事にした。
一般家庭ゴミはゴミステーションに出せば良いのかもしれないが、事業ゴミと家庭ゴミを分けたり、2カ所のゴミ置き場の清掃に気を使うのは面倒なので、家庭ゴミも事業ゴミとして持って行ってもらう事に決めました。
後はコンポストでも用意してゴミの量を減らす努力かな。

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2006年08月11日

盗まれたジョウロとプライバシー

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いやな話もあったものだ。気がついたら庭に置いていたお気に入りの如雨露が盗まれていた。
家に囲いを設けていない方が不用心なのだと言われればそれまでだが、こんな事があると急に気味が悪くなる。人が入りやすそうな場所に丸太を立て、への字に反った木材を渡し、まずは簡単ではあるが結界を設けた。

如雨露が盗まれたのは事件だけれど、それ以外にも自分たちのエリアに入り込もうとする輩がいる。
うちは店舗があるからか、一般の住宅に比べ敷地内に入っても良いように思われるのかもしれない。もちろんそれは間違いなのだ×ブブー。特にマナーの悪い人であれば、くせ者じゃ、皆の者であぇ~い、な事だと思う。

先日も作業中、店の駐車場を歩いて横切り躊躇なく庭に近づいて来る50歳代くらいの御婦人がいた。私と目が合うも表情と速度を変えずズカズカ近寄って来る。結界に来てふと立ち止まり、上半身だけ乗り出し店の内部をうかがっている。私は「なんですか?」と聞く。チラッとこちらを見るがまた内部の様子を観察する。私はもう一度「何か用ですか?」と聞く。「ここはなにやってるんですか」と愛想もなく質問に質問で応えてくる。私は、そんな感じの悪い人に答える必要はないと思ってしまうのだが「飲み屋です」と答える。なぁんだ、と、つまらなさそうな表情で「あぁ~・・・」と言って去って行った。
何かムカつくのだ。

先日、庭で「すいませーん」と叫ぶ、おじさんの声で起こされた。
慌てて布団から出て、2階から降り、店のテラスから外に出ると、庭に入り住居の玄関前に立っている50歳代くらいのおじさんと、駐車場にはその奥さんらしき人がいた。私は驚き、寝癖のついた頭で「何ですか!?」と聞く。「おたくで展示中の作品を見に来たんですけど、営業時間前だったから。」
営業時間前だと分かったから何なんだ。私の周りでは非常識な人間は年配に多い。もちろん皆がという訳ではない。結局、私は作家の事を想い二人を店に入れたが、今は少し後悔している。

某経済新聞の記者は、うちの取材をしたい、と、定休日の朝早くに電話をしてきて、店を開けてくれ、と言って来た。用事があるので出来ません、と、断ると、「あ、オタクは個人店じゃないんですか...」と言う。世間では個人経営者は新聞記者の言いなりだと思っているのか。そんな人に記事を書かれるのも、まっぴらご免の助なのだ。

最近、セールスの電話で起こされる事が多く、店に居る時以外は留守電&消音にする事にしている。
城壁にするつもりはないが、近いうちに庭にフェンスを作ろうと思う。営業時間外は駐車場も入り難くしようかと思っている。
職住隣接の環境では、こうやってプライベートを守る必要もあるんだと思う。

2007年11月15日

Bricolage

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秋山さんのブログbricolageブリコラージュがエントリーされて、そんなのがあったのか!と思ってから、もう2ヶ月も経つ。コメントしたいと思いながらいつも通りに出遅れていたらこんなに時間が過ぎてしまった。でもこのブリコラージュ、というよりブリコラージュする人を指すブリコルールって僕のことなんだ(←大きく出たよ、これ)、と思っていたりする。セルフビルダーと呼べるほど骨太でない僕はその王道を外れ、設計を立ててから材料を買う事もせずに、適当に買ったものや余ったものを使ってフリーハンドで組み立てる事が多くなってしまった。そんな僕に居場所を作ってくれたようなエントリーだと勝手に思って喜んでいる。それにしちゃ、まだ"野生の思考"も読んでいないのだが....。
今までのセルフビルド、DIYの記録はwikiに纏め更新していくつもりだったけど、このwikiって奴が更新するのがちょっと面倒なんだ。だからwikiはそのまま放ったらかして、これからはこのBlogにBricolageのカテゴリーを作って記録していこうと思う今日この頃なのでした。

2008年08月21日

メリーゴーランドからスモークジャック

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りんどう湖ファミリー牧場にメリーゴーランドがあった。夕方6時過ぎ、薄暗くなってきた湖畔のメリーゴランドが寂しげで美しくiPhotoを取り出して写真を撮った。
この日はお盆の中日だったからだと思う。明かりが灯り回るメリーゴーランドを眺めながら、何となく走馬灯を思い出していた。昨年に祖母と義母が逝き、位牌と一緒に家に帰った時の、薄暗い部屋で回る走馬灯が印象的だった。なんだか華やかで、赤ん坊の上に吊るすガラガラみたいだな、と思った。なのに、この"メリー"ゴーランドが寂しげに映るなんて少し可笑しいや。
走馬灯は昔からコンセントを差し込んで回すものではない。元々は蝋燭の炎により暖められた上昇気流を上部に取り付けられた風車が受けて、2重構造になっている灯籠の内側を回転させるん仕組みになっている。これと似た構造をしたものにスモークジャックがある。

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2008年10月02日

窓から作りかけを見ながら考える

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物置小屋の制作は仕事の合間がなかなか見つけられず、週に3〜4時間ペースで手を付けている。でも家の窓から外を見下ろせばいつもそこに見えるから、一日に何度かは眺めながら完成形をイメージしている。いつも思うのだけど僕はこうしている時間が長い。こうしている時間が作業よりも好きな時もある。
最初のイメージから作りたい形がどんどん変わる。基本的には面倒でもそれに素直に反応したいと思う。最終的に出来上がったものはきっと素晴らしいものになる、という気持ちを忘れないようにする。
材料は一気に全部買うだけのお金や置き場がないからちょっとずつ買う。そのほうが自分の気まぐれにも対応し易い。今日も自分の中で予定変更があったから、ホームセンターで材料を買ってくるまで、しばらく作業はお預けだ。
頭の中には、考える自分と、作業する自分がいる。
たまには、親方がああ言ってるんだから仕方ない......って時もあるし、なーんでこんな面倒な変更にしちまうんだ....って時もある。幸いにして両者に啀み合いはない。
それもDIYの良い所だ。

2008年10月31日

作りかけの物置小屋の中からの眺め

20081023001.jpg20081023002.jpg
1週間前、壁に貼ったベニヤ板に防虫防腐塗料を塗った所で、作業は一時ストップ。
屋根はトタンの波板の下にもベニヤを貼ることにしたから、材料を買うまでは手を付けられないのだ。ホームセンターでトラック借りて2往復する時間と経済的な問題.... (^_^;)  昨日、玄関先で雪虫が飛んでいたから少し急がなきゃいけない。ぼちぼち、ホームセンターに行ってみよう。
小屋の内部に入る。屋根がない部屋って気持ちが良い。この写真は一週間前にデジタルカメラで2枚撮って並べただけのもの。繋目が合っていないのは想像力でフォローしていただきたい......なんてエントリーしようと思っていたら、MADCONNECTIONに「iPhoneでパノラマ写真」のアプリ「Pano」が紹介されたからiPhoneでパノラマを撮るまでエントリーは下書きのままにしておいた。

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2008年11月10日

屋根の上で転寝

20081107002.jpg20081107001.jpg張り終わった屋根の上に寝っ転がった。
まだ2時を回ったばかりだから夕方の寒さはまだない。波打ったトタン板もほんのり温かだった。

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2008年11月13日

雑木林の中の紅葉

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紅葉は那須山の中腹から麓に降り、家の周りの真っ赤になったヤマモミジはそろそろ散りはじめている。見上げた林は陽の光を葉に溜めて金色に輝き、黄金色のトンネルとなった林道を通るのは若葉の眩しいトンネル等しく気持ちが良い。
作業を止めて林の中に入り、足元を見る。
うちの隣りの雑木林には、下刈りされた背の低い篠竹の冬でも青い絨毯に点在する、キイチゴ、サンショ、オカトラノオなどなどの葉が赤に黄色に色づき、ススキの穂は白く、眩しく賑やかな秋の景色を見せてくれていた。

2009年06月15日

黄色い花と草の屋根

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店の周りに黄色い花がたくさん咲いている。この花は何年か前に屋根で咲き始め、年を増すにつれ、種がこぼれて地面でもその花の数を増やしている。なかなか緑化しない屋根でも元気に咲くくらいだから、地面にこぼれた種は勢いを増し、今年はこんなにたくさん咲いたのだ。日中はミツバチたちが集まり、その羽音は耳を澄まさないでも心地よく聞こえてくる。ミツバチが蜜を集め舞う姿は見ていて愛らしい。買いもの帰り、登り坂の先に見える自分の家の周りに黄色い花が宙に舞うように咲いているのが見えると自然と顔が綻んだ。5年近くかかってこれだけ花が増えたんだ。
ネットで購入したワイルドフラワーミックスの種の中に入っていた生き残りだと思っていたけど、ひょっとしたらトラックで購入した黒土に種が混ざっていたのかもしれない。
この花の名前を調べてみよう。花はコスモスに似ているけれど葉の形が違うようだ。

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2009年08月01日

白い壁と乾燥バナナ

20090731300.jpgいつもより少しだけ早く目が覚めた。
きのうは定休日で店は休みだったけど、作品の搬出があったから日中は半日仕事場で過ごしたんだっけ。
展示跡の穴のパテ埋めは終わらせたけど、ペンキ塗りがまだだからやり掛けが気になって早く目が覚めちゃったのかもしれない。朝飯前の腹ごなしにちょいとペンキ塗りでもやってくるかな。
朝の店内は夜の冷気が残っているから外気よりも涼しくて気持ちが良い。
快調に2面ある壁の1面を塗り終わった辺りで、だんだん腹が減ってきた。
手にあるペンキは水性、微かに甘い香りがする。
ひょっとしたら、このペンキ、旨かったりするのかなぁ。

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2010年03月24日

原木を買う or 薪を買う

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薪ストーブを使うようになって6年。今まで薪は原木(丸太)を買ったり貰ったりしたのをチェーンソーで刻み斧で割って薪にしてきたけれど、今回初めて割れている薪を買ってみた。
ここ何年か原木を買っているところでは薪も販売してる。いつもは原木を3万円分、という形で注文している。1トン1万円の計算で3トン、これを4トントラックに載せて運んで来てくれる。うちではこれで丁度ひと冬分なのだ。
今回は3万円分の薪を注文してみた。もちろん薪の方が工具も人件費も掛かっているから高い。薪は2トンで3万円、との事だった。庭に下ろしてもらっただけではピンと来ないので、いつもの薪置きに収めてみた。いつも僕は薪は30cmくらいの長さに刻んでいるんだけど、ここでは40cmとちと長い。それを踏まえても大体半分くらいの量に思える。まぁ、向こうの量り方も目分量だし、それはそれとして胸に納めておこう。

薪を割るのが趣味となれば話は別だが、薪割りを人件費として考えてみよう。
薪屋さんが何時間でこの薪を作るかは分からないが、自分が何時間掛かるかなら想像がつく。休憩しながらのんびり玉切りして割って、1日4時間くらいで小さい薪置きが一杯になるかならないかなので、ざっと4日間で16時間としよう。
原木と薪の差額、1万円を16時間で割ると時給625円となる。もし僕が大病院の外科医や銀座のホステスだったら、これは割ってもらった方がお得だと思う。ところが僕のような小さな飲み屋の経営者は、就業時間の長さもあってか悲しいかなこの時給に及ばない。
原木で買った方がお得かどうかは自分の時給が幾らかによるから一概には言えないけれど、僕の場合は自分で割った方が良いということがこれで分かった。
よほど調子が悪いのでなければ、また原木を買うことにしよう。

2010年05月11日

ドゥーパ!6月号に....

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5月8日発売のドゥーパ!6月号(No.76)に、うちの草屋根が掲載されました。
まだまだ作り掛けの草屋根....しかも取材は冬枯れの草屋根ですが、こうして紙面にして頂けるというのは光栄ですし、またいい記念になりました。
ありがとうございましたm(_ _)m

2010年05月17日

作りかけのデッキの下から

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今作っているデッキの高さは70cmくらい。
床板を止めている途中、ビスが一本、板の隙間をカランとぶつかりながら暗い地面に落ちた。
それを拾いにデッキの下に潜った。
ビスを手に取り地面に腰を下ろしてみた。
枯れ草の上をふんわりと尻が沈む。
デッキの下は体育座りをすると自分がぴたりと収まる高さだった。
今日は天気が良いから外は夏のような陽射しだけど、デッキの下は暗くて涼しい。
内と外の明るさのコントラストが眩しかった。
何だか落ち着くなぁ........
もし、僕が見つからない時は、ここを探してみて下さい。

2010年06月04日

後ろ手を組んで家を眺める

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住宅地の日曜の朝、通りを歩くと道端で後ろ手を組んで自分の家を眺めるおじさんを目にしたことがある。それも1度だけじゃないし、一人だけでもない。
家を眺めながら何を考えているんだろう、とか、何が楽しいんだろう、と思ったものだ。
気がつくと自分もこうして家を眺めていたりする。はじめは何も無かった敷地に家が建ち、新しさが消え、植物の加速度的に進む成長や、家のメンテナンスの必要があるかないかを考えていたりする。
これがなかなか飽きることがない。
なんなら一杯やりながら眺めても良いくらいだ。
小さかったグミの木も屋根の高さを超え、グミの花が終わると、オオデマリが白くなりはじめ、次はモッコウバラが咲き溢れる。
庭木はあまり面倒を見なくても年々大きくなるし、毎年花や実を付けてくれるから見ていて楽しい。
うちの本棚にヘッセの「庭仕事の愉しみ」という本があったように思う。たしか、何年か前に友人からもらったんだったように思う。まだ1ページも開いてないまま仕舞い込んだ本を、今度探し出して読んでみようかな。

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2010年08月29日

回転する家


この夏は暑かったな。
うちの住居部分にはそれなりに窓があるから陽射しに因る日中の室温上昇もそれなりなのだけれど、店舗部分は窓が1つしかなく、夏はモッコウバラ茂り陽射しを遮ってくれることもあり、壁の断熱性能のお陰で室温はそれほど上がらなかった。
太陽の向きに合わせて回転する家のことを思い出した。
見たところ、全体的にガラス張りだから冬は良いけど、夏はどうしてるんだろう。
夏は太陽に背中を向けるようにガラスと遮熱が半々でソラーパネルだけは太陽に向いて.....だったらいいな。

Heliotrop (Gebäude)/ Wikipedia
http://de.wikipedia.org/w/index.php?title=Heliotrop_(Gebäude)&oldid=77834675

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2010年11月03日

店のデッキの喫煙所を使いやすくするために

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殻々工房での喫煙場所は玄関前とウッドデッキ。
冬の屋外はどうしたって寒い。だけど先進国の都市部はどこでも喫煙は屋外のテラス席。禁煙法が導入されてから訪れた、パリ、ニューヨークはもちろん、イタリア、イギリスでも酒場の屋内から煙草の煙は消えている。大抵は通りに面したテラス席が喫煙スペースだ。
デッキの一部を雨が降っても塗れないようにしようと思う。
iPhoneのアプリPanoで、デッキをパノラマ撮影してみた。近いからつなぎ目がどうしても.....だけど(^_^; 右端の椅子が並んている部分が店の窓際。この部分に手を加えて、冬はビニールシートを掛けて電気ストーブで置き、夏は外す。そんなスペースを作ろうと思う。
今年中に作れるかなぁ。厨房北側のデッキを作りながら、どう作るか考えよう。
それと、自分の作ったこのデッキの強度も心配.....あの頃は今よりいい加減だったような気がするなぁ(^_^; 揺れるし水たまり出来るし。床板剥がして補強してから作ろうかなぁ。

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2011年10月08日

秋ですねぇ。

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先週は殻々工房のギャラリー展示の合間ということで1週間夜だけの営業だったから、毎度の壁面パテ埋めと全塗装を終えてから、久しぶりに自分の作業の時間も作る事ができた。
外での作業なんて久しぶりー。
いつの間にか野菊も咲いて。
那須山の紅葉も今週末が見頃とのこと。
今朝も峠の茶屋の駐車場は6時には満車、7時には大丸まで渋滞だったそうだ。

2012年05月13日

うちの新緑観察 2012

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家を建てはじめたのが2003年だから今年で9年目らしい。
テントで暮らしながらセフルビルドの様子をノートパソコンとエアーエッジなるものを使ってブログ更新しはじめてからも9年ということだ。住宅部分の内部造作や外構はまだまだ終わっていないけど、店舗である「殻々工房」部分の外構、とくに植栽についてはある程度の密度が出せたような気がしている。その殆どは植物の成長に頼ったものであって、僕はそれにちょっと手を添えたような程度なのだが、この共生している気分がまた心地いい。
人によっては伸ばし放題のジャングルだと言われることもある。屋根から草が生えているのも意図的なものだと思わない人もいる。はじめのうちは屋上緑化について説明したこともあったけど、今は面倒臭いから本当に興味のある人にしか説明もしない。
道路に面した明るい緑色をした駐車スペースは草を生やした緑化駐車場にするつもりだった。まだ諦めたわけじゃないけど、草が生えず、車から草の根を守るために敷いたプイラスチックマットだけの駐車場になっている。いつかは草を生やしたいな、と思っている。

20120513005.jpg
夏になればもっと屋根の上に草が生える。
防水シートでの屋上緑化による雨漏りは今のところない。

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うちの新緑観察 2012

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家を建てはじめたのが2003年だから今年で9年目らしい。
テントで暮らしながらセフルビルドの様子をノートパソコンとエアーエッジなるものを使ってブログ更新しはじめてからも9年ということだ。住宅部分の内部造作や外構はまだまだ終わっていないけど、店舗である「殻々工房」部分の外構、とくに植栽についてはある程度の密度が出せたような気がしている。その殆どは植物の成長に頼ったものであって、僕はそれにちょっと手を添えたような程度なのだが、この共生している気分がまた心地いい。
人によっては伸ばし放題のジャングルだと言われることもある。屋根から草が生えているのも意図的なものだと思わない人もいる。はじめのうちは屋上緑化について説明したこともあったけど、今は面倒臭いから本当に興味のある人にしか説明もしない。
道路に面した明るい緑色をした駐車スペースは草を生やした緑化駐車場にするつもりだった。まだ諦めたわけじゃないけど、草が生えず、車から草の根を守るために敷いたプイラスチックマットだけの駐車場になっている。いつかは草を生やしたいな、と思っている。

20120513005.jpg
夏になればもっと屋根の上に草が生える。
防水シートでの屋上緑化による雨漏りは今のところない。

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2012年12月07日

キツツキ

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夕方、急に寒くなったような気がして慌てて庭に薪を取りに出た。
裏の雑木林からキツツキが木を叩く音がした。
コン、ココココン、ココン、ココ、ココココン、
目を凝らして見るけど、どこにいるのか分からない。
冬の林に響くキツツキの音ってのもいいもんだな。
ココン、ココココン、コン、ココココン、
それにしても、休まずよく木を打つ。
コン、ココン、ココココン、ココン、コン、コココココココン、ココ、ココ、ココココン、ココココココン、ココン、ココ、ココ、ココココン、、、
うるさいわーい!
よく家の軒や壁に穴を空けられたって話を聞くけど、
うちに来てやられたらノイローゼになりそうだ。

2013年04月11日

階段テラス

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小さな港町ヴィルフランシュ・シュル・メールの細い路地は港に向かって下る坂道になっているから、接道が水平方向でなければ店前のテラスは坂道に作らなければならない。
ニースの旧市街も車の通れない道幅だけど、坂ではないからテーブルとイスだけ出せばテラスができる。でもここはそうはいかないのをDIYで出来るレベルで上手く作っている店があった。
何かの参考になるかもしれないのでメモ。

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2013年10月08日

4年目の合皮とメンテナンス計画

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3年前、どこかのショップでこのラグビーボールのような形のバッグを買った。
ボディバッグというらしい。
素材がフェイクレザー(合成皮革)というのが気になったけど、3000円という安さと、つや無しのラグビーボール型が気に入って買ってみたのだ。財布、iPhone、エコバック、デジタルカメラ程度を収めるのにピッタリで毎日の買い出しに欠かさず持ち出した。
合皮のバックというのを使うのは初めてで、どんな風に劣化するのか楽しみでもいたところ、半年くらい前から表面がすり減り、ひび割れ、剥離しはじめ、4年目に入った今では下地の繊維が丸見えで透けている部分もある。
貧乏なのは悪いことではないけれど、貧乏臭いのはよくないと言われたことがある。
そして見た目の問題よりもいよいよ切れて穴が開いたら小銭をバラまきながら歩くことになりかねないので、そろそろ引導を渡そうかと考えている今日この頃。
本革は手入れさえすれば耐久性はもちろん、使う程に愛着が沸き、贔屓目で汚れも味に思えてくる。合皮の場合は使いはじめたときから劣化がはじまり、使用頻度にもよるけど3〜5年で交換というのが一般的なようだ。本革については価格や動物愛護などの問題があるけど、実際使ってみて、これならまだコットンの方が長く使えそうだと思った。

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2014年03月09日

セルフビルド記事をWikiからBlogへ移行して気持ちスッキリ

20140309001.jpg
お気づきの方はいらっしゃらないと思いますが、レンタルWikiに載せていたセルフビルド記事を昨年からこのblogに移行しておりまして、昨日、ようやく作業が終わりましたところでございます。

そもそもblogをはじめたのが2003年のゴールデンウィーク頃。
それまではホームページビルダーとかいうのを使って那須での殻々工房Be-h@usで成形される様子を記録して行こうと思っていたのですが、当時下北沢のLANDShipにて秋山さんから低音で「今はね、このウェブログなんていう仕掛けが面白くなるんじゃないかと思っているんです、あなたたちも、、」というお告げに、さっそく日本語のなかったMovabletypeをダウンロードして日本語パッチとか、カスタマイズとか、して遊んでいたわけです。
自称カスタマイズという弄り過ぎで2度もブログを壊してしまい、今度はwikiというシステムが面白そうだ、と、Livedoorwikiを設置、ブログに書いていたセルフビルド記事だけ移行してはみたものの、レンタルならではの広告を目にする度に、こんなの耐えられない!いやいや!という思いから、またこのMovabletypeを2007年に設置したのでありました。

下のBe-h@usというカテゴリーをクリックしていただけますと、雑木林の購入から現在までを繋げてご覧いただけます。が、しかーし!マメに更新してないセルフビルドネタのみとはいえ10年ちょっとのエントリー、カーソルはみじか〜くなることでしょう。禁断のクリックをポチッとなは自己責任でお願いします。

[ Be-h@us ]

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2014年04月08日

ミースファンデルローエ記念館 Barcelona Pavilion

20140209101.jpg

見学時間前に着いちゃったのでベンチでオレンジたべながら待つのこと。
そう、旅行中、僕のバッグにはいつもオレンジが入ってる。

20140209102.jpg

開いたー。
通称 Barcelona Pavilionバルセロナパビリオンらしいけど元ドイツパビリオン。
ガウディもいいけど、こっちのほうが脳がドキドキしているよ。

いやー、かっこいい。っていうか、どうやって立ってるんですかね、これ。

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