ご近所のスパリゾートホテルの広場で熱気球体験が出来るという。
お盆休みを挟んだ夏休み期間限定企画なのだそうだ。最終日の木曜日、ラッキーにもちょうど仕事が休みなので早起きして熱気球に乗って来た。
早起き、というのは体験が朝6時半から10時くらいで終わってしまうからだ。聞いた話では9時を過ぎると気流の関係で安定しなくなることがあるのだそうだ。これは夏だからなのか那須だからなのかは分からない。
7時過ぎに着き3組待ちくらい。気球にはロープが付けられていて20mくらいまでしか上がらないようになっていた。個人的にはもっと高くまで飛んでみたいんだけど、ちびっ子のための企画のようなものなのだろうから仕方ないな。
先グループの昇降をしばし眺める。
静かに昇る気球の動きとバーナーの爆音とのコントラスト面白い。
僕らの番が来た。
太めの籐で編まれたバスケットに乗り込んだ。天然素材なんだなぁ。
頭上30cmくらいの高さにバーナーが2機。操縦はもちろん同乗されている担当の方がされる。簡単な上り下りだけだからか1つのバナーしか使っていないみたいで、片方だけ結露していた。レバーを握りるとバーナーから炎がでる。ゆっくりと浮かぶ。ちょっと熱い。
下りる時はバルーン上部から伸びた紐を引っ張ると、上部に少し隙間を作り熱気を逃がすのだそうだ。
大体の値段を聞いたらバーナーが100万、ナイロン製のバルーンが200万だそうだ。バルーンの耐熱温度は100度、300時間くらいで交換するらしい。これは個人で所有するのは無理だなぁ。それに1人じゃ飛ばせない。
コントロールするのは上下の動きのみだから横に移動する時は気流に乗らなくてはならない。気流は高さによって方向が違うのだそうで、行きたい方向の気流を探して乗るのだそうだ。
その自然との一体感は心地よさそう。
20mとはいえ籠だからそれなりに高さを感じる。
地上と繋がったロープを解いてどこまでも飛んでいきたい気分。