DOWN BY LAW

1986年のジム・ジャームッシュ作品。
トム・ウェイツ、ジョン・ルーリー、ロベルト・ベニーニ主演。
なんとなくタイトルだけは知っていて、なんとなく見る機会もなく、ある日なんとなく手に取って見たら、映画の凸と自分の凹がピッタリ合った、なんてことがたまにある。
好きな映画がひとつ増えた。

1986年のジム・ジャームッシュ作品。
トム・ウェイツ、ジョン・ルーリー、ロベルト・ベニーニ主演。
なんとなくタイトルだけは知っていて、なんとなく見る機会もなく、ある日なんとなく手に取って見たら、映画の凸と自分の凹がピッタリ合った、なんてことがたまにある。
好きな映画がひとつ増えた。

今年もショートショートフィルムフェスティバルが那須にやって来ます。
会期は7月17日(火)〜22日(日)なのだそうで、ボランティアスタッフの募集もはじまりました。もちろん私もボランティアとして参加しまーす。那須近隣にお住まいの皆さま、ぜひ。SSFFin那須のサイト内から応募出来ます。
■ボランティアスタッフ募集
今年もショートショートフィルムフェスティバルの那須での特別上映がはじまりました!
今回は白河と大田原での先行上映を終え、霧の中のメイン会場、南ヶ丘牧場でのオープンニング。那須の手作りアルペンホルンの会の方達の音色とヤギの声でスタートしましたメーーー♪
これから22日(日)まで那須はショートショートに染まります。
今年、映画を見てから店に来てくれた方達の話によると去年よりもなかなか面白いプログラムになっているそうで、内容も期待大です。
個人的にはドイツプログラムも見てみたいなぁ....私もチケット購入しました!
余談ですが、金曜日以外の午前中はボランティアスタッフとして南ヶ丘にいる予定ですm(_ _)m 会場でお会いしましょう!

竹橋でのアンリ・カルティエ=ブレッソン展で見つけたチラシで、今冬、恵比寿ガーデンプレイス内の東京都写真美術館ホールにてマグナムフォトのドキュメンタリー映画が上映されることを知りました。
まだ夏の走りですから鬼が笑っちゃうかもしれませんが...チケット発売中だそうです。
イギリスのアイドルシェフ"ジェイミー・オリヴァー"がスローフード発祥の地・イタリアを車で巡るドキュメンタリータッチのTVバラエティー番組のDVD、"ジェイミーのグレート・イタリアン・エスケープ"2枚組(1枚に3話づつ)でTSUTAYAでは1枚づつの貸し出しでした。
ジェイミー・オリヴァーって、はじめて見たけど、いつも明るく体当たりでジャッキーチェンのように陰の無い感じの料理人だなぁ。人気があるのもうなずける。
もちろん出て来る料理はみんな美味しそうで、どのくらい脚色があるのか分からないけれど、ファーファの修道院の食生活を見るため寝泊まりしたり、マルケの狩猟と調理が自然に一体化しているスローっぷりに触れたりと、等身大なリアクションのジェイミーを通して見ていて、とても面白かったと同時に羨ましくなりました。行ってみたくなっちゃうな。
「オランダの光」
2003年・オランダ映画
製作・監督/ピーターリム・デ・クローン
脚本/マールテン・デ・クローン+ヘリット・ウィレムス
撮影監督/パウル・ファン・デン・ボス
編集/アンドレ・デ・ヨング+シール・ミュラー
出演/ジェームズ・タレル(米現代美術家)他
学生時代の記憶が正しければ、ルネッサンス以前のヨーロッパでは自然を愛でて風景画を描くという感覚はなく、森の中の暗闇には悪魔が棲むとして木を切り光を入れ、どんどん森を開き街を作っていたような。イタリアでルネッンスが起こり背景としての自然が描かれるようになり、その絵画の流れがドイツやフランスに影響を与えたのが16世紀、そして17世紀のオランダ絵画から初めて"風景画"が美術史に登場する訳で、"Landscape"の語源であるドイツ語の"Landschaft"には当時、風景という意味は含まれていなく、オランダ語の"Landschap"(ランスハップ)が絵画用語として"風景"という意味を持たせたのが、風景画のはじまりなことからも頷けること。
なぜ、オランダ人(フランドル)の画家はそれまでの人物中心の絵画から風景に目を向けたのか。その絵画は豊かな光に満ちている。それは19世紀に入り"オランダの光"伝説として世界に広まり、ヨーロッパやアメリカの画家達はそのフランドル絵画に描かれた光を求めてオランダの地を訪れたのだそうだ。
20世紀のドイツの現代美術作家、ヨーゼフ・ボイスの言葉を基に、光の捜索、実験、検証が行なわれる。それはエイセル湖の開拓によって"オランダの光"は失われた、というもの。果たしてエイセル湖はオランダの光にどのような影響を与えていたのだろうか。
DVDが発売された時に見たかったのだけれど、購入を躊躇っているうちに忘れてしまって、先日TSUTAYAで見つけて借りてきたのでした。
ジェームズ・タレルの最大の作品でありライフワークの"ローデン・クレーター"の映像もみられます。
映像は美しく、時間がたっぷりある午後にコーヒー飲みながらゆっくり見たいDVDです。
←Open!
厨房長のおやつを買いに寄ったパン屋さんのレジ横にチェリーパイがありました。
チェリーパイを見たら軽い興奮を胸の高いところで感じ、このときめきは何だ!
アメリカ映画でよく目にするチェリーパイ。僕はそれを食べてみたくてしょうがなかったのでした。
脚本・監督:ミヒャエル・ハネケ
原作:フランツ・カフカ
出演:ウルリヒ・ミューエ、スザンネ・ロータ 他
.................................
オーストリアの映画監督ミヒャエル・ハネケが、カフカの未完の長編小説「城」を原作に忠実に映像化した作品。僕は学生の頃カフカを好んで読んだのに「城」はまだ読んでいない。だから「城」を読んだ時に頭に広がるだろう情景を知らないのに、この映画はまさにカフカを読んでいるときの風景だと思わせる。主人公や登場人物は期待を裏切らず美男美女ではない、そして程よく疲弊している。城の映像はひとつもないのに、雪深いその村にあるだろう城はとてつもなく大きな存在感を持つ。まるで城の頂上は雲の上で見えないくらいに遠く感じさせる。
そして、この物語は未完だから映画もいきなり終わる。そうなんだ。カフカを読んだ後って放ったらかしにされたような気分になる事がある。この原作はもともと未完だから、その放ったらかされ感が強い。.......また読みたいな。
監督・脚本/ポール・トーマス・アンダーソン
製作/ジョアン・セラー、ポール・トーマス・アンダーソン
撮影/ロバート・エルスウィット
編集/ディラン・ティシュナー
出演/ジェレミー・ブラックマン
トム・クルーズ
メリンダ・ディロン
フィリップ・ベイカー・ホール
フィリップ・シーモア・ホフマン
ウィリアム・H・メイシー
ジュリアン・ムーア
ジョン・C・ライリー
ジェイソン・ロバーズ
メローラ・ウォルターズ、他
...................................
"車止め"で思い出したこの映画のワンシーン。ウィリアム・メイシー演じるかつての天才少年が落雷で馬鹿呼ばわりされるまでになってしまったおじさんドニー。彼は駐車場の車止めを当てにしたが止まれず豪快に店のガラスを突き破る。それが淡々と描かれているので、これは日常的な失敗の1つなんだと登場した時点で分る。映画はドニーを含め、悩みを抱えた約10人の男女の24時間がある繋がりを持って巧みに構成されている。あっという間の3時間。ちょっと前にDVDをレンタルしました。リンクしたのは"車止め"だけでなく、先日宇都宮の公園で目に止まった木もそういえば"マグノリア"、そして後半では大量の"蛙"も降ってくる。なかなかタイムリーな映画だった。

きのう"ロッキー・ザ・ファイナル"を見たからだと思う。今日は無性に力仕事がしたかった。車の駐車スペースに放り出してあった2mの原木を庭の端に積んでみた。雪の中の原木移動。そして「うおぉぉおーーー!」と叫んでみた。何か作った訳ではない。ただ移動させただけ。
"フィルムのまち 那須"を目指す、那須フィルム・コミッションが、全国の若い映像作家や那須周辺で映像を作る若い人たちへ、気軽に応募できるコンペティションとして"那須アワード"を設立。今年もその作品を募集している。作品は25分以内のショートフィルムに限定。
最優秀賞には賞状と賞金30万円、 特別賞 の"那須賞"には、賞状と次回作を那須で撮影するためのスカラシップ(撮影支援金20万円、撮影に要する那須滞在費(上限10万円)の支援、撮影に必要な那須フィルム・コミッションの支援)が用意されている。
若い、と言っても年齢制限は記されてないようですね(^^; どうですか、みなさん。
今年の締め切りは2月28日まで。
原作・脚本・台詞・デザイン・監督/ミッシェル・オスロ
音楽/ガブリエル・ヤレド
日本語版監修・翻訳・演出/高畑勲
字幕翻訳/豊川恵実
....................................................
とても良い映画を見た。3Dと2Dとの混合、眩いくらい色彩豊かで美しい画面は、絵本の頁を捲るようで、気がついた時には物語の世界に引き込まれている。ミッシェル・オスロ監督、原作・脚本のフランスのアニメーション。しかし見終わったあと心に残ったのは映像よりも"差別"というテーマだった。

今年もショートショートフィルムフェスティバル&アジアが那須にやって来ます!
6月21日(土)〜29日(日)までの9日間、那須はSSFFに染まることでしょう。昨日、ホテル・エピナール那須で開催についての説明会があり、そこでまたボランティア登録してまいりました!期間中の宿泊パックなども計画中とのこと。現在、開催期間中のボランティア(←ボランティアは映画も見られるよ♪)、映画祭スポンサー、チケット販売、ポスター掲示・パンフレット配布、などなどしてくれる方を募集中なのだそうだ。
詳細はまだなのですが、6月25日(水)は上映イベントの一環として、殻々工房が一夜だけのシネマバーになる予定だよ。光栄なことなのだぁ。
ボランティアなど、興味のある方は那須ショートショート実行委員会まで。
那須ショートショート実行委員会
http://www.ssff-nasu.jp/


いよいよ「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2008特別上映in那須」(←長いので以降SSFF那須にします(^^;)の前売りチケットの発売が開始されました!チケットは公式サイトから郵便振替で購入出来ますが、那須のあちらこちらで販売中。もちろん殻々工房でも取り扱っています。
6月25(水)の殻々工房での上映イベント「シネマバー」は会場が狭いためスクリーンサイズも小さくなります。じっくりと作品をご覧になりたい方には他の会場の方がオススメですが、シネマバーには通常のチケットにワンドリンクが付くというお得なシステム!映画祭の雰囲気を楽しみたいという方はぜひご来場ください。背もたれ付きの席には限りがありますので着席希望の方は那須ショートショート実行委員会までメールでご予約ください。もちろん、予約なしの当日券ででも入場できスツール席も用意してありますが、スタンディングの場合も考えられます。カウンターにもたれながらドリンク片手に映画を見る、それもまたシネマバーっぽくて良いものです!お楽しみに(^_^)
那須ショートショート実行委員会
mail→ info@ssff-nasu.jp
いのちの食べかたの上映会が7月9日(日)に那須町のゆめプラザ・那須 で催されます。主催は那須 食卓の会。料金はなんと300円(しかも中学生以下は無料)。
「那須 食卓の会」の活動の一環として那須で上映される事になったそうだ。もちろん、僕もチケットをゲットしました。みなさんも、よろしかったら。
詳しくは「那須 食卓の会」まで。
http://www.nasu-shokutakunokai.com/website/

昨日の宇都宮での先行上映を終え、いよいよ那須でのメイン会場、南ヶ丘牧場からSSFF那須がスタートしました!
見事に天気予報を裏切っての夏日。昨年に引き続き、那須のアルペンホルンの会の皆さんのファンファーレが南ヶ丘に鳴り響きました(^_^)
僕もボランティアスタッフとして出来る限り会場に行きたいと思います!....すでに寝不足だったりするぅ(^_^;)
見終わった時、じんわりと胸の奥が温まっていた。それから僕はチェットベイカーのマイファニーバレンタインが聞きたくなったし、マイファニーバレンタインを聞くと、この映画の事を思い出した。
物語はエジプトのアレクサンドリア警察音楽隊がイスラエルの空港に降り立った所からはじまる。何かの手違いで空港に迎えが来ない。解散の噂もあるその音楽隊は自力で目的地に向かおうとするが、言葉が解らないから一文字違いの全く違う場所に行ってしまう。ホテルもないその異境(異教)の地で、地元の食堂の女主人とそこの常連客の世話になりながら一夜を過ごすワンナイトストーリーだ。
穏やかでハートウォーミングな映画ではあるけれど、エジプトとイスラエルといえば、アラブとユダヤの関係がある。それはこの物語の大切な部分だ。イスラムとユダヤという宗教的な違いと、あまりに長い間戦い続けた(ている)という事実による両者の確執を、政治的、宗教的、経済的な力ではなく、文学的に融和させているように思う。地味なユーモアにも溢れているし、登場人物も魅力的で、いい映画だったな、と思った。

今年も那須に国際短編映画祭がやってきます!
去年までは米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)」の国内ツアーのひとつ"特別上映in那須"として開催されてきましたが、今年からは那須独自の短編映画祭「那須ショートフィルムフェスティバル」としてスタートしました!より那須高原らしい独自の映画祭を目指して一歩前進、という感じですね(^_^)
6月27日(土)〜7月5日(日)までの9日間、那須での映画祭が楽しみです。
映画祭のパンフレットも出来上がり前売りチケットも発売!観るだけでなくスタッフとして参加したいという方にはボランティアスタッフの募集も始まっています。
今年もメイン会場は南ヶ丘牧場バイカル2F。そして今回もナイトスクリーン会場は、ホテルエピナール那須・森のチャペルはじめ、山水閣・別邸回、二期倶楽部・観季館と魅力的な会場が空間が用意されています。うーん、楽しみですぅ(^_^)
昨年に引き続き、今年も1日だけ殻々工房もナイトスクリーン会場の1つになります。何せ狭いので着席予約(スツール席は自由)には限りがありますが、スタンディングの方もワンドリンク付きですのでパブで映画を観るように楽しんで頂ければと思いますm(_ _)m
第4回那須国際映画祭
NASU SHORT FILM FESTIVAL 2009 6.27.sat - 7.5.sun
http://nasu-filmfest.jp/
前売りチケットの販売所はこちら(殻々工房でも販売中←2枚以上お買い上げの方にグラスビールorグラスワインをプレゼント)
http://nasu-filmfest.jp/ticket/index.html
ボランティアに参加してみよう、という方はこちら
http://nasu-filmfest.jp/volunteer/index.html


可愛いロバの「クロマル」くんのテープカットにより那須での国際短編映画祭「那須ショートフィルムフェスティバル2009」がスタートしました!
これから7月5日までの9日間、映画祭を楽しみましょう!

那須塩原(旧黒磯市)に新しく出来た映画館に初めて行ってきた。
以前、黒磯に小さな映画館があったのは知っていたけど、そこも閉鎖してからは、最寄りの映画館と言えば宇都宮か郡山で、映画を身近なものとして楽しむには物理的な距離がそれをレンタルDVDへと移行させていた。
この映画館は「フォーラム那須塩原」という。25年前に山形の映画ファンが地方では観ることができない映画を観客の手で上 映しようと「市民の映画館を建設する会」を結成し、100席と50席の小さな映画館を造ったのが始まりで、現在、山形、仙台、福島、 盛岡、八戸の東北5都市で映画館を運営しているのだそうだ。大手のシネコンとはちょっと違うということがそのホームページに書かれていた。
昨年末、僕はMyPlaceのエントリーで"THIS IS IT"のことを知った。
見に行きたかったけど、東京まで行かなきゃいけないと思っていてスケジュール的に無理だと思った。宇都宮でも見られるのを知った時には、その週が最終で、凄く良かったという周りからの評判を聞きながらも、見に行くことが出来なかった。
今回の地方上映で、フォーラム那須塩原にも"THIS IS IT"が来るのを知って、これは行かなきゃ!と思っていた。
しかも、僕らの仕事が休みの木曜日は「カップルデー」なのだそうで、2人で2000円で見られる(^_^)v 昨日、念願のスクリーンでの"THIS IS IT"を見ることが出来た。
この映画はリハーサル風景だけどライブを見ているような感覚だと聞いていたから、ぜひ映画館のスクリーンで見たいと思っていた。視界一杯をスクリーンで満たしながら見上げたMichael Jacksonは優しくて穏やかだった。評判通りの感動を与えてくれる映画だった。
僕は中学から海外の音楽を聞くのが好きになり、その頃のベストヒットUSAやMTVで見るPVは毎週ドキドキものだった。その頃だった思う"Thriller"のPVには驚いたし、"Beat It"にEddie Van Halenが参加したのも凄いことのように思った。映画"THIS IS IT"の中でも"Beat It"のリハーサルがあった。金髪の女性ギターリストOrianthi PanagarisのソロはEddie Van Halenのそれ、そのもので、格好も良かったし、とても懐かしくも感じた。
そうなんだ、映画を見ている間じゅう感じていた、懐かしさの中に、ライブと音楽への完璧を目指す緊張感が伝わってきたのが僕には心地良かった。
映画館を出た駐車場で「ポォーーーーー!」を叫んだのは言うまでもない。
"THIS IS IT"のHPで、その女性ギターリストOrianthiオリアンティのデビューアルバムが発売されるのを知った。そのページの中では彼女の名前よりも「マイケルジャクソンのギターリスト」というような文字が目立つのがちょっと気になったけど(^_^;

黒磯の映画館でavatarアバターの3D版を見て来ました。
3Dって、す、す、す、凄いのね(^_^;
迫力ありそうな映画はやっぱりDVDじゃなくて映画館のスクリーンで見たいな、と思って行って来たんだけど、3Dって言ったら、赤と青のセロファン眼鏡掛けて見るのしか知らなくて......今はこんなシンプルなサングラスみたいなのなのね.....まぁー、ド迫力でした。字幕読むの大変そうだから吹替え版で見ちゃった。
眼鏡を掛けたり外したりしてみたら、画面上で一番手前に見える部分にピントが合っていて、それよりも奥に行くほどピントがズレているみたいだったな。
本編前の予告から3D.....これからはどんどん増えるんだろうなぁ。
アバターに出て来る軍曹がコテコテで.....戦闘機に乗りながらマグカップでコーヒー飲んだり.....ちょーーウケたーー!

エラン・リクリス監督「シリアの花嫁」を見た。
舞台はゴラン高原のマジュダルシャムス村。ゴラン高原は、西にイスラエル、東にシリア、北にレバノン、南にヨルダンと接しており、もとはシリアの領土だったのを1967年の第三次中東戦争によりイスラエルに不当に占拠されたのだそうだ。ゴラン高原の住人はもちろんシリア人で、イスラム教の少数派であるドゥルーズ派。彼らはゴラン高原はシリアであり、自分達はシリア人であることを主張し、民族の誇りから占領下に置かれてもイスラム国籍を取得することを拒んだことから国籍を失い、現在も無国籍の状態にあるという。
ドゥルーズ派シリア人は民族間で結婚をする習わしがあるという。しかし、ゴラン高原に住む無国籍の人間が、境界を越えシリアに住む同族と結婚しシリア国籍を取得すると、もうイスラエル占領下のゴラン高原には戻っては来れない。民族の誇りと、イスラエルとシリアをいう、国交が無くお互いの国を承認しようとしない政治的な問題が絡んでいる。同族というだけで話もしたことの無い相手と結婚する花嫁はその結婚が幸せであろうとなかろうと、家族との永遠の別れをすることになる。イスラエルとシリアが国交を回復しない限りは。