冬に撮った写真の整理をしないまま夏の終わりを感じる今日この頃。
残暑を肌に感じながら冬のミラノを回想するのも、ささやかな涼をとるようでこれもまたよいものなのかもしれない。
アドリア海の暖かさとは違い、冬のミラノは寒かった。
ヴェニスのホテルでは毎朝のように北イタリアを襲う寒波による大雪のニュースが流れていて、外国に来ていながらまるで外国のニュースのように眺めていた。その寒波がミラノにも近づいていたようで、この日は晴れたり曇ったりしていたのだけど、翌日の午後からは雪が降り続いた。
観光客らしくミラノの中心地、ドュオモとガレリアを散策。
それにしても凄いゴシックですね。
簡単な持ち物検査を受けてから中に入った。
いろんな国の言葉のガイドツアーがいたので、あれこれ近づいて話を聞いたりしてみる。分からない言葉ばかりだったけど、聖書の内容を表すステンドグラスの説明など面白かった。これだけの量だから、全てを説明することは時間的に不可能といった感じだった。
外に出てから階段を使って屋根に登ってみた。
たくさんの尖塔の全てに聖人が立ってるんだねー。
そういえば、翌日から雪だったからこの日に登っておいてよかったな。
修復中の部分も少なくない。
5世紀も掛けて作られ、そしていつも何かしらの修復がなされているんじゃないだろうか。
屋根の上に修復現場の仮囲いがあった。
鉄骨で組んだ上に波板を木で挟んで止めている。
セルフビルダーとしてはこういう作業のお国柄が気になるところ。
中を覗いたけど、特に何という作業でもなさそうだった。
大きいねー。