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TRAVEL/ VENEZIA 2019 ARCHIVES

2019年02月11日

今回の旅はまず早朝の羽田空港からヴェネツィアへ

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7年前、初めてのヴェネツィアは自分たちにとって衝撃的で、4日くらいの日程ではとても回り切れず、再訪を心に決めておりました。

僕にとってイタリアでの美術の見所といえば、ローマやフィレンツェは古代から中世とルネッサンスの美術の密度が非常に高く、その代わり現代美術が少ない印象なのですが、ヴェネツィアはペギーグッゲンハイムの近代絵画や、フランソワピノー氏のコレクションによるプンタデッラドッガーナとパラッツォグラッシによる現代美術、そして僕らの行ける1、2月を除いてはヴェネツィアビエンナーレもあり、ヴェネツィア派のルネッサンス絵画が街じゅうの教会にそのままの形で保存され見ることができ、近現代の美術も併せて、犇めき合うように見所がある濃厚な島という印象です。

また何と言っても、アドリア海に面しているので真冬にしては暖かな気候、オフシーズンなので良いホテルがかなり安いのも魅力です。

予算の都合上、今年はコンパクトに殆ど移動せずにヴェネツィアだけに絞って9泊。
昨日那須に戻りまして、これからまた、仕事の合間にメモを残しておこうと思います。
いくら掛かるの?という質問もあったので、その辺りも具体的に。

今回は韓国のアシアナ航空を使いました。
仁川経由ヴェネツィア・マルコポーロ空港行きで、行きは羽田発の早朝便、帰りは成田着でした。
航空券は往復50000円、今年は燃油サーチャージが高く21500円で、その他空港使用料や税金も合わせると79520円でした。

滞在先はサンマルコ広場近く。
宿泊予約サイトの割引があり、朝食のホットビュッフェ付きが9泊で62159円だったので、一人当たり31079円、とてもお得でした。
アジアからの宿泊者はとても少ないようでしたが、スタッフの方はフレンドリーにして下さり、とても良いホテルでした。
Hotel Violino D'Oro https://www.violinodoro.com

ざっくり往復の航空券と宿泊で一人当たり11万です。
毎月1万ずつ積み立てしたとしてギリ。
滞在先で生活費はカードという名の借金です。笑

早朝羽田発のアシアナを使うとヴェネツィア到着が現地時間で午後3時。
仁川での乗り換えも50分という短さ(ちょっと短すぎ?)でこれは便利。

マルコポーロ空港からは水上バスでサンマルコまで。
ヴェネツィア本島内は車が走れないので、上陸場所(鉄道駅かバスターミナルか水上バス乗り場)からは徒歩で石畳と階段の連続です。交通の便を考えてサンマルコの水上バス乗り場近くのホテルにしました。
空港からヴェネツィア間の水上バスは片道15ユーロ、往復で27ユーロでした。
復路は日付指定なしなので往復で購入しました。
バスを使ってベネツィア鉄道駅の近くにあるローマ広場行きの方がリーズナブルで早いかも。
でも今回は、「ベニスに死す」のオープニングのように海からサンマルコに降り立ちたかったのです!
結果、移動が とても楽でした。


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水上バス乗り場。
路線により色分けされてますが、行きも帰りもブルーラインでした。


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ムラーノ島、リド島を経由して約1時間ちょい。
結構のんびりしたものです。

仮にバスでローマ広場まで30分ちょいだそうで、そこからヴァポレット(水上バス)に乗ってサンマルコまで30分ちょい。
島内の移動を考えたら、サンマルコやサンザッカーリア周辺のホテルなら空港から水上バスで良いのかもしれません。

暗くなってきちゃったけど、目の前にサンマルコの鐘楼が見えてきました。
正直、一番前に乗りたかった。笑


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5時にはホテルにチェックイン。
歩いてリアルト近くのスーパーまで。

サンマルコ周辺には大きめのスーパーはありません。
リアルトまで歩いても水上バスでも15分。
ヴァポレット乗り場から運河沿いすぐ近くに惣菜やチーズや生ハムの量り売りもしているスーパー(COOP)があります。乗り場近くにスーパーは2つあってDESPARの方は惣菜がなく小さいです。←プチ情報

2019年03月09日

Googleオフラインマップでベネツィアの迷路のような路地を歩く

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ヴェネツィアから帰ってから早くも1ヶ月。
少しずつ旅のメモ。

7年前、初めてのヴェネツィアで最初に魅せられたのがこの光、そして海の色でした。
海の近くに暮らしたことのない僕には、海の上に立ち足元からも照らされているような鮮やかな光に驚き、海や運河のグレーがかった青緑色の透き通ったラムネ瓶のような水は見ていて飽きることのないものでした。
またこうして来られることがとても嬉しく、毎朝、海に近い場所から出かけられるようにサンマルコ広場近くの小さなホテルにしました。


前回来た時には、すれ違う人が皆地図を広げて歩いていたのが、今は皆片手にタブレットを持っていました。
地図をひっくり返したりしながら迷っている人もいません。
人気のバーカロのメニューは残念なくらい何も変わらけど、この変化は大きいなぁ。

僕は海外ではいつも機内モードのままのオフラインです。
海外用ポケットWifiは高いから借りる気もなく、ホテルでだけネットに繋がればそれで十分。
そんな僕には、GoogleMapのオフラインマップがとても便利でした。
GPSは働いているから現在地は分かるし、保存した場所も確認できるし、一応ナビも使える。
以前はMapsmeを使っていただけど、GoogleMapと互換性がないから検索して保存した場所を書き移すなきゃいけないのが面倒だったけど、GoogleならホテルのWifiで検索してチェックした翌日の行き先などを、出かける前にオフラインマップ更新すれば持ち歩ける。これは便利だね。


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ホテルからサンタルチア駅まで。
ヴァポレットの乗り放題チケットは翌日から7日間使うことにしたので、この日は歩いて移動することにしました。

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2月でもベネツィアの日差しは眩しい。

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ムラーノを思わせるお土産屋さんのウインドウ。

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市場の朝。カラフルなボート。

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ベネツィア派の絵画が色鮮やかななのは、この光の影響もあるのかなぁ。

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駅に到着。サンタルチア駅を背にグランドカナルを見る。
初めて駅から出た時に見るこの景色は、誰もが印象に残るでしょう。

眩い光とタイムトリップしたかのような異世界。
スリに注意ですね。笑

2019年06月13日

冬のヴェネツィアのアックアアルタ

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ヴェネツィアの備忘録をと思いながらも、パタパタと小走りに野暮用に追われる日々が過ぎること4ヶ月。それはそれで楽しくもあるのですが、あっという間に時間が過ぎてあっという間に一生終わっちゃうような気がするので、生活のリズムを変えるためにも時間を作ってメモ。笑


念願の、と言ったら不謹慎かもしれないけれど、一度は体験してみたかったアックアアルタ。前に訪れたときは引き潮のときだったらしく、何の不自由もなく5日くらい滞在しましたが、今回はどっぷりとヴェネツィアを味わいたく8日くらいの滞在。見事にアックアアルタと重なりました。

潮の干満と気圧と風(シロッコ)によって起こる自然現象ですが、ヴェネツィアの地盤沈下も重なり年々深刻化しつつあるとも言います。重くなったスーツケースを転がす時間にぶつかると笑えませんが、その時間と歩くルートさえ覚えれば何とかなります。

・アックアアルタは3日程度で終わります。
・夜遅くから浸水しはじめて昼前には引けます。
(早朝や深夜に発着より午後着のスケジュールが安心です)
・人通りが多く広い通りには橋が渡されています。
・長靴やビニールの靴カバーは現地で買えますが、ダフ屋のように浸水箇所で高値で売る人も現れます。

僕はビニールカバーの用意もしなかったのですが、急ぐ用事もなかったのでGoogleMapを見ながら遠回りしたりしてやり過ごしました。
また、オフシーズンとアックアアルタが重なると美術館や宮殿などはとても空いています。ゆっくりと館内を見て、昼くらいに外に出れば潮も引けてました。


ヴェネツィアで一番低い場所がこのサン・マルコ広場。美しい水鏡のような眺めです。

僕の住む那須の冬では、朝 目が覚めたら一面の銀世界に目を奪われ心洗われることがありますが、ここヴェネツィアではアックアアルタ。この広場の眺めは不便さよりも非日常の美しさを感じます。


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大きな運河グランドカナルを通る水上バス(ヴァポレット)は通常通り動いてますが、細い運河では水位が上がったことで橋桁を潜るのもひと苦労、大渋滞していました。

2019年07月03日

アックアアルタの朝はデュカーレ宮殿をのんびり鑑賞、ティッツィアーノとティントレットとヴェロネーゼ。

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ベネツィアの冬の風物詩、アックアアルタ。
昼近くまでホテルでのんびりしてれば潮も引けるというものですが、どっか行きたい、という時には美術館や博物館などでゆっくりするのも良いですね。ヴェネツィアで最も標高の低いサンマルコ広場は真っ先に水に沈む場所だそうですが、夜のうちに橋が架けられているのでデュカーレ宮殿には長靴がなくても辿り着けました。
ゆっくり見れば2時間くらい掛るので、出てくる頃には広場は元通り。

7年ぶりの再訪。
黄金階段と呼ばれるこの階段は記憶に強く残っています。
けっこう疲れるから。
 
 
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内部はヴェネツィア市民美術館財団 MUVE の運営する美術館となっています。
まずは最上階まで上がり、順路に沿って見学し、宮殿の外からの観光スポットにもなっている溜息橋を通って牢獄跡を回ります。
 
 
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ティッツィアーノの「祈りを捧げるグリマーニ総督」が見えます。
ヴェネツィア派を代表する画家ですね。

 
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ヴェネツィアにたくさんの教会があるということは、その数だけ細かな教区に分けられていたということで、それぞれの教会の支持者は絵画などで装飾することで自分たちの教会の素晴らしさを示したのでしょう。その競い合いが画家にとっては仕事の多い場所となり、画家はヴェネツィアに集まってきたと言えます。
教会や宮殿への絵画制作は今で言えば公共事業です。
あちこちでティントレットの絵を目にします。
ティッツィアーノの弟子のティントレットは仕事の早い画家でしたから、多くの仕事をこなせたのだろうな、という想像。実際、ティントレットの壁画(ヴェネツィアは干潟の上にあるのでフレスコ画が不向きなためキャンバスに油彩ですが)の中には、ちょっと雑だなぁ、と思わせるものがあります。。
しかし表現もドラマチックですし、勢いはすごいなぁ、という印象もあります。
 
 
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ここデュカーレ宮殿は美術館になっているとは言え、作品の持ち出しはまずないのでしょうから、教会はもちろん、やはりヴェネツィアに来ないと見ることの出来ない作品がたくさんあります。
そのほとんどは、その場所のために作られたものなので、見え方なども当時のままの劇場型として見ることができるのは幸せなことです。
 
 
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正面がティントレットの「天国」。
天井中央の楕円がヴェロネーゼの「ヴェネツィア礼賛」です。
絵画としてはヴェロネーゼの方が好きだなぁ。
 
 
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退屈そうなサンマルコ。
 
牢獄跡に移動すると流石に寒いです。
真夏は涼しいのかなぁ。僕らは真冬しか行けないからわからないけど。。
 
 
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ここが溜息橋の窓です。
牢獄の死刑囚がこの橋を渡って処刑場に移動する際、最後に見る海を目にして溜息をつくそうです。
サンタマリアマッジョーレの鐘楼が見えます。
 
 
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みんなが僕を撮っています。(妄想)
 
 
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だいたい2時間ちょっとで回りました。
 
 
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ね、もう大丈夫でしょ。
サン・マルコ寺院は朝は中も手前の方だけ水浸しでしたが、お昼には大丈夫でした。

しかし年々水位が上がっているという話もありますから、心配ですね。

2019年11月13日

フェニーチェ劇場でオペラを見ている間にアックアアルタがやってきた。

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昨冬2月、ヴェネツィアの旅の楽しみの1つがフェニーチェ劇場 Teatro La Feniceでオペラを見ることでした。演目は「椿姫 La traviata」。

原作も読み予習して、かつてフェニーチェ劇場で上演された「椿姫」のDVDも購入して予習。

DVDで見た主人公の高級娼婦ヴィオレッタは、かなり豊満で、こちらが油断すると肺の病に掛かっていることを忘れてしまいそうになるほど逞しいし、
ヴィオレッタに恋するアルフレッドは青年貴族とは思えない庶民的な面持ちと背格好だったりする。
二人の歌唱力はとても素晴らしいのだけれど、
妄想とビジュアルのギャップからストーリーに入り込めないことも.....実際に劇場で見たら遠くて気にならないのかもしれないけど。
今回、この劇場でみたヴィオレッタは美しい方で、設定も現代にアレンジされていて、ストーリーに入り込みやすい演出になっていました。
 

この何年か、劇場体験がちょっとした趣味になっていて、 
この劇場は昨年発売されたキースジャレットのアルバム「La Fenice」を購入して聞いていたこともあり楽しみにしていました。
 
 
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劇場体験は、一番と言って良いくらい安い席を予約することにしておりまして(...経済的に高い席が買えないのだけど...)、今回も最上階の席となりました。
 
 
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開場は1792年ですが、1836年と1996年に火災により全焼。
2003年からコンサートの演奏のみ再開され、2004年にはオペラも上演されるようになり完全復活しました。最初の演目は椿姫だったそうです。
 
 
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再建からまだ15年、とても綺麗な劇場でした。
 
 
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ステージから見るとパリのガルニエのように4人用ボックス席のようにも見えますが、中は仕切られてなく広かったです。
前後2列だけなので後席でもそれなりに見やすく、ゆっくり楽しめました。


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終演後、外に出ました。23時くらい。
2月でしたがシベリアからの寒気がなかったのでそれほど寒くはありません。

ここから歩いて2分くらいのところの高級ホテルが並ぶなかにある小さいリーズナブルなホテルを取っていたので気楽に考えていました。
 
 
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来た道を戻ろうとするとその先に人集りが出来ています。
戻って来る人もいます。

騒ぎの中、列の先頭まで行ってみると、細い川の水位が上がり小さな橋を降りる地点が水の中。海の水が上がるアックアアルタです。
海水には汚水が混じっているから、キレイとは言えません。
みんな、水で靴を汚したくないから、小さな橋の上で声を上げながら立ち往生していました。

橋の上では褐色の男が二人、手には携帯用のビニール長靴を持って売っていました。
アックアアルタに備えてビニール長靴を携帯している人はバッグから取り出して履き、水の中に入って行きました。

高級ホテルが立ち並ぶ通りの手前、そしてフェニーチェ劇場の公演日。
水位は夜に上がりはじめるのを知っている長靴売りの男達はそれを狙って来たのでしょう。

高価そうな毛皮のコートを着たマダムと恰幅のいい紳士達も大騒ぎ。
その隣で、褐色の男が少し笑顔を見せながらビニール長靴を見せて近寄る。
紳士が長靴男にハウマッチ?と聞くと、男は50と答える。
10ユーロもしないビニールの使い捨て長靴が50ユーロ。
紳士の声はさすがに大きくなる。
50!?
長靴男はとぼけた顔をして肩をすくめる。
紳士は振り返って毛皮の奥さんに話しかけるけど、諦めた顔をして長靴を1つ購入。
マダムは長靴を履く。確かに彼女の靴は300ユーロ以上はしそうだ。
紳士だって高価そうな革靴だけど、そのまま水の中を進み、長靴を履いて水に入るマダムは一歩ごとに声をあげた。
なんだか、さっき見たオペラよりもドラマチックだ。


僕は50ユーロのビニール長靴なんか買いたくないし、水にも浸かりたくないので、iPhoneを取り出して迂回できそうな道を探してみた。

ホテルの並ぶ広めの通りまで行けば人通りが多いので橋のような板の歩道があるに違いない。
できるだけ人通りの多そうなエリアを通ってみよう。

最短ではない道でサンマルコ方面に向かう。


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ところどころ水溜りは出来てるけど、歩いて帰れました。

参考までにルートはこんな感じ。


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本来は、劇場からホテルまで最短ルートで帰ると2分。

アックアアルタでウェスタ川の南側が水没していました。
 
 
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迂回したのはこのルート。

モイゼ教会横の路地には板を渡した歩道が用意されています。

ビニ長靴売りくん、商売の邪魔してゴメンね。


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これがモイゼ教会前。

ビニールの長靴を履いてる人は水の中をジャブジャブ。
サンマルコまではこの通路の上を歩いて行けます。


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ただ最寄りの水上バス乗り場までは行けなさそうだったので、冬の夜中に空港から水上バスでヴェネツィアに着く場合は下調べが必要かもですね。
スーツケースを転がしてる人もいましたが、大変そうでした。
カナル沿いにある高級ホテルにはホテル下にボートがあってホテルまで送迎してくれるらしいです。


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ホテル前はギリギリセーフでした。
 
この翌朝のサンマルコ広場の眺めがこちら
不謹慎ながら一度見てみたかった風景でもあります。

毎年水位が上がってるということは.....ちょっと心配。


今年もアックアアルタの季節。
記録的な水位ともなればこれでは済まないのでしょうが、どうぞ みなさまお気をつけて。

2019年12月22日

飾り付けが地味であまり目に掛けてもらえないこのガラスのオーナメント、ヴェネツィアのムラーノ島で買って来たんだよ、と独り言のように呟きついでに島を回想。

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この丸い玉は今年の2月にムラーノ島で買って来たヴェネツィアンガラスのクリスマスオーナメントで、ウッドデッキにある鉢植えのもみの木につければ いかにもクリスマスっぽくなるのでしょうが、もみの木をも倒すパワーの北風に晒す勇気がないので夏に伐採したジューンベリーの枝に下げてカウンターに飾っています。

いよいよ もうすぐクリスマス。
それが終わればまた1年しまっとくわけですが、
昨日までに可愛いとリアクションしてくださったのは2人の女性のお客さまのみ。
きっと天使だわ。
ま、飾りつけがちょっと地味だったわね。

来年はもうちょっとキレイにディスプレイしようと思いますが、
この機会にムラーノ島の回想でも。


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真冬だけど天気が良ければそれなりに暖かい2月のヴェネツィアです。
ムラーノ島の中を散策したいので天気の良い日を選びました。
サンマルコ広場辺りのヴァポレット乗り場からボートに乗って30分くらいでムラーノ島まで行けます。
本島の東をぐるっと回って北側のヴァポレット乗り場まで行ってからムラーノに向かうので少しかったるい場合は、北のF.te Nove "C"まで本島内を歩いて移動して乗ってもいいかもしれません。


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どんぶらこっこ、どんぶらこっこ。


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ほとんどの人はムラーノコロンナMurano Colonnaで降ります。
ヴェトライ川に沿って進むのがメインストリートで、ヴェネツィアンガラスのショップやレストランが並んでいます。


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メインストリートから外れた場所にあって隠れた人気スポットがここ。
無料で工場見学させてくれるMurano Art Glass LTD
馬とか作る実演を見せてくれます。

メインストリートに戻ってあちこちのショップに立ち寄りながらあれこれ物色。

いかにもお土産用ショップやセンスの良いセレクトショップもあれば、作家の直営ショップなどもあって好みの合う店が見つかればラッキーかも。
メインの通りの先にもハイセンスなアクセサリーを売っているブティックがありました。

カラカラにあるオーナメントは、いくつかの店でちょっとずつ買いました。


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メイン通りを進み1つ橋を越えるとサンティ・マリア・エ・ドナート教会に出ます。
ここはモザイクがキレイなのでおすすめ。


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教会の名前からしてもですが、青い衣をまとってますからマリアですね。

ベニスカードを持っていればムラーノガラス美術館に無料で入れます。
何年か前にも美術館に入ったので2度行きましたが、特に見所はありませんが.....トイレとして.....後はフリーWifiが......。


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天気がいいので島の反対側まで散策。


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キレイなレンガ積みですねー。

ヴェネツィアはいくつもの島があって、本島には沢山の教会があって家も人も犇めき合っています。
以前読んだ本によれば、怖いのは病と火事。
本島とムラーノ島の間にあるヴァポレットが一度立ち寄る島はSan Michele Cemeteryというお墓だけの島です。その昔、伝染病で亡くなった死体を1つの島に集めた訳ですね。
ガラス細工には火が必要ですから、ガラス工場はムラーノ島だけに集められたと聞きました。
ガラスはそうしてムラーノという島の名前が名付けられて、世界的にも有名になったんですね。

島の北側はほとんど普通の住宅地。
小学校があったりして、あまり観光客が邪魔しちゃ悪いかな、という静けさでした。


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北側まで到着。

遠くの山並みには雪が見えます。
スイスやオーストリアのほうでしょうか。
あれを越えるとミュンヘンか、寒そうだなぁ。


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お腹が空いたのでどこかでランチでも。


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とてもリーズナブルなレストランがありました。


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素朴な味付けだけどシンプルで食べやすかったです。


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ざっくりした盛り付けで味もざっくりしてるけど、
小さいアサリがいっぱい入ってて美味しかったです。
これで10ユーロくらい。
このちっちゃいアサリ、後日、地元の人が買い出しに行くという本土(メストレ地区)のスーパーの魚屋さんでいっぱい売ってました。


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ワインも1リットルで9ユーロくらいだったような。
ホームページとか無さそうだけど、La Perla Ai Bisateiというお店。

2019年12月28日

サンタ マリア グロリオーザ ディ フラーリ聖堂

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美術を見る目的で廻るヴェネツィアの教会のなかで個人的に好きなのがフラーリ聖堂です。
Basilica di Santa Maria Gloriosa dei Frari.


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大きな空間です。
中央に立派な木製の聖歌隊席があるのですが、2分され、正面のティッツィアーノによる祭壇画、聖母被昇天が見えるようになっています。
 

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この聖堂には窓が多く比較的明るいのですが、祭壇の背後からは最も明るく自然光が注ぎます。
ヴェネツィア派の中でも人気のあったティッツィアーノ。兄弟子のジョルジョーネが1510年、師匠のベッリーニが1515年に他界し、それ以降の長い間ヴェネツィア派を牽引する立場となり、この1516から2年間で描かれた祭壇画によって技術的にも第一人者であることを確かなものにしました。
ヨーロッパ各地の権力者は肖像画を描かせるのが好きでしたが、この頃は何と言ってもティッツィアーノが人気だったと本で読んだことがあります。なかなか予約できない肖像画家でもあり、ティッツィアーノに描いてもらうことがステータスだったそうです。
 
  
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縦長の構図が3分され、それぞれの世界が細かに表現されています。
青い衣のマリアを頂点として衣の下の赤と、二人の使徒の赤い服が三角形を作っています。
三角形の頂点の聖母に視線を誘導するために作られた天使とキャンバスの形による円形、そして逆光を使ったコントラスト。
この祭壇画のために練られた構図と高い技術だなぁ。
以前ヴェネツィアに来た時にはスケジュール的に見られなかったので、この場に来ないと見られない絵画でもありますから、ぜひまた見に来たいと思っていました。
 
ここにはティッツィアーノの「聖会話とペーザロ家の寄進者たち」もあり、また、ティッツィアーノはこの教会に埋葬されています。
 
 
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ドナテッロの洗礼者ヨハネ像も見ることができます。
 
 
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中央が木彫による洗礼者ヨハネ。1438年くらいの作品です。
ドナテッロを見るならやはりフェレンツェですが、代表作の1つにパドヴァのガッタメラータ騎馬像があります。今回、パドヴァまで足を伸ばして見に行きましたが、広場の塔の上の高い場所にあって、あまりよく見えませんでした。笑


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これも素晴らしいジョバンニ ベッリーニの聖母子。
このように近づくことはできません。。

この1年くらい僕のiPhoneの待ち受け画面になってます。
 
 
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iPhoneで撮った写真を拡大。
聖ニコラス、ペテロ、マルコ、ベネディトゥスとともにいる聖母子。

ベッリーニも いいよねー。
描写を見ると、真面目で信頼できる人って感じするなぁ(←完全な妄想)。

しかしよく見ると3枚の油絵で構成されてますが、縁取りの装飾を利用し、遠近法を使った騙し絵的に描かれています。中央の聖母子像の上部のドーム天井も絵ですし、人物の背後に装飾と全く同じ柱が描かれているので奥行きを感じますよねー。

今回は写真撮ってないのですが、サンザッカーリア聖堂の祭壇画がまた素晴らしい。
もしベッリーニ好きで、ヴェネツィアの教会廻りをされるのであれば、ぜひフラーリ、ザッカーリア、アカデミアは外せないと思います。
 
このBLOGに、前回撮ったザッカーリア聖堂のメモがありました。
サン・ザッカリア教会 Chiesa di San Zaccaria
http://karakara.pepper.jp/blog/2012/02/post_647.html
 
 
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これはアントニオ カノーヴァの記念碑。
もともとはティッツィアーノの墓のためにカノーヴァがデザインしたものだったそうです。
彼は晩年、生まれ故郷のポッサーニョに「”宗教”の彫像」などの作品や自身の遺体も収める神殿を作ろうして、その膨大な資金を集めるために作品を作っていました。
ルーブルにもある「アムールとプシュケ」(エロスの接吻で目覚めるプシュケ)が有名な優美や甘美を叙情的に表現するバロックな作家でしたが、現代では古典主義へと回帰しようとした新古典主義の作家として知られています。
ヴェネツィアで息絶えたカノーヴァの遺体は、ポッサーニョにある外観的にはローマのパンテオンを思わせるギリシャ神殿のようなカノーヴァ寺院に収められ、心臓だけ、この記念碑に収めらているそうです。
ポッサーニョは冬はちょっと寒そうですが、カノーヴァが好きな人なら行ってみたらカノーヴァ美術館もあるから楽しめそうですね。

Tempio Canoviano
https://en.wikipedia.org/w/index.php?title=Tempio_Canoviano&oldid=751321632

Museum Gipsoteca Antonio Canova
https://www.museocanova.it
 

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これがティッツィアーノの墓です。

2019年12月29日

今回のヴェネツィアでのお気に入りはVenchiヴェンキのジェラートです。

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店の前を通るたびに寄ってしまう。

僕は扁桃腺が腫れやすいから、無意識のうちに喉を冷やそうとしているのかもしれない、、ということにして、ジェラートに興味のない奥さまの顔色を伺いつつ寄ってしまう。

マンゴーとビターチョコの組み合わせもたまりませんー。

夜は比較的空いてるけど、昼間は行列もできてる人気のお店です。
名前はヴェンキ。なんと、2019年12月に銀座に第1号店ができて、3月には池袋東武に2号店ができるらしい。

チョコレートの香りがよくクリーミーな舌触りのジェラートが気軽に楽しめるこのヴェンキはトリノ発祥。
イタリアでチョコレートといえばトリノです。


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ナッツ系クリームとチョコレートもいいよねー。

店の中で食べてる人たちがガラス越しに見えますでしょ。一応、冬だからね。

お土産のチョコレートもこの店で買いました。
セール品もあって、これはお得!と まとめ買いしてしまいました。


これは、銀座に行った時にもジェラート食べに寄らなきゃいけませんな。
 

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2019年12月30日

アッラ ヴェドヴァ Cà D'Oro alla Vedova

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前にここヴェドヴァに来たのは7年前だそうで、またまた予約もせずにぶらっと。

時間が早く、立ち飲みはできるけどテーブルはまだとのこと。
立ち飲みしながら予約できるか聞いてみたら大丈夫だそうで、腰を据えての立ち飲み。
 

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2020年01月12日

イタリアの国立美術館入場無料日にアカデミアとカドーロを廻ってみる。

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昨年2月の旅のメモ。
もうすぐ1年経っちゃう......というか、1年掛けて次の旅まで回想してるって感じ。
 
 
イタリアの国立美術館・博物館では毎月第一日曜日が入場無料だったのですが、2020年からは10月から3月までのサイレントシーズンのみになったそうです。オンシーズンは年間に何日か各々の施設が入場無料日を決めることになったとのこと。

ローマのヴァチカンの入場無料日は開館時間前にすごい行列ができます。
ナポリの考古学博物館は平日ガラガラなのに無料となると入場制限がかかります。
ゆっくり見たい美術館であれば、敢えて無料日の前日が狙い目と思います。
 
 
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今回、ヴェネツィアのアカデミア美術館はアックアアルタに当たったこともあり空いてました。
 
 

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