先月、大雨が降るたびに天井と壁の接点から水が壁を伝って落ちた。
こりゃ、雨漏りってやつだ。
夕立みたいな雨はすぐに止み、雨漏りも止まる。
場所はいつも大体同じ辺り。流れる水を眺めながら家の構造を思い出してみる。
この天井の上の屋根は土が載り緑化屋根になっていて、雨漏りしているのは住居部分と屋根を繋ぐベランダ部分。
この辺りは、たしか建築中にも何度か雨漏りしている場所だ。
あの頃は5ヶ月間のテント生活の最中で、大雨のなか建てかけの家が雨漏りし、梁や柱に黒いシミが出来るのを黙って見ているのが辛くて、写真を撮り、設計長にメールしたり工務店にシートを掛けてもらったりしたものだった。
想像だけど、この雨漏りは屋根に穴が開いたんじゃないんだと思う。そもそもベランダを介しての店舗と住居部分の接合の仕方に無理があって、防水していたコーキングや木材の劣化が原因なんじゃないか、と、予想してみる。
実際にどうか、は、これからベランダを剥がしたり屋根の土を一部どかしてみないと分からない。
面倒だけど、少し楽しみでもある。
緑化屋根には歩道として中央とベランダに向かって木製のアプローチを作ってある。
このアプローチはスノコ状になっていて中を覗くと雨後何日かは水が溜まっている。という事は、雨がやんでも屋根の上は水がタプタプなわけで、屋根に穴が開いていたら雨漏りは直ぐには止まっていないだろう、という想像。
ベランダと緑化屋根の接合部分にブルーシートを載せてみた。
雨が降っても雨漏りしなくなった。
やっぱり原因はここにあるようだ。
すぐにでも修理に掛からなくちゃいけないんだろうけど、まとまった時間が必要だし、他にやりたい事があるし、で、しばらくこのまま。
雪が降るまでには手を付けたいと思っている。(←遅いか)