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MAMI YONEKURA EXHIBITION

米倉万美 個展 「アブサンとゴッホさん」

2023年08月01日(火)ー 09月30日(土)


8月1日から米倉万美 個展 「アブサンとゴッホさん」がスタートしました。

米倉万美さんは那須町在住の美術作家で殻々工房では7回目の個展となります。

今回の展覧会のタイトルは「アブサンとゴッホさん」。
まずは「アブサンと万美さん」の関係から説明しましょう。

洋酒好きの方でしたら知ってる方も多いと思いますが「アブサン」は19世紀のフランスで芸術家達から愛された薬草のリキュールです。ニガヨモギやフェンネル、スターアニスなどによる独特な香りの他、爽やかなミントの香りのするものや、茶色く苦味の強いもの、無色透明なものなどがあって、フランス、スイス、チェコなどで作られています。

アルコール度数が高いことでも有名で平均して70度くらい、高いものでは90度近いものまであります。
当時は安価であったこともあって芸術家達の間でも大流行したのですが、ニガヨモギに含まれる物質の中に向精神作用を引き起こすものがあるとされ、中毒性も高く、幻覚が見えたり、幻聴が聞こえたりなどということから20世紀初めには販売中止となります。
この禁止によりアブサンの代用品としてスターアニスで作られたお酒が「パスティス」です。

アブサンの代用がパスティスならば、その代用をハーブティーでも作れないものか、と考えて那須高原HERB'sさんと殻々工房で開発商品化したのが「KARAKARA No.7」というハーブティです。このパッケージに使う絵画を米倉万美さんにお願いしたところ、夜のパリのアパルトマンの窓から見えるアブサンを飲む男や、裸で抱き合う男女、横たわる裸婦が描かれた絵画「アブサンがそうさせる」が生まれました。

ハーブティーのパッケージ用の絵を描いてくださるにあたりアブサンに興味を持たれた米倉万美さんが今回の個展で選んだテーマが「アブサン」と、それを愛飲していた「ゴッホさん」。
現在、アブサンはWHOの定められた基準値内で製造販売されていて、なかには気軽に楽しんでもらえるようにアルコール度数を26度まで下げたアブサンもあり、そのラベルにはゴッホの顔が描かれています。
上の写真のボトルはそのラベルを模した米倉さんによる作品の1つで、オリジナルのラベルを剥がして作品を貼り付けたものです。



今回の「アブサンとゴッホさん」展の作品は、カラカラでの米倉万美展では初の銅版画(エッチング)を基にした作品54点がご覧いただけます。
元となる版は10点。紙を変えたり、手着彩を加えアレンジも加えているので全てがオリジナル作品となり何分の幾つ(0/00)というエディションはありませんが、刷り増すこともないそうですので、ご購入をお考えの方は出来るだけお早めのご来場がおすすめです。

写真の作品は市販されているアブサンのラベルを模したもので、オリジナルは3人のゴッホなのですが、作品は「6人のゴッホさん」です。


今回、展示作品の多くは額装ぜずに数枚ずつ展示しております。
そのままシートのみのご購入も可能ですし、木製のオーダーメイドアートフレーム(別料金)もご用意できます。




こちらの作品は「星月夜の糸杉のある道を歩くゴッホさん」
ゴッホの代表作の1つ「夜のプロヴァンスの田舎道」を元に、アブサンを手にしたゴッホさんから酔っ払いながら歩いています。
版画よりも着彩の要素がかなり強い作品です。


こちらの作品は「Bar karakaraで酔い潰れるゴッホさん」
着彩により春夏秋冬が表現されています。
エッチングの版を元にしているので定点観測のように一年中酔い潰れているゴッホさんのようにも見えますし、古典的版画表現に拘ったものではなく銅版画という技法を取り入れた絵画作品というスタンスも感じさせます。



こちらの作品は「アブサンの妖精たち」
アブサンを飲むと妖精が見える、という話から連想しておじさんの妖精がいます。
窓の外には星月夜。



こちらの作品は「ゴッホの部屋の中でアブサンに溺れるゴッホさん」
こちらもゴッホの代表作のひとつ「アルルの部屋」から連想して、そこに転がるアブサンの空瓶とその中のゴッホさん。



こちらは「アブサンに溺れるゴッホさん」
エディションが付いても問題ないくらい着彩が均質でエッチングの要素が強い銅版画らしい作品です。
アブサンの色がきれいなのとゴッホさんが溺れているブラックな内容のコントラストも良いですね。
描いているうちにゴッホさんが、米倉さんの亡きお父様で医師で作家の見川鯛山さんに似てきちゃったそうで。確かに。笑


こちらは米倉さんによって額装された作品です。
パリの蚤の市から来たものも含めアンティークな趣のある額たちです。



シートのみの作品の多くは銅版画で一般的に使われる洋紙が多く使われているのに対して、こちらは色付きの和紙やクラフト紙に刷られている作品が多く見られます。
版画用の洋紙に刷った方が作品の発色はよくなるのですが、米倉さんのこれまでのアクリル絵具による絵画を見てもキャンバスや水彩紙といった一般的なものではないものを意図的に用いたれることが多く、和紙、クラフト紙、板、写真雑誌、などに描かれた作品が多くあります。
独特な趣が生まれ、この少し暗さも帯びた雰囲気は米倉さんのこれまでの絵画作品に共通しているものでもあり、こちらの額装されたカテゴリーはシートのみとは違った米倉さんの世界をより強く感じるものたちです。


インターネットギャラリーでは、下にスクロールしていただくと掲載されている作品のサムネイル下のリンクから、展示期間限定で各作品の詳細写真と販売価格等を掲載したショップサイトへ移動していただけます。
ご購入も可能ですので、ご来場の難しい方にご利用いただけると幸いです。

照明の都合で全体的に作品が黄色っぽくなっておりますことをお詫びいたします。
作品の点数と期間内に出来るだけ早くインターネットギャラリーをOPENさせる都合上、壁掛けのままの撮影いたしましたので、ご理解いただけると幸いです。


額装希望の場合は、ご希望の作品と一緒に「額装希望」をご購入ください。
額はオーダーメイドによる木製アートフレームのため制作に約1ヶ月いただいており、発送は10月下旬以降を予定しております。

ショップサイトをご覧になり気になる作品の在庫がまだありましたら、電話やメールでもご売約いただけますのでお気軽にお問い合わせください。







米倉万美 個展「アブサンとゴッホさん」

2023年8月1日(火)ー9月30日(土)

Open 16:00 - Close 23:00 L.o.22:00 木曜定休

※バーのためお席のご予約はお酒のご利用のお客様のみとさせていただいております。ご来店時に空席ありましたらカフェ的にお使いいただくことも可能です。ご理解いただけますと幸いです。


※作品のご売約はお電話、メール、SNSでも承っております。
※ショップサイトでのご購入には梱包料を含めた送料が必要となりますが、店頭受渡しをご選択いただくことも可能です。
※不明な点はお気軽にお問い合わせください。



【お問い合わせ】

Bar+Artgallery 殻々工房 カラカラコウボウ

phone: 0287781100 (pm16:00-23:00)
email: karakarafactory@gmail.com
sns:
facebook https://www.facebook.com/karakarakoubou
twitter https://twitter.com/karakarakobo
instagram https://instagram.com/karakarakobo/













 

「6人のゴッホさん ラベル 星月夜」A

2023
W120 H180

銅版画に手着彩







「6人のゴッホさん ラベル」B

2023
W120 H180

銅版画に手着彩







 

「6人のゴッホさん ラベル」C

2023
W120 H180

銅版画に手着彩







「6人のゴッホさん ラベル 星月夜」D

2023
W120 H180

銅版画に手着彩







 

「6人のゴッホさん ラベル」E トタン板張り

2023
W180 H285

銅版画に手着彩、トタン板張り







「ゴッホさんとピカソさん」A

2023
W120 H180

銅版画に手着彩






 

「ゴッホさんとピカソさん」B

2023
W120 H180

銅版画に手着彩







「ゴッホさんとピカソさん」C

2023
W120 H180

銅版画に手着彩






 

「ゴッホさんとピカソさん」D

2023
W120 H180

銅版画に手着彩







「ゴッホさんとピカソさん」E

2023
W120 H180

銅版画に手着彩






 

「星月夜の糸杉のある道を歩くゴッホさん」A

2023
W120 H180

銅版画に手着彩







「星月夜の糸杉のある道を歩くゴッホさん」B

2023
W120 H180

銅版画に手着彩






 

「星月夜の糸杉のある道を歩くゴッホさん」C

2023
W120 H180

銅版画に手着彩






 

「星月夜の糸杉のある道を歩くゴッホさん」D

2023
W120 H180

銅版画に手着彩






 

「星月夜の糸杉のある道を歩くゴッホさん」E トタン板張り

2023
W175 H280

銅版画に手着彩、トタン板張り






 

「泥酔するゴッホさん」A

2023
W120 H180

銅版画に手着彩






 

「泥酔するゴッホさん」B

2023
W120 H180

銅版画に手着彩




<


 

「泥酔するゴッホさん」C

2023
W120 H180

銅版画に手着彩




<


 

「泥酔するゴッホさん」D

2023
W120 H180

銅版画に手着彩




<


「泥酔するゴッホさん」E トタン板張り

2023
W180 H285

銅版画に手着彩、トタン板張り




<


 

「6人のゴッホさん」A

2023
W120 H180

銅版画に手着彩






「6人のゴッホさん 星月夜」B

2023
W120 H180

銅版画に手着彩






 

「6人のゴッホさん 星月夜」C

2023
W120 H180

銅版画に手着彩






「6人のゴッホさん」D

2023
W120 H180

銅版画に手着彩






 

「6人のゴッホさん」E

2023
W120 H180

銅版画に手着彩






「3本のアブサン」A

2023
W120 H180

銅版画に手着彩






 

「3本のアブサン」B

2023
W120 H180

銅版画に手着彩






「3本のアブサン」C

2023
W120 H180

銅版画に手着彩






 

「3本のアブサン」D

2023
W120 H180

銅版画に手着彩






「3本のアブサン」E トタン板張り

2023
W220 H285

銅版画に手着彩、トタン板張り






 

「Bar karakaraで酔い潰れるゴッホさん」A

2023
W120 H180

銅版画に手着彩






「Bar karakaraで酔い潰れるゴッホさん」B

2023
W120 H180

銅版画に手着彩






 

「Bar karakaraで酔い潰れるゴッホさん」C

2023
W120 H180

銅版画に手着彩






「Bar karakaraで酔い潰れるゴッホさん」D

2023
W120 H180

銅版画に手着彩






 

「Bar karakaraで酔い潰れるゴッホさん」E

2023
W120 H180

銅版画に手着彩






「アブサンの妖精たち」A

2023
W120 H180

銅版画に手着彩






 

「アブサンの妖精たち」B

2023
W120 H180

銅版画に手着彩






「アブサンの妖精たち」C

2023
W120 H180

銅版画に手着彩






 

「アブサンの妖精たち」D

2023
W120 H180

銅版画に手着彩






「ゴッホの部屋の中でアブサンに溺れるゴッホさん」A

2023
W120 H180

銅版画に手着彩






 

「ゴッホの部屋の中でアブサンに溺れるゴッホさん」B

2023
W120 H180

銅版画に手着彩






「ゴッホの部屋の中でアブサンに溺れるゴッホさん」C

2023
W120 H180

銅版画に手着彩






 

「ゴッホの部屋の中でアブサンに溺れるゴッホさん」D

2023
W120 H180

銅版画に手着彩






「アブサンに溺れるゴッホさん」A

2023
W120 H180

銅版画に手着彩






 

「アブサンに溺れるゴッホさん」B

2023
W120 H180

銅版画に手着彩






「アブサンに溺れるゴッホさん」C

2023
W120 H180

銅版画に手着彩






 

「アブサンに溺れるゴッホさん」D

2023
W120 H180

銅版画に手着彩






A 「ゴッホの部屋の中でアブサンに溺れるゴッホさん」額あり

2023
W195 H240 D20

銅版画に手着彩、額あり






 

B 「星月夜の糸杉のある道を歩くゴッホさん」額あり

2023
W155 H200 D15

銅版画に手着彩、額あり






C 「星月夜の糸杉のある道を歩くゴッホさん」額あり

2023
W170 H225 D25

銅版画に手着彩、額あり






 

D 「ゴッホの部屋の中でアブサンに溺れるゴッホさん」額あり

2023
W170 H225 D23

銅版画に手着彩、額あり






E 「ゴッホさんとピカソさん」額あり

2023
W215 H275 D15

銅版画に手着彩、額あり






 

F 「アブサンに溺れるゴッホさん」額あり

2023
W182 H245 D18

銅版画に手着彩、額あり






G 「6人のゴッホさん ラベル 星月夜」額あり

2023
W180 H228 D15

銅版画に手着彩、額あり











米倉万美 Mami Yonekura 略歴


個展

玉屋画廊(銀座)
ギャラリー筍心堂(大田原市)(3回)
みちのくギャラリー(那須町)
ギャラリー三匹の猫(那須町)
覚楽(那須塩原市)
J.Marunouchiギャラリー(NY.USA)
馬頭広重美術館(那珂川町)
ギャラリー懐風(真岡市)
福田屋百貨店(宇都宮市)(2回)
東武百貨店(宇都宮市)(2回)
酒蔵ギャラリー(佐野市)
ホテルフロラシオン(那須町)
遊クラフト(那須町)
ギャラリーCN(藤沢市)
ギャラリーAto(真鶴市)
殻々工房(那須町)(6回)
ギャラリーHANNA(宇都宮市)(5回)
ギャラリーもみの木(足利市)(2回)
BBAM Gallery(Montreal CANADA)


グループ展

Wiener Mal Schule
カナダ日本大使館(Ottawa CANADA)
ミシシッピバレーテキスタイル博物館(Almonte CANADA)
足利CON展
那須高原作家協会展(毎年参加)