シアターVアカサカで桜月流美剱道の舞台を見てきました。桜月流は大和言葉を使った唄を歌い、剣で舞うパフォーミンググループ。はじめて見たのは僕が東京で1人暮らししている時だから15年くらい前だったような気がするなぁ。その頃はまだ桜月流という名前ではなかったかもしれない。メンバーの石綱寛さんことヅナさんとは当時のアルバイト先のレストランで一緒に働かせて頂いていて、一緒に楽しく働き、家も近かったのでよく遊びにも行った。「おれ、チャンバラやってるんだよ」というヅナさんの舞台をバイト先の仲間で見に行ったのがはじめてだった。その後、僕はバイトを辞めて実家に戻ったが、ヅナさんの舞台を見にも行ったし、ヅナさんも当時の仲間と遠く離れた金沢での僕の2人展を見に来てくれたり、結婚式の司会までしてくれたのだ。15年前の舞台はストーリーに沿って進行し殺陣で見せようとする構成だったように思う。今回は10年振りくらいに見に行った。もう当時のものとはレベルが違う。度重なる海外公演を踏んだ桜月流は剣を使ったパフォーマンスをいろんな角度から楽しませてくれる。今回のテーマは「音」だから、それがシンプルに伝わるし、そこに剣を持つ独特の緊張感と練習の積み重ねによって出来るのであろう舞うような殺陣の早さ、飽きる事なく時間が過ぎた。今年の9月にはフランスツアーが決まっているらしい。また海外での反応と活躍がとても楽しみ。