サザークにあるセント・トーマス・ホスピタル旧手術室博物館&ハーブ・ギャレットに行って来ました。
セントトーマス教会の屋根裏部屋に発見されたというハーブギャレットとイギリス国内最古の手術室の小さな博物館です。
セントトーマス病院は13世紀に創られアウグスティノ会の修道士修道女両用の修道院で貧しい人達に宿泊と疾病の手当をしていたそうです。以前は手術も病棟でしていたのが、女性病棟の隣りのこのハーブギャレット(ハーブを保管する屋根裏部屋)があり、これを改装して女性専用の手術室にしたのが、ここ旧手術室なのだそうです。後に、あのナイチンゲールが院内に看護学校を設立し、彼女のアドバイスにより病院は新しい場所に引っ越し。この手術室は閉鎖されました。
聞いた話では、この屋根裏部屋の閉鎖は板か何かで物理的にも閉鎖されたそうで、人々の記憶からも消え去り、建物の取り壊しの話があった際に偶然屋根裏部屋が見つかり、今に至るのだという。そりゃ、13世紀の話ですもんね。そういや、あの部屋どうなった?なんて話せる人もいなくなりますわ。
全体的にオタクな香り......そっち系の人の好みそうな展示が随所に.......売店もそっち系の.......実のところ、私はあまり.......。
ネコだニャー。
当時は消毒や麻酔といったものがあまりなかったそうで........。
イヤだ、放せって言ってんだろー。
当時、お金のある人は家で手術をしていたのだそうだ。
ここでは周りに外科助手や医学生がギュウギュウになって見ていたらしい。麻酔無しの見せ物は辛いものがあったかもしれないけど本来は高額な優秀な外科医の手術を無料でしてもらえる、という訳で。
ここは大きく天窓になっていて自然光がとても明るくはいりました。
これも今ではきっとありませんよね。