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Gin ジン ARCHIVES

2016年08月24日

ゴードンズ Gordon's

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ゴードンズ Gordon's....45ml 350yen
Gordon's&Tonic....550yen
Martini....700yen
Dry Martini....800yen

蒸し暑い日はジンベースのカクテルをよく作ります。
ジンには解熱や利尿作用がある薬として作られたという話がありますから、冷凍庫でキンキンに冷えたジンでカクテルを作れば、グラスの表面も涼しげに曇り、飲めば体の中から涼しくなるような気がします。

カラカラでジンベースのカクテルを作る時のスタンダードはゴードンズです。
自分が美学校に通っている頃からよく飲んだお酒です。何せ安いですから(笑
愛着を持ちはじめたきっかけは、映画「スティング」でした。
ロバットレッドフォード扮する詐欺師が酔ったふりしてポーカーをするのですが、ボトルのジンを顔に掛けて酒臭くして、水で薄めたゴードンのボトルを手に、薄まったストレートを何杯も煽る、煽る。
ゴードンを使ったカクテルの出てくる映画の代表としては、やはり「カジノロワイヤル」でしょう。
ジェームスボンドが注文するマティーニは、ステアではなくシェイクで、ゴードンを3、ウォッカを2、リレを1/2。

マティーニやジントニックを褒めていただくことはあっても、ジンをストレートやロックで飲む人から、やっぱりゴードンが美味しいね、っていう声を聞いたことがありません。
でも、それでいいんです。
カラカラのスタンダードはゴードンズです。

2016年08月26日

ボンベイ・サファイア Bombey Sapphire

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ボンベイ・サファイア Bombey Sapphire....45ml 450yen

たまにイベントでカクテルを作りに行くことがあるのですが、
その時に使っているジンはボンベイ・サファイアです。

いつもカラカラで使っているのはゴードンズですが、出先や屋外ではジンを冷やせないことが多くて、出来上がりがちょっと水っぽくなっちゃうんですよね。
サファイアはアルコール度数が47度でちょっと高め。
それを感じさせない爽やかな飲み口でいて常温から作っても水っぽくならずにむしろちょうどいいというか。

ジン特有の針葉樹のようなジュニパーの香りが穏やかで、まぁ、何といってもボトルがお洒落よね。

ボンベイはインドの地名、かつてのムンバイ。
イギリスの統治下にあったインドではマラリアの予防としてキニーネ入りのトニックウォーターで割ったジントニックが医療目的で飲まれていたそうで、それに関係して付けられた名前なのだそうです。ラベルの女性のモデルはきっと当時の女王、ヴィクトリアなのでしょう。

2016年08月27日

ボンベイ・サファイア・イースト Bombey Sapphire East

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ボンベイ・サファイア・イースト Bombey Sapphire East....45ml 600yen

スタンダードのサファイアに、
タイ産のレモングラスと、ベトナム産の黒コショウを加えたんですって。
東南アジアの植物を加えたからイーストなのだそうです。

アルコール度数はイースト方が5度低く、香りも爽やかで後味スッキリ。
お値段はイーストの方が高いからか、あまりリピートしてない一本です(笑

最近はジュニパー多めが流行りだからね。。

2016年08月31日

スター・オブ・ボンベイ Star Of Bombay

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スター・オブ・ボンベイ Star Of Bombay....45ml 900yen

2015年冬に発売されたボンベイのプレミアムジンです。
ボンベイサファイアにイタリア産ベルガモットとエクアドル産アンブレット(ムスク)シードをプラスしたそうで、柑橘の香りが強く後味なめらかなジンです。

ゆっくり味わえるちょっとリッチなタイプのジンですね。
隣にあるイーストのボトルの方が小さく見えますけど1リットル。
スターオブボンベイは750ミリリットル。うーん、ボトルもリッチ。

カクテルよりもロック、冷やしてあればストレートがおすすめです。

2016年09月03日

ビーフィーター Beefeater

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ビーフィーター Beefeater....45ml 350yen

ただ今、営業時間過ぎの閉店待ちでしてね。
近くにあったボトル越しにお客さんのいる店内(もちろんお客さんは写しませんが..)を写してみました。店内に響くカシャっという疑似シャッター音。
たぶんまだまだ閉められそうにないので、お酒の復習でも。

目の前にあったボトルがビーフィータージン。
言わずと知れたジンのスタンダードです。ボトル前面にいる赤い制服の衛兵はヨーマン・ウォーダー(通称ビーフィーター)で王冠を保管しているロンドン塔を守っています。
彼らは国王主催のパーティーの後、残った牛肉の持ち帰りを許されたことからビーフBeefイーターEaterと呼ばれるようになったそうです。
そういえば何年か前、ロンドンのある施設の入口の看板に大きくビーフィーターが描かれていたのでジンの試飲ができるのかと思ったらロンドン塔で、なーんだと思いました。

ビーフィーターをジンベースカクテルのスタンダードにしているバーも多いと思います。
現在はペルノーリカールの傘下、日本へのインポーターはサントリーです。

ロンドンドライジンと呼ばれるジンの中で、ロンドンで作られているジンは少なく、ほとんどがロンドン以外の場所で作られています。そんな中、ロンドンに現存するビーフィーター蒸留所が2年前にビジターセンターがオープンさせました。一度行ってみたいですね。

あ、お会計だ。

2016年09月05日

タンカレー Tanqueray

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タンカレー Tanqueray....45ml 500yen

聖職者だったチャールズ・タンカレーが職を捨て、ロンドンのブルームスバリーに小さな蒸留所を作り、このお酒を作ったのが1830年。
彼が20歳の時だそうです。
.....聖職者が、酒造りを目指したのが10代.....なんかいろいろ.....ま、いいか。

タンカレーはスタンダードでも豊かな香りと甘みがあってリッチなジンだと思っていたんだけど、最近はお値段プレミアムな銘柄が続々とリリースされるので正直ちょっと戸惑い気味なのです。
タンカレーファンなら買わないわけにいかないでしょ、ちょっと高くても(笑

この小さいボトルは随分前にまとめ買いした200ml瓶の最後の1本。

カラカラに頻繁に飲みに来てくださった方が、転職や転勤で引っ越される時にご挨拶くださることがあって、その方が飲み手だった時の餞別にお渡ししてました。

タンカレーのボトルは消火栓を模したデザインなので、
新しい職場で人間関係のトラブルがあった時は、家に帰って冷蔵庫でキンキンに冷えたこれを飲んでトラブルの種火を消しちゃってくださいね、と言ってね。
200mlなら飲みすぎにならないし。

このボトル、空港か向こうの酒屋さんでは売ってそうですよね。
でも手元にあるのはこれが最後だから、これは僕の分です。(笑

2016年09月08日

タンカレー・テン Tanqueray No.TEN

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タンカレー・テン Tanqueray No.TEN....45ml 800yen
Perfect TEN Matini (TEN des Matini)....1000yen

タンカレーのナンバーテンが発売されたのが2000年なのだそうです。
あの頃はもっとシャープな形のボトルでしたが、今はスタンダードの消火栓を模した形を意識してか、スリムな消火栓に見えるデザインになりましたね。
ナンバーテンはストレートで飲む方が多いので冷凍庫で冷やしてます。
もちろん常温のほうが香りがいいのですが、このほうが喜ばれるので(笑
炭酸系で割って飲むときはナンバーテンの豊かな香りを楽しめるようにトニックよりもソーダのほうがおすすめかもしれません。

マティーニはおすすめです。
テンで作る処方をタンカレーがパーフェクトマティーニと呼んで薦めていたレシピがあって、今でもたまにオーダーされます。
ただカクテルのスタンダードとしては、パーフェクトマティーニといえばドライジンにベルモットのドライとスイートを加えた処方ですので、オーダーが初見の方でしたらどちらか確認してからになります。
.....というか、テンでマティーニ、のほうが間違いないんですが(笑

タンカレー社には、創業から10番目に作られた小さい蒸留器が現存する最古のものだそうで、その呼称が「タイニーテンTiny Ten」。それに由来しての「No.10 TEN」。
フレッシュのボタニカルの香りを損なわないように少量ずつ生産されているようです。

最近はロンドン系のプレミアムジンが続々とリリースされ流行みたいです。
No.TEN発売当時、ロンドンジンのプレミアムといえば、流通量からしてビーフィーターのクラウンジェルよりもナンバーテンだったように思います。
今も美味しいお酒です。

2016年09月16日

タンカレー・マラッカ Tanqueray Malacca

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タンカレー・マラッカ Tanqueray Malacca....45ml 1400yen

1830年にチャールズ・タンカレー氏によって作られたタンカレーですが、
これは1839年のオリジナルレシピを再現しているそうで、タンカレーのスタンダードよりもジュニパーの使用量を抑え、シトラスの風味を強調しているそうです。
今よりも爽やかでフレッシュなシトラス香があったなんて意外だなぁ。
1999年にも発売されましたが数年で完売。
これは2014年に再度10万本限定で発売されたうちの1本です。

何本か買いましたが、限定にしてはなかなか無くならないなー、と思っていたところ、気がつけば軒並み在庫切れで、いよいよ終売となりました。
カラカラの在庫もあと僅か。
美味しかったね。

また次の機会を楽しみに。
でも、もうこれ以上高くならないでね(笑

2016年09月21日

ビーフィーター・バローズリザーブ BEEFEATER BURROUGH'S RESERVE

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ビーフィーター・バローズリザーブ BEEFEATER BURROUGH'S RESERVE....45ml 1600yen
Nanchatte Burrough's.....700yen


ビーフィーターの創業者ジェームズ・バローが19世紀に使用していたポットスチルで蒸溜して「ジャン・ド・リレ」の樽で寝かせたプレミアムジンだそうです。
ちょっと茶色いでしょ。
リレ由来のフルーティーな甘さが口に広がります。
いやぁ、今や、ジン業界はプレミアム流行ですね。

「ジャン・ド・リレ」を「リレ・ブラン」として紹介しているのを見ることがありますけど、日本では見掛けない「レゼルブ・リレ」のことじゃないのかなぁと想像しています。間違ってたらゴメンネ。
リレ・ブランはボルドー産のセミヨンを使った甘口の食前酒で、レゼルブはセミヨン、ソーヴィニヨンブラン、ミュスカデをブレンドしてフレンチオークで寝かせたヴィンテージ付きのプレミアムなリレだそうです。
残念ながらレゼルブを持っていないので、結局リレ・ブランを舐めながら比べてみるのですが。ペロリ。

普通のビーフィーターにリレを加えてコニャックで樽香をプラスすればひょっとしたら、、と思ったあなた!
やってみましたよ、僕も。
円やかさがないけど、それなりに近いです(笑

期間限定「なんちゃってバローズ」あります。700円。

2016年09月25日

コッツウォルズ ジン Cotswolds Gin

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コッツウォルズ ジン Cotswolds Gin....45ml 1300yen


2014年から生産をはじめたコッツォルズ蒸留所のジンです。
コッツォルズといえば昔の長閑なままの風景を残した田園風景を思い浮かべますよね。そのコッツウォルズに初めてできた蒸留所です。
ロンドンドライスタイルで作られているそうで、すっきりとした味わいにフレッシュなシトラスの香り、そして何と言っても口の中から広がるコッツウォルズのラベンダーの香りが印象的です。すごいビックーリ。
色もほんのりラベンダー色をしています。

ラベルにスモールバッチリリースって書いてあります。
スモールバッチというのはこの場合、少量生産のことを指しているんだと思います。
もともとこの言葉が使われていたバーボンでは10樽くらいだけ蒸留して寝かせ、味を見てそれぞれを混ぜて均質化してボトル詰めしたウイスキーのことだったように思います。

この何年か、スモールバッチやハンドクラフトのジンが流行ってます。これによって新しい小さな規模の蒸留所が増えているようです。
丁寧な少量生産ならではのフレッシュな植物の香りが高いジンや、すっきりとしたピュアなタイプもあり、品質も高いものが多いようです(もちろんお値段も..)。

今回入手したのはジンですが、
コッツウォルズ蒸留所のラインナップを見ると、シングルモルトウィスキーや樽熟成のジン、クリームリキュール、シェリー、シェリーとモルトを併せたスパイスドシェリーなるものなど、個性があって、種類も豊富です。
これからが楽しみですね〜♪

2017年10月15日

ロンドンのビーフィーター蒸留所見学

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たまにお酒の話でも。

ロンドンドライジンと呼ばれるジンの中で、今でもロンドンで製造しているたった1つの蒸留所がビーフィーターなのだそうです。
2014年にビジターセンターがオープンして見学ができるようになったので、
昨冬ロンドンに行った際に工場見学してきました。
見学せずともショップでここでしか購入できないアイテムを買うこともできます。それはまた後ほど。

場所はテムズの南側。
テートブリテンから川を渡った辺りにあります。
僕はユーストン駅からバスに乗って行きました。59番のバスで20分ちょっとKennington Park Post Office下車。

通りの奥に見えるのが蒸留所ではありません。。


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思ったよりもこじんまりとした蒸留所とショップでした。
ここで世界中のビーフィーターが作られているとは思えないくらい。
ちなみにここでは蒸留のみ、ボトリングはスコットランドで行われているそうです。

ホームページからガイドツアーの予約をしました。
ひとり12ポンド、所要時間は1時間です。
http://www.beefeaterdistillery.com


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まずは自分たちだけでジンとビーフィーターの歴史を学びます。


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最近はアトラクションのような工場見学もありますが、
ここは展示形式で自習したあとにガイド付きのツアーが待っています。


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さらっと流しちゃいそうになりましたが、12ポンドって1800円かぁ、と換算しながらゆっくりみました。笑
ポンドってユーロの感覚でお金払っていると、帰ってからカードのお支払いが予想より多いのよね。笑


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ジンベースのカクテルの歴史です。
ドライマティーニ。
レモンピールがビッグだね!


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蒸留器ほしいね!


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彼が創始者で薬剤師のジェームズ・バロー氏です。
何年か前にビーフィーターからバローズリザーブという高価なジンが発売されましたね。
あれはバロー氏が19世紀に使用していた蒸留器を使って、フランスのリレの樽で寝かせたお酒でした。


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自分が飲み始めたのはあのボトルあたりかなぁ〜。

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2020年03月03日

ブラックトマトジン Black Tomato Gin

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やっと終わった棚卸し。ふぅー。
 
 
これは わりと新しいオランダのジンなのだけど、
黒いフロストグラスに黒いトマトのプリント、500mlボトルと小柄なので他のボトルに埋もれて目立たないブラックトマトジンBlack Tomato Gin。

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2020年04月14日

ヒュー ブレックファーストジン F.E.W BREAKFAST GIN

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アメリカイリノイ州で作られているハンドクラフトジンです。
FEWヒューと呼びますが、これはアメリカ禁酒運動の中心人物で、教育者、女性参政権運動家でもあった女性のFrances Elizabeth Caroline Willardの名前をブランド名にしたそうです。

FEWはウイスキーとジンを作る生産者で、ジンもアメリカらしく、とうもろこし主体となっています。

このブレックファーストジン。
その名の通り、「朝一番の飲み物は美味しいジンで」というコンセプトで作られた限定品。
朝食の紅茶を思わせるベルガモットを使用し、ジュニパー、シナモン、オレンジといったボタニカルを使用。このジンを使った爽やかなカクテルをブランチで楽しむのがおすすめのようで、フレンチ75とかを朝から飲んだら気持ちいいでしょうね。
.....自粛ムードだからジンフィズくらいにしときますか。

シンプルにストレートやロックで飲むと爽やかで華やかな香りがより楽しめますよ。
スタイリッシュなタイプですので、重めや甘みのあるタイプが好みでしたら向かないかも。
 

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2021年01月09日

エンプレス ジン EMPRESS 1908

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年が明けると棚卸しなのです。

コロナの影響で家飲み推奨の昨今ですから、
棚卸ししながら気が向いたらお酒のメモもしていきましょう。
 

この何年かクラフトジン流行でしたが、その中でもこれはちょっと異色です。
インディゴブルーのジンというだけでも変わってますけど、酸に反応してブルーがピンクに変化するジンです。

飲み方としては普通にロックやジントニックがポピュラーですが、
レモンやライム、トニックウォーターを最初から入れちゃうと、提供時には全体がピンクになっちゃうので、飲みながら混ぜて色の変化を見るのが楽しいかと。


例えば、
レモネードを甘めというか濃いめに作って、エンプレスジンを上から静かに注いでフロートさせてイエローとブルーの2層にします。(層は比重の違いで作るのでシロップなど入れた液体の方が重くなります)
飲む人が自分でステアすれば、全体がピンク色のピンクのジン&レモネードになります♪

絵具だったら、イエローとブルーを混ぜればグリーンになるのにねー!
というカクテル遊びはいかがでしょうか。

 
エンプレス1908はカナダのジンです。
カナダの「ヴィクトリア蒸溜所」とヴィクトリア州の老舗ホテル「ザ・フェアモント・エンプレス」が共同で開発したジンです。この色はバタフライピーから抽出された天然成分で無着色、その他のボタニカルも全て天然素材が使われているそうです。
アフタヌーンティが人気なリゾートホテルだけあって、イギリスの紅茶の楽しみ方を応用させたお洒落なジンですね。
 
 

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2021年01月18日

ル ジン・クリスチャンドルーアン カルヴァドスカスクフィニッシュ Le Gin de Christian Drouin

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フランス ノルマンディのカルヴァドスのクールリヨンを生産するクリスチャンドルーアンが、カルヴァドスのリンゴを原料に作ったジンです。

名はそのまま、Le Gin「ジン」。

これはそれをカルヴァドスの樽で6ヶ月熟成させたもので、よりドライジンとは違う趣があります。
Le Gin、使用したリンゴの種類は30種類。(そんなにあるんだ!)
野菜なら種だけど、自主果樹園ということはリンゴの植物園みたいになっていそうで、一度行ってみたい。。

リンゴでジンを作るに際して"アロマのバランス"を追求したというボタニカルが8種類、ジュニパーベリー、ジンジャー、バニラ、レモン、カルダモン、シナモン、アーモンド、ローズ。
スモールバッチでしか作れない少量生産商品です。

樽の香りがあるのでそれを楽しみたければシンプルに。
食前なら丁寧に作ったフィズもいいですね。

 

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2021年01月31日

MARCONI 46 マルコーニ46

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グラッパのポーリPOLIが作るジン、マルコーニ46。

何年か前に日本に輸入され、クラフトジン流行りもありあちこちで見かけたイタリアのジンです。
ジュニパーベリーとミントの香りが広がり、口にするとグラッパメーカーらしさのあるモスカートを感じさせる柔らかさ、鼻から抜けるアフターはカルダモンやコリアンダーといったスパイスの香り。カラカラではロックやソーダ割りがポピュラーでした。

ヴェネトにあるポーリ蒸留所の住所が「マルコーニ46番地」
ヴェネツィアにあるPOLIのショップにもこのボトルがたくさんディスプレイされてました。

グラッパっぽいこの首の細いボトルがいいですよね。
保存瓶のような蓋つきだし、自家製リキュールを移し替えてちびちびやるのも楽しそう。

ちょっと値上がりしてるみたいだけど......このあと輸入されることがなければ、そろそろ買い納めかも。。
 
 

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2021年05月16日

ズイダム オールド ジュネヴァ Zuidam Zeer Oude Genever 5y

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オランダのZuidamズイダム蒸留所が作るジンです。

便宜上オールド ジュネヴァと呼んでますが、オランダ語では「オード・ジュネヴァ(Zeer Oude Genever )」と呼ばれ、Oude=Oldな訳です。しかしこの場合はのOldは「古い」ではなくて「伝統的な製法で作られた」という意味のようです。これは5年樽熟成したもの。

飲んだ印象はもはやジンではありません。

ジン発祥の地オランダのジンはそもそもドライジンではありませんから現代のスッキリした飲み口ではありませんけど.....
オランダのジュネヴァとしてポピュラーなボルス、デカイパー、ノルドなどを飲んだことのある方はそっち系だと思われると思いますが、このズイダムはそれとも違う。


原料には大麦麦芽とライ麦、トウモロコシを使用し、風車を動力にした石臼でゆっくりと粉砕されます。
使用しているボタニカルはオランダ産のジュニパーとリコリス、アニスシード、リコリスなど、7種類。
バニラやオークの香り、どことなくナッティ、ハチミツやモルトような甘みも感じます。
この原料で樽熟成ですから、ブラインドではジンではないと思っちゃいます。


注目されたジンではありましたが、今いち流行らなかったのは....ちょっと高かったかな....。


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