「釣れますか?」と竿を出している釣り人に声を掛けると、
「釣れないねぇ」
「あー、やっぱり、ここは昨日の雨で出来た水たまりだからねぇ」
なんて言うのは強ち落語の世界だけでなく、水があれば糸を垂れたくなるものです。
と、いうわけで、ちょいとロッドを持って草原を渡ってみました。
最近まで林と薮の中をトンネルのように流れていた川だけあって、そこら中に藤づるが垂れていてガジュマルのよう。倒木も多く、クモの巣も多数。人の入った気配もなし。何だかジャングルっぽいなぁ。
むむ、と、言う事は・・・私は"前人未到のフライフィッシャー"という事ではないでしょうか・・・( ̄+ー ̄)ニヤリ。
とはいえ、こういうロッドも振れないようなシチュエーションでのフライというのはかなり釣りにくいもので、ほとんど糸を垂らすだけのチョンチョン釣り。やはり日本の河川にはテンカラが向いているんですかねぇ。
この木の根っこの下の流れ。流れに削られて抉れた奥からフライ目がけて魚が飛び出しました。20cm弱の横腹にラインらしきものが見えたのでウグイかなぁ。ヤマメかも。何れにせよ魚がいることに間違いなしです。
オニヤンマも流れの上を飛び回っていますから、ホタルも居るということですね。
あちこちで開発が進んでも、こんな環境が残っていたらと思います。
Comment(2)
ここは、わすれもしない。殻々工房の見学に、初めてうかがった時に写真を撮るために侵入した、あの牧草地ではないですか。
http://myplace.mond.jp/myplace/archives/000057.html
あそこに、このようなところが・・・。20cmのやつがフライに飛びつくのですか。それだけで素敵ですね。「このエントリーはnozさんが、玉井さんを釣ろうとしているフライではないか」とtacがいいました。
いいところですね。ここが残されることを祈ります。
Author→ 玉井一匡 @ 2007年08月24日 19:30
@ 2007年08月24日 19:30
玉井さん、どうもです。
そうなんです。あの牧草地の薮の先には川が流れていたんです。
ここはちょっと釣り難いからロッドを運ぶ機会もあまりないと思いますが、川の流れは見ているだけでも気持ちが良いです。
いやぁ、tacさん、玉井さんはなかなか釣れませんね (^ ^;)
Author→ OIL @ 2007年08月25日 03:21
@ 2007年08月25日 03:21