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TRAVEL/ MADRID 2018 ARCHIVES

2018年02月18日

スペインバスクから帰ってきまして、どっぷり日常に戻りましたので また旅メモ。

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先日、スペインバスクのビルバオ空港からイスタンブール経由で帰ってきました。

トルコ航空は 安いね。
夜便乗り継ぎだから時間は掛かりますが、往復諸経費込みで1人68000円くらいでした。
とはいえ余裕があってのバカンスではないので、帰った翌日からボケた頭と髪を振り乱しながら仕事しております。汗
買い出し、仕込み、ギャラリー展示、確定申告の準備の準備.............やっと一区切りついたので旅で持ち歩いたカメラをMacに繋いでみました。

旅のことを ちょっと出しにブログに書いてると、
こいつずっと仕事してないのか?と 思われそうですが、
毎日店開けてますので、よろしかったら是非お立寄りください。(笑

今回はマドリードの美術館巡り(主にプラド美術館)とバスクのバル巡りが目的でした。
成田から飛行機でマドリードへ、そしてマドリードから北スペインのバスクまでは安いバスで移動です。
個人で似たルートを旅される方へのシェアと、復習のためにブログに上げて行きますので、興味のある方はご覧ください。

このあと、旅の記事についての更新情報はtwitterにだけリンクします。

2018年02月22日

マドリードって もう紙の切符ないんだって。

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マドリードのバラハス空港に着いてからアトーチャー駅までシャトルバスに乗りまして、
最寄りのメトロの駅まで移動して自販機で切符を買おうと思いましたら、よくある10枚セットの回数券どころか、1枚の切符も見つからない、と言うか何だか高いんですよ。

近くにスタッフジャンパーきた女性がいたので聞いてみたら、
紙の1枚チケットと10枚セットのカルネはもうなくて、メトロやバスに乗りたかったら日本でいうSuicaスイカを買わなくっちゃいけないんですって。
初回はそのカード料金が含まれた金額が表示されてるんですって。
昨年の11月からとのことで、日本で買ったガイドブックにも書いてなかったですよ。

このカード1枚2、50ユーロ。
2人で一緒に使えるというので1枚だけ購入。
チャージは金額ではなく、1回、10回、空港行き、ツーリスト用(1〜7日間まで選んで買うみたい)の4種類です。
10回を選択して12、20ユーロ、カード代と併せて14、70ユーロをクレジットカードで支払いました。

ちなみにビルバオではこのカードは使えませんで、バリックカードなるものを購入。


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こちらは1枚3ユーロで、スイカと同じように金額をチャージします。
最低5ユーロからで10ユーロチャージしました。


ついでに言うと、サンセバスチャンを走るバスはバリックカードが使えません。。
同じスペインバスクだけどバス会社が提携してないのね。
もっともサンセバスチャンでは旧市街メインだったのでバスは乗りませんでしたが。。

バリックカードにまだ残高あるからまた行かなくっちゃだな。(笑

2018年03月09日

メゾン デル シャンピニヨン Meson del Champiñon

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マドリードのバルをネット検索すると必ず出て来るマッシュルームの店、メゾン デル シャンピニヨンに行ってみました。

4時過ぎだったので多くの飲食店が休んでいるなか、休憩なしでオープンしてました。
店前にカタカナで「マッシュルーム」って書いてあったので、嫌な予感と共に、きっとココだわ、、、って直ぐわかりました。笑

店の方に促されるまま奥のテーブル席に着き、とりあえずシェリーを2つ。


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これは、、、やっちまったな、と思わせる店内です。笑

メニューはタブレットで多言語対応、日本語もありました。
ちょっと高いなぁ、、、テーブル席だとカウンターよりちょっと高いみたいですね。
これも勉強だな。


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これが看板メニューのマッシュルーム。
......美味しい!

てっきり、イタリアの観光客向けのピザ屋みたいな痛い目に会うのかと思ったら美味しくてびっくり。


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シシトウの素揚げも注文しました。
これも店の定番メニューっぽいです。


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こうなりゃ酒盛りですよ。笑

デカンタで注文したワインは頭痛くなる系でしたが、いかにもラテンの大衆酒場っぽさがあります。

シシトウの素揚げは塩が効いていて酒がすすんで良いのですが、油っこいので胃腸の弱い方には進められないかも.....うちの奥さまはリタイヤでした。

もしまた来るなら、入口近くの立ち飲みでシャンピニヨンだけ注文してビールを飲むようかな。

2018年03月26日

プラド美術館を満喫するため国立美術館カードというのを購入してみたのだ。

  
優雅な海外旅行とはちょっと違う 僕らの美術館巡りですから、
旅費は後から働いて返すようなものなので、いかに経済的に美術館を回るか、というのがいつも頭にあるわけです。
とはいえ、スタンプラリーみたいな作品鑑賞では得るものがないわけで。

美術館は国や地域によって、
高かったり安かったり、
時間限定で無料だったりいつでも無料だったり、といろいろですよね。


今回のマドリードの美術館のイメージは、
主要な3大美術館の入場料が ちと高い、
それ以外の美術館の入館料が安い、
曜日や時間指定で入場無料になる美術館が多い、です。


そこで先ず選択肢に上がるパセオ・デル・アルテ Paseo del Arteという主要3大美術館共通チケットなのですが、25.60ユーロで、
・プラド美術館
・ティッセン・ボルネミッサ美術館
・レイナ・ソフィア芸術センター
が1回ずつ入れます。

・プラドが15ユーロ、
・ティセンボルネミッサが12ユーロ、
・レイナソフィアが8ユーロですから
合計35ユーロなところ9.40ユーロもお得なわけです。


しかしプラドなんて1日じゃ回りきれないでしょ。
美術館好きなら2日以上行きたいと思うわけです。(←そんな人 少ないかな?)


ちなみにこの3つの美術館が無料で見られる時間帯は、
・プラド美術館が18時以降無料、
・ティッセンボルネミッサ美術館は月曜無料、
・ソフィア王妃芸術センターは日曜14時以降無料です。

3館との無料の時間帯に合わせれば最もローコストですが、プラドは無料時間の1時間くらい前から行列ができていました。。

じゃ、2回見たい美術館だけ無料の時間帯に行くという手もありますね。


ところが、僕らが選んだのは、
列に並びたくないし何度も美術館に入れる国立美術館カード Tarjeta anual de Museos Estatalesなるものを購入してみることにしました。
ガッツリ美術漬けコースです。

有効期限は1年間で、
・プラド、
・レイナ・ソフィナ、
・国立考古学博物館、
・セラルボ美術館、
・アメリカ美術館、
・衣装博物館、
・ロマン派美術館、
・ソローリャ美術館のほか、
マドリード以外でも行く予定にしていたトレドの
・エルグレコ美術館、
・サファルディ博物館にも入れます。
マドリードに居られるのは1週間なんですけど。。

......あれ、ティッセンボルネミッサが入ってない......そう、そこが玉に瑕なんです。笑

国立美術館カード Tarjeta anual de Museos Estatalesは36.06ユーロ。
微妙に高いけど、プラドに3回も行けば得じゃない?という美術マニアっぽい判断です。笑
これにティッセンボルネミッサが12ユーロで、48.06ユーロ。

終わってみれば、
国立美術館カードで入ったのが、プラドに4回、ソフィアに2回、ソローリャ、エルグレコ、サファルディに1回ずつ行きましたので、もし全て正規料金で入ったとしたら、85ユーロということになります。ティッセンボルネミッサの12ユーロも足すと97ユーロ。

約49ユーロ安くなったということになりますが.........

これが本当にお得なのかどうかは分かりません。笑


国立美術館カードを作るには、旅行者の場合パスポートが必要です。
スペインに住んでる人ならIDがあるそうで、それを記入する欄がパスポート番号になるからです。各美術館に入場する際はパスポートの顔写真との照合が必要になります。ラテンのルーズなイメージとは違って、かなーりしっかりと確認します。

僕らはソフィアの受付でカードを作りました。
受付でこのカードを作りたいと言ったら、何度も本当に良いのか?見るのは一回だけじゃないのか?本当にいいんだな?と確認されました。
カード作成にはちょっと時間が掛かるので、その間、その窓口はクローズ、複数の窓口があったから良かったけど、小心者なのでちょっと申し訳ない気もします。汗

いつもながら、極々一部の人にしか参考にならない情報をお送りしました。

......説明がこんなに長くなるとは思わなんだ。


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これが国立美術館カード Tarjeta anual de Museos Estatalesです。


プラド美術館は展示室内撮影禁止ですので、作品の撮影はできませんでした。


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大通りに面して聳えるベラスケス先生です。
こちらの入口は閉鎖されていますので、左に進み建物に沿って曲がります。


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ゴヤ君です。


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ゴヤ君の向かいにチケット売り場があります。
国立美術館カードを持っていても、ここでチケットをもらう必要があります。


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チケットを受け取ったらまた左に進み、大通りからみた裏側に入口があります。
午後に来た時は、チケット売り場の上の入口から入りました。

どちらにもセキュリティチェックがありました。


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この先に企画展示室。
この時は"Fortuny"フォーチュニー展でした。


ご存知の方も多いと思いますが、
プラド美術館のコレクションは ほぼ絵画です。

展示室内撮影不可なので記録は残せませんでしたが、
ベラスケスのラスメニーナスと、ゴヤのブラックペインティングシリーズは滞在中何度も見ました。

他にもフラアンジェリコの受胎告知や、ボッスの部屋も必見、
ルーベンスやティッツィアーノ、エルグレコにスルバランと見所たっぷりです。

1日目に企画展と一階部分を見ましたが、開館から6時くらいまで見て最後の方は集中力が低下。
2日目に開館から5時くらいまで2階部分と初日の最後のあたりをもう一度。
これでほぼ回れた感じです。
3、4日目は、3時間くらいずつブラックペインティングとラスメニーナスを見ながら他の作品を見る感じで過ごしました。


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Museo Nacional del Prado
https://www.museodelprado.es

2018年04月04日

マドリードでもオペラ体験、デッドマンウォーキング。

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いつからか、旅で大きな街に行く時はタイミングが合えば劇場体験をすることにしています。

あくまで体験だから安い席でいいや という考えのもと、旅の日程が決まったら日本から劇場サイト経由でチケットを購入。
マドリードにもオペラ座、テアトロ・レアルTeatro Realという王立劇場がある。
1850年創立の歴史ある劇場らしい。
場所は王宮の目の前、街で一番賑わいでいる広場、ソルからも近く、僕らが借りたアパートからは歩いて20分くらい。どの街でもオペラを最後まで見ると夜遅いから、歩いて帰れるのは嬉しいことだ。

この日の演目はデッドマンウォーキング。
これって、映画でしょ?と思ったけど、調べてみて アメリカでオペラとして上演されていたことを知った。
チケットは公式サイトhttp://www.teatro-real.com/から購入。
予習として、原作の日本語版を読み、ショーンペン主演の映画を見て、アメリカで上演された時の録音を購入して聞いてみた。
本番では当然スペイン語での上演だから、英語字幕は出るとしても予習は必須なのだ。


予習してみるに、これは世の中に必要な作品だと思うけど、まぁ、暗い話ですよ。
映画は、死刑廃止論者である修道女ヘレン・プレジャンのノンフィクション作品の映画化で、ヘレン役にスーザンサランドン、本では2人いる死刑囚が映画では一人の死刑囚マシューに纏められていて演じるのはショーンペン、監督はスザンサランドンのパートナーでもあるティムロビンス。

物語はアメリカ死刑制度についての是非を問います。
そこには死刑が宣告される加害者への人種差別問題、また死刑執行後に被害者の遺族は何を得たのかという虚しさが漂い、死刑執行という殺人についても考えさせられる。


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開演時間が近づき、辺りが暗くなり入館。
入り口は王宮側にあります。


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立派な劇場です。

僕らの安いチケットはいつも最上階です。
今回は12ユーロでした。


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席に着いてみると、今まで最低に悪い席でした。笑
何せステージがほとんど見えない。。

上演開始直前、空席があったようで、みんなじわじわと中央寄りにスライドしましたが、それでも見えない。
僕らより見えない席の人はかなり怒ってるし。笑

休憩時間で帰った人が多かったようで、後半はさらに中央寄りに、やっとスケージが見えました。笑

下の階から移動して来た人もいるようで、どうやらこの劇場はある程度良い席を取らないといけないみたいです。
お気をつけて♪


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そもそも暗い話ですから、終わってからルンルンで帰ることはなかったと思いますが、微妙に満たされない想いのまま家路に付きました。

一杯引っ掛けて帰りますか!


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この日はスーパームーンだったそうです。

2018年04月09日

サンミゲル市場に行ってみました。

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マドリードのガイドブックを見たらおすすめされてたので行ってみました。

とても雰囲気のよく作られているのですが、もはやこれば市場ではないような......笑

日本でもよくあるフードコートとか屋台村のような、観光客向けの飲食の集まりでした。

中央にテーブルとイスが用意されていて、あちこちから買ってきたものをそこで食べたり飲んだり。
楽しいんだけど、完全に観光客がターゲットなので全体的に割高だと思ったなぁ。

本当はアパートに帰ってから作る夕食の食材を買いたかったんだけど......とりあえずビール飲んでオリーブ食べて、さ、買いもの行こう〜♪

マドリードはこの類のメルカドが流行っているそうで、何箇所かありました。
僕はイマイチ乗れなかったけど、好きな人には楽しいんだと思う。


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雰囲気はいいんだけど、
僕はもっと根ざした文化のようなものを感じる店と客との関係や日常を垣間見られる「場」が市場だと思うな。

.....ただこの形の方が、利益は大きそう。笑

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2018年04月13日

セバダ市場に行ってみました。

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サンミゲル市場で夕飯の食材をゲットできなかったので、セバダ市場に寄り道してみました!

ここは魚介が多いそうなのですが...........


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.....市場は夕方に来てもやってません。笑


結局、この日はアパート近くのスーパーに寄りました(^ ^;
ちなみに、そのスーパー、わりと大きいチェーン店なのですが、お昼過ぎ行くと閉店してまた夕方から開くという......シエスタじゃん!

やるな、マドリード!笑

2018年04月14日

ティッセンボルネミッサ美術館

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僕らの購入した国立美術館カードでは入れないティッセンボルネミッサ美術館Museo de Arte Thyssen-Bornemiszaです。

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ハインリヒ・ティッセン・ボルネミッサとその息子のハンス・ハインリヒ・ティッセン・ボルネミッサによるコレクションに夫人のコレクションも加えられた展示だそうです。
古典から現代まで、美術の流れを一気に見ることもできる充実したコレクションでした。


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最近、ひとつひとつ回想している時間がなくなってしまって纏めてざっくりと。

展示は順路に習って進めば時代順になっていました。
ギルランダイオ、カルパッチョ、クラナッハ、ホルバイン、ハルス、ルーベンス、カラヴァッジオ、ルーベンス、、辺り見ごたえがありました。
エルグレコも複数あります。

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カラヴァッジオのアレクサンドリアのカタリナは、ただならぬ雰囲気を放っているので目を奪われました。


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本当にあらゆる時代の作品が見られます。

この部屋にあったドガの黒い池がいい感じでした。

ここまでが1階。
ここから2階に上がります。

近代絵画もたっぷりあります。
フラゴナール、ヴェルネ、モネ、マネ、ゴーギャン、ゴッホ、セザンヌ、ピカソ、マチス、ムンク、ココシュカ、などなど。

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あらゆる時代の作品が見られるとなると、逆に特化している部分はどこに見られるんだろう、ということを考えながら見るわけですが、
エルンスト・ルートヴィヒ・キルヒナーやフランツ・マルク、エーリッヒ・ヘッケルなどのドイツ表現主義やドイツ系の作家のコレクションも多く見られるようになり、ノルデもあり、ジョージ・グロスの作品も多くありました。
この辺りはやはりドイツ出身という繋がりなのかなぁ。

とはいえ、僕にはこの辺りのドイツからロシア系のコレクションが印象に残っています。

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まだまだ続きます。
ダリやエルンスト、タンギーや、
ベーコンやフロイト、
リキテンスタインやステラ、クーニングなどアメリカ抽象表現主義から現代までやはり美術史のカタログを見ているようなコレクションです。

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この窓に挟まれた壁にあるオキーフの収まりが良かったな。


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フロイトによるボルミネッサ氏。

ゆっくり見て3時間ちょい。
このあとアパートに戻ってお昼食べてから、お散歩がてらプラド美術館で1時間くらいブラブラしました。

2018年04月15日

カサ ラブラ Casa Labra

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マドリードで一番気に入ったバルがここ、カサラブラ Casa Labraです。

ソルから近く、食材の買い出しやお土産に便利なエル コルテ イングレスの目の前。
店の壁にはレストランって書いてあるけど、奥のテーブル席よりもカウンター周りの立ち飲みがいい感じでした。

飲み物のオーダはこのカウンターで。
食べ物のオーダーはカウンター向かって右斜め後ろにあるレジで。イタリアのバルみたいね。

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手前の2個がタラのクリームコロッケで、
奥のがタラのフライです。

どっちも美味しかったです!

ちょっとずつ揚げてるのか、すぐに売り切れるけど5分くらいでまた次のがきます。

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オフシーズンでも忙しい時間は凄い並んでたので、ちょっと外した時間の方が良いみたい。

ここはまた行きたいな。
Casa Labra
http://www.casalabra.es

2018年04月19日

メゾン デ ラ トルティーリャ Mesón de la Tortilla

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マドリードでまた行きたいお店のひとつ、マッシュルームの店の並びにあるメゾン デ ラ トルティーリャMesón de la Tortilla。

マッシュルームのメゾン デル シャンピニヨンでは勧められるままテーブル席に行きましたが、今度は立ち飲みです。

最近気づいたことは、
僕らは酒は量飲むけど割と少食らしい、ということ。笑

宵の口、軽く飲んで帰ろうと、トルティーリャも1人前だけオーダーしました。

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写真映えしませんが、焼きたてのアツアツです。笑

写真からは伝わらないと思いますが、美味しいです!
トルティーリャってこういうものだったのか、
という驚きのトロトロ、ポテトの甘さとねっとりほろほろ感。

ポテトは男爵系でしょうか。
シンプルな料理だけに、オリーブオイルの量と火の通し方にコツがあるのかなぁ。


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一杯引っ掛けにきた常連らしきおじさんとスマホの写真に見入る店のおじさん。

オンシーズンは観光客で忙しいんだろうけど、こういう空気がいい感じ。

2018年04月20日

日帰りでマドリードからトレドへ、寂れた街なんだと思ってたら超観光地でビクーリ。

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マドリードのプエルタ デ アトーチャー駅からレンフェrenfeで片道30分のトレドまで。
往復1時間なら日帰りで行けちゃうね。

チケットはGo Euroから買いました。
往復1人20.60ユーロに手数料が2.68ユーロ。

まずは荷物検査があるのでラゲッジコントロールの表示を目指し、その先で電光表示板に表示されたゲートに向かいます。


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気合を入れて8時くらいの便にしたら、まだちょっとくらいです。笑


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8時半にトレドに着きました。寒い。


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イスラムを想わせる美しい駅舎ですね。


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蛇行するタホ川に囲まれた城塞都市、トレド旧市街に歩いて向かいました。


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朝日が美しいね。


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これがタホ川。
トレドはエルグレコの絵の中にも登場します。


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早く着すぎたので誰もいません。
こっそりと城塞内に潜入成功した感じです。笑


この時はトレドって人気ないんだな、と思ってました。
この鄙びた雰囲気を1日満喫しようかと。笑


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まずはムゼオ デ サンタクルスMuseo De Santa Cruzに向かいます。

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思ったよりも早く着いちゃって、開館時間までぶーらぶーら。


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トレドはセルバンテスの書いた小説、ドンキホーテが旅した地だそうで、あちこちに像があります。


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ムゼオ デ サンタクルスはかなり見応えのある博物館でした。
その様子はまた次の記事で。

見終わったところで博物館前にベンチ座って、朝作って来たサンドイッチを食べました。
トレドはあまり食事を期待してなかったので。笑


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博物館からカテドラルに向かうと、想像もしていなかった人集り。
というか、トレドってすごい観光地だったんですね。笑
そりゃそうか、世界遺産だものなぁ。

お土産物やも多く、観光客向けな感じで意外でした。


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カテドラルが見えて来ました。
さすが絵になる街並みです。


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トレドはかつての西ゴート王国の首都で、中世ではイスラム、キリスト、ユダヤが共存したことがあり、その様子が残っている旧市街が世界遺産なのだそうです。

この後、サント トメ教会 Iglesia de Santo Tomé、エルグレコ美術館 Museo de El Greco、セファルディ博物館 Museo Sefardíを見て回りましたが、その様子も、またあとで。

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2018年05月14日

ソフィア王妃芸術センターMuseo Nacional Centro de Arte Reina Sofía

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マドリードに着いた日、空港からアトーチャー駅まで移動して、そこからスーツケースを転がしてソフィア王妃芸術センターMuseo Nacional Centro de Arte Reina Sofíaに行きました。
アパートのチェックインまで時間があったのと、アトーチャー駅から近かったので。

クロークというか、無料のコインロッカーでスーツケースを預けられました。
美術館の入り口は2箇所、それぞれにコインロッカーはありますが、大きなスーツケースの入るロッカーは全体で3個くらいしかなかったのでオンシーズンは難しいのかもしれません。
 
 
ここには滞在中2回来ました。
多くの人のお目当はゲルニカだと思いますが、他にも見所盛りだくさん。
ピカソ、ダリ、ミロといったスペイン人による近代絵画のコレクションがたくさん見られました。
プラドが古典から近代までとすると、ソフィア芸術センターは近代から現代美術までをカバーしています。
 
 
個人的には、ゲルニカと企画展示がとても印象に残っています。
 
ゲルニカを発表した1937年パリ万博の様子や、制作風景を記録した写真が作品の対面の壁に展示されています。制作風景の写真はゲルニカの完成までを連続写真のように展示されているので、制作過程でピカソが何を強調しようとしたのかといったことを感じることができます。

ゲルニカについては多くの本やサイトで解説されていますが、復習を兼ねて簡単にだけ。

スペイン北部バスク地方の街ゲルニカが空爆されたのは1937年4月26日。これはスペインの社会主義政府であった保守派に対するフランコ軍のクーデターとされています。前年より始まったスペイン内戦に対して、社会主義政府をソビエトが支援し、対する反乱軍のフランコ軍のことをイタリアとドイツが支援、軍事力などを提供しました。
実際にゲルニカを壊滅させたのはフランコ軍を支援していたドイツ軍による空軍演習を目的にした爆撃でした。
かつて戦争は軍隊同士が戦い合うものでした。
ゲルニカ爆撃は、バスク地方最古の街で近隣の農村から農民がゲルニカに集まって定期市が開かれる月曜日、その無防備な街に爆弾が落とされたのです。
このニュースは世界に報道されました。これを知ったピカソは共和国政府から制作依頼されていたパリ万国博覧会のための壁画のテーマを「ゲルニカ」に変更します。「スペイン軍部への嫌悪の意味を込めた『ゲルニカ』を製作中である」とする声明を発表、5月11日には壁画制作を開始して6月4日に壁画は完成しました。
5月25日からパリで開催されていた万博のスペイン館にゲルニカを展示し、世界がこの壁画を通してゲルニカ爆撃の悲惨さを心に感じ止めることとなりました。
 
このピカソの反応の速さと、偶然にも用意されていたパリ万博という展示場所が奇跡的だなと思えるのです。スペイン国内で発表したのでは作品自体が残っていなかったかもしれないし、世界に報道されることすらなかったかもしれない。

今回、スペインの美術館を回って思ったことの一つが、名作が生まれる時には奇跡的なタイミングや何かがあるような気がする、ということを思いました。プラドにあるベラスケスのラスメニーナスにも、ゴヤのブラックペインティングにも。

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ソフィア芸術センターでの写真撮影は、ゲルニカなど部分的に禁止なのでネット上の画像を貼っておきます。

ゲルニカが展示されているスペースの近くにはパリ万博スペイン館の模型や、当時の報道資料の展示もあり、その背景をじっくり見ることができます。

余談ですが、この10年後に南仏ヴァロリスにある国立ピカソ美術館の「戦争と平和 La Guerre et La Paix 」が描かれました。

国立ピカソ美術館と戦争と平和 / KARAKARA-FACTORY
http://karakara.pepper.jp/blog/2013/04/post_742.html


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館内はゲルニカ周辺以外だったら写真撮影できたのですが、なぜかあまり写真を撮っていませんでした。笑

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中庭はのんびりできていい感じ。


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ほんとは すごいいっぱい絵画があったんだけど.....なぜがマンレイしか撮ってない。笑


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常設で「アンダルシアの犬」が上映されてました。


企画展がまた面白かったのですが、
その中でもウィリアム ケントリッジWilliam KentridgeのEnough and more than enough展が良かったです。
南アフリカのヨハネスブルグ出身の現代美術家で、力強い線による手描きアニメーションが多かったです。映像作品の上映が多かったですが、ほぼ全部見ました。

日本には京都と広島で展覧会があったみたいですね。
東京にも来ないかな。
YOUTUBEにも動画があったので貼っておこう。

いい刺激になった美術館でした。

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2018年05月25日

ソローリャ美術館 Museo Sorolla

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2月のスペインから4ヶ月。
この日はマドリードの最終日、翌日からはバスクに移動します。
旅メモのアップもスピード上げなくちゃ。

バレンシア生まれの画家ホアキン ソローリャの自宅兼アトリエを死後に一般公開した美術館のマドリードにあるソローリャ美術館
現在はスペイン文化省が管轄している美術館なので国立美術館カードで入れますが、僕らが行った日は入場無料の日曜日で、たくさんの人が見に来てました。
ちなみに、入場無料時は1階部分しか見られません。。

この日は寒く、朝からの雨が雪に変わりました。
2月のマドリードって雪降るんですねー。
積もるまでは降りませんでしたが、翌日、バスクに移動する際の山越えは雪景色でした。

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ソローリャの自宅は品の良いお屋敷で、そういう家の育ちなのかな、と思ったら2歳で両親と死別、鍵屋を営む叔母夫妻に育てられたそうです。
叔母夫妻の鍵職人になってほしいという期待をよそに画家を目指したソローリャはバレンシアから国立美術展に参加、バレンシア州から奨学金を得てローマやパリを旅したようです。
1888年にバレンシアの写真家アントニオ ガルシアの娘クロチデル ガルシア デル カスティーヨと結婚しマドリードに移住、国際的に数々の賞を受賞してスペインを代表する画家の一人にまでなりました。
1911年、妻と3人の子供との生活のため48歳の時に自宅兼アトリエを建て、他界する1923年(60歳)まで過ごしたそうです。

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トレドのサンタクルス美術館でソローリャの企画展がありましたが、そちらはソローリャがトレドで描いた風景画の展示で、三脚を立てて描いているソローリャの写真もありました。

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Museo Sorolla
http://www.mecd.gob.es/msorolla/inicio.html

2018年06月09日

マドリードで借りたアパート。

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今回マドリードで借りたアパートがこちら。

Duque de Alba apartments
http://www.apartamentos-duquedealba.com

平日と週末で料金がかなり違うけど、ホテル予約サイトを使ってクーポンもあったので1日平均7500円くらい。
1週間お世話になりました。

ホテルよりも楽なのはルームクリーニングがないことかな。
毎日スーツケース鍵して、とか面倒くさいから。
お願いすればホテルみたいにクリーニングしてくれるみたいだけど一度も頼まず。

チェックインの時に、基本的な説明と、ゴミを出す日と場所とかを確認して、チェックアウトは部屋に鍵を置いてオートロック。とても楽でした。

メトロの駅からも近く、駅のそばにはスーパーもありました。

以前にバルセロナで借りたアパートや、パリのアパートホテルもそうだったけど、部屋の家具や備品がほとんどIKEA。
すごいね、IKEA。


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建物の最上階だったので天井が視覚的に面白かったです。

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リニューアル仕立て感のあるキッチンでした。
IHがハイパワー。

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トースターも毎朝使いました。
トレドに行くときはランチを用意したり、マドリーではあまり外食せずに軽く飲みに行くくらいでした。
ビールの消費量も上品でしょ。

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洗った食器の水切りが収納なので、いつも扉が開けてる状態です。笑

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外で軽く飲んでから帰ってくるのでワインの消費量も上品だわ。

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1週間ありがとう。

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エレベーターがあったので使うことはなかったけど、趣のある階段でした。

2018年06月10日

マドリードからビルバオへ長距離バスで移動。

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旅メモもマドリードからビルバオへ。
2月の旅ですが.....今月いっぱいには書き終わりそうな気がする。。

この移動には長距離バスを使いました!理由は安いから。笑
マドリードの長距離バス乗り場はAvenida de America Stationというところから出ます。
アパートのある駅から地下鉄で移動しました。
スーツケースを持っているのでちょっと不安でしたが、乗り換え駅では全てエレベーターがあって、スーツケースを持っているだけで地元の人が「あっちにリフトがあるよ」と教えてくれました。
やさしいな!

バスは最安を選んでALSA社のバスにしました。
ネット予約して手数料なども含めると合計で34ユーロでした。
これがノーマルクラス。
移動時間はだいたい4時間半です。

問題はトイレですよ。
これは最安のバスで、車内にはトイレなし。
途中で1度だけドライブインに寄ります。笑

これよりも1ランク上のバスはプレミアムクラスです。
トイレはもちろん、各シートにモニターもあって運が良ければWifiも使えるそうです。
これがだいたい60ユーロだそうです。
さぁ、あなたならどっち!

僕はノーマルに乗ってみたかったので、うちの奥さまの了解を得てノーマルを選択。
特に問題はありませんでしたが、やっぱりトイレに行きたい人は多かったみたいです。
すっごい寂れたドライブインに寄ったんですが、みんな小走りでした。笑
トイレに行くにはスナック菓子やホットドックなどを売っている店内を通らなくちゃいけなくて、みんな何かしら買ってました。


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バスターミナルのベンチがいい感じ。

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マドリードからバスクへの山越え。
寒波の影響で雪でした。
トイレに行きたい人にはきつかっただろうな。

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前夜のニュースでは雪で立ち往生しているシーンがテレビのニュースで流れていたので、みんな心なしか緊張しているような静けさでした。

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ビルバオに着いてみればいい天気でした。
はじめてのバスク地方。ちょっとお散歩。

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オフシーズン特価だったみたいで、2人で1泊6900円にしてはとってもキレイなホテルでした。
ビルバオいいとこだなぁ。

Hotel Sercotel Coliseoホテル セルコテル コリセオ
https://www.sercotelhoteles.com/hoteles/espana/Bilbao/coliseo/

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