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ひと冬ちょっとの薪があるということ

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この冬は調子こいて薪ストーブを使っていたせいで、薪が春まで足りなさそうになってしまったから、また割れ薪を買ってしまった。
原木を刻む日々からすると何とも楽チンなものだ。
もう何年も前に、那須の人達との会話の中で「薪がたくさんあるとお金があるより安心する、っていうか豊かな気持ちになれる」という言葉に共感を覚えたことがある。
もちろんお金はあるに越したことはないんだけどね。
あの頃は雪が多くて、何日も雪降りが続くと家に閉じ込められたような気持ちになる。
そんな時に、薪がたくさんあると吹雪で停電したって家は暖かいから何とかなるだろって気持ちなる。ガスが無くても食事くらいストーブで何とかななる。
今年の地震のあと、ガソリンと灯油が売り切れて、電気が止まって、外は雪がちらついて、なんて時も薪ストーブのお陰でかなり心に余裕があった。お金を燃やしても大して暖まらないから薪があったほうがいい。
そんなことが影響してかな、今年は多めに薪を用意したくなったのかもしれない。
薪の残りの少なさを見ると、通帳の残高の乏しさを見るより不安になるもんだ。

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2011年12月12日 20:57に投稿されたエントリーのページです。

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