| TOP | GALLERY | DRINK&FOOD | ACCESS | LINK |
CHIAKI SAITO EXHIBITION齋藤千明 個展 Liminal-境界にあるもの2025年10月4日(土)ー11月26日(水) |
10月4日から美術作家の齋藤千明さんによる個展 『Liminal-境界にあるもの』がスタートしました。 |
今回の個展は敢えて平面作品に絞った展示になっております。
|
こちらの作品は今回の展覧会名にもなっているシリーズLiminalです。
|
今回の個展のご案内にも使われている「Liminal」境界にあるもの 2025-1 です。 910×910×30mm 和紙に水性木版、顔料、モノタイプ
|
画面下部には横たわる木の根のような具体的なイメージが見られます。
|
糸か髪か、またはうねる波のようにも見える線の集積ですが、複雑に絡み合いながら立ち昇るように見えます。奥に沈む色の線と手前に浮かぶ色の線との組み合わせ、緩やかに波うつ水面を想わせる色面の奥行きによって複雑な絵画的空間があります。
|
両翼にLiminalシリーズの作品が並びます。
|
作品上部から黒に近い青のたらし込みが見られますが、多くの作品に共通してこの着彩方法には自然の力(重力)と作品のテーマにもなっている水を感じます。作家は意図的に着彩してはいるので自然の力を利用したものですがそこに偶然も介在することがあり、作品と作家との距離感みたいなものを感じます。それは版画という版を介する間接技法の距離感に似たもので、
強引に形を作っているわけではなく、作品との呼応みたいなものを勝手に想像してしまいます。
|
筆で描いたような線がありますが、この線も版なのだそうです。びっくりですよね。
|

こちらはシリーズ「水界」からの3点で、それぞれ別の作品ではありますが一緒に制作された連作でもあります。
|

あ、鳥に見える。
|

キラキラした部分は偏光顔料を膠に溶いて流したものだそうです。実物もとてもキレイです。
|

|

偏光顔料のたらし込み部分の下の黒が、隣の作品の黒と繋がって画面の外から何かがやってくるような、水面の上を漂っているような趣があります。
|
偏光顔料で刷られた線とたらし込み、水面の線が複雑に重なります
|

この黒とのコントラストが美しいですねー(←うっとり)
|
こちらの3点はシリーズではないのですが凄みがあって迫るものがあり相性が良かったので纏めて展示されることになりました。
|
3点の左の作品、シリーズ「Liminal」よりNo.4(部分)です。じっくり見れば見るほど景が重なり奥行きをと空気を感じる作品です。
|

3点の中央の作品、緋色の景2025より「熾火おきび」(部分)です。
|
3点の右の作品、「Liminal」境界にあるもの 2025−2(部分)です。
|
濃淡が美しいです。
|
こちらは入口横に展示されている作品「Floating -2024-1」です。
|
作家により円形に手編みされた糸とそれを版として和紙に刷られたものが切り取られコラージュされ版と刷られたものが共存した作品です。木版による表現はより明確でアクセントとなっていますね。
|
和紙に直接ミシンで編まれた糸は絶妙に絡まっているかのようです。この絡まり方も齋藤さんっぽさがあって素晴らしい。
|
色合いとレリーフに近い形状のせいか、大英博物館の「アッシリア王の獅子狩りのレリーフ」が語るみたいに物語まで想像してしまう。極めて2次元的でコンポジションに重きを置いたようにも見えなくもない作品の中に、この集合体が鳳凰のような伝説の鳥で雲のようにゆっくりと宙に浮いているような印象を持ちました。(ホントに勝手な妄想でスミマセン)
|
|
【お問い合わせ】 |
![]()
「Liminal」境界にあるもの 2025−1 |
![]()
シリーズ「Liminal」よりNo,2
|
![]()
シリーズ「Liminal」よりNo,1 |
シリーズ「Liminal」よりNo,3
|
![]()
「Liminal」境界にあるもの 2025−2 |
緋色の景2025より「熾火(おきび)」
|
![]()
シリーズ「Liminal」よりNo,4
|
![]()
水界より2025-4
|
![]()
水界より2025-5 |
![]()
水界より2025-6
|
![]()
Floating -2024-1
|
|
![]()
黄泉比良坂渡り(よもつひらさかわたり)より習作No,3
|
![]()
黄泉比良坂渡り(よもつひらさかわたり)より習作No,4
|
![]()
Azure Flow 蒼流
|
![]()
Flame of Jade 翠炎
|
齋藤千明 CHIAKI SAITO |
![]() ![]() |