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Jomon鍋

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三重県尾鷲にある"葉っぱがシェフ・jomonカフェ"の平山御夫妻が仙台へのドライブ旅行の途中、那須にもお寄り下さった。那須で一泊、夜は殻々工房で過ごして下さり、翌朝、仙台に発つ前に朝食をかねてデッキで七輪を使ってのjomon鍋をの実演をして下さったのだ。

20071112001.jpgjomon鍋と呼ばれる土器の中に石を敷き詰め、まずはコレをしっかりと空焚きする。今回のシェフである葉っぱは那須の栗、笹、紫陽花などの葉。これを洗ってから石の上に敷き、その上に食材を載せ加熱するのだ。これは鍋と言っても調理的にはオーブン調理に近い。食材にほのかに草の香りが移り、草の水分が食材を蒸し焼きのようにする。熱した石の間に桜のチップなどを入れると食材が燻されてライトなスモーク仕上げになる。今回は那須の地鶏を使わせて頂いたのだが程よい薫香が付いていた。途中、蓋を開けたこともあってか調理温度が低がり、これがかえって肉を低温で調理した時のような柔らかな仕上がりにさせていた。もっと蓋を密閉させ蓋の穴も塞いでしまえばダッチオーブンのような使い方も出来そうだ。休日の昼に庭でのんびり飲みながら作るつまみにピッタリだと思う。
もちろんガスコンロで作ればもっと手軽に出来るけれど、炭を使って石を熱して木の葉で蒸して、食材の汁が木の葉から溢れなければ木の葉を捨てるだけで鍋を洗う必要さえない。これは環境に優しい事だ。そのあと炭が残っていれば網を載せて焼き鳥や魚も焼けるなぁ。

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2007年11月14日 11:59に投稿されたエントリーのページです。

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