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TRAVEL/ MILANO 2012 ARCHIVES

2012年01月18日

MOLESKIN City Notebook MILANO & VENEZIA

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今年もMOLESKINのCityNotebookシリーズを買ったのだ。
今回は北イタリアでMILANOとVENEZIAの2冊。イタリアに行くのは10年ぶりになる。
あれは那須に越して来る前で、新しく作る店や家のことをあれこれ考えている頃。
イタリアは自分たちにとって勉強になることが多くて刺激が大きい。
10年前、自分たちにとっては節目となる特別な旅だった。今回も幾つかの課題や目的を作りながら出来るだけ沢山のことを吸収できたら、と思う。
今まで買ったMOLESKIN CityNotebookには地図の他に鉄道路線図が付いていた。今回のヴェネツィアには鉄道はなく車も走れないので交通の要となるのは運河、そのカナルを周回するヴァポレットの路線図が付いている。
ミラノは以前に乗換えで降りたことがある。あの時はスーツケースが重量オーバーで、ローマの金物屋で買ったメチャクチャ重い鍵穴付きのドアハンドル10セットを手荷物にして搭乗しようとしたら、手荷物チェックで止められてしまった。随分長い時間ダダ捏ねていたら、違うレーンでチェックに引っ掛かった日本人カップルに係員が集まり、「今だ!」と小走り、すり抜けたのだ。その10セットのドアハンドルのうちの2つは殻々工房のトイレのドアに付いている。

往復の格安航空チケットは手に入れた。
ホテルの予約もネットから割りと安く取ることが出来た。何せイタリアだから、問題なく予定通りに行くとは思っていないが、まずは特に大きなトラブルがなければ、来週中にはミラノに降りれているのだと思うと、ドキドキする。

2012年02月05日

マルペンサ空港からミラノ中央駅へ

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ミラノのマルペンサ空港には夜の7時くらいに着いた。
これから荷物を受け取って、ミラノ中央駅まで移動しなくっちゃ。この夜は駅近くに予約したホテルに泊まるだけ。

なかなか出て来ない自分の荷物を待ちながら見るベルトコンベアに、昼を過ぎて見られているだけで手が伸びない回転寿しを思い出す。
レーンの上の交通案内の表示が黒板を思わせる落ち着いたベースで、色味も適度にありレイアウトもスッキリしていてフォントも見やすく可愛い。いいね。

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空港から中央駅まではシャトルバスを使うことにした。
そういえば、僕らは大体どの都市でも空港からはバスを使ってるような気がする。
空港構内のバス会社の窓口で往復チケット2枚を買おうと思ったら、窓口限定3枚綴りがスペシャルプライスで、それと1枚を買った方が安い言われた。
往復12ユーロ×2=24ユーロが、15+7.5=22.5ユーロ。ラッキー♡

2012年02月06日

ミラノからヴェネツィアまでの列車

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ミラノに着いた翌朝、鉄道でミラノからヴェネツィアへ。
旧イタリア国鉄を引き継ぐトレニタリアTrenitaliaの公式ホームページから割引チケットを購入。eチケットでクレジット決済してから送られて来たバーコード付のメールをプリントして持って行くだけ。"Mini"といって早割みたいなものだけど直前でも席があれば買えるみたい。正規料金の最大6割引きというから、これは大きい。
時間帯や列車の種類によって割引率や料金もさまざま。
今回のミラノの中央駅 Milano Centraleからヴェネツィア サンタルチア駅Venezia S.Luciaまでだと、行きはユーロシティで1人9ユーロでした。これは定価の半額くらい。
ちなみに帰りは時間帯的にちょっといい列車しかなくて32.5ユーロのが23ユーロでした。
ミラノからヴェネツィアまでは約2時間20分。ミラノに住んでたらあっちこっち行きたくなっちゃうだろうな。

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2012年08月27日

Duomo di Milano ミラノのドュオモ

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冬に撮った写真の整理をしないまま夏の終わりを感じる今日この頃。
残暑を肌に感じながら冬のミラノを回想するのも、ささやかな涼をとるようでこれもまたよいものなのかもしれない。
アドリア海の暖かさとは違い、冬のミラノは寒かった。
ヴェニスのホテルでは毎朝のように北イタリアを襲う寒波による大雪のニュースが流れていて、外国に来ていながらまるで外国のニュースのように眺めていた。その寒波がミラノにも近づいていたようで、この日は晴れたり曇ったりしていたのだけど、翌日の午後からは雪が降り続いた。
観光客らしくミラノの中心地、ドュオモとガレリアを散策。

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それにしても凄いゴシックですね。

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2012年08月31日

ミラノのパンツェロッティと、ヴェネツィアの。

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ミラノで行列の絶えないミラノ名物ということなので並んでみました。

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ガイドブックには揚げピザと書かれてました。
ハム&モッツァレラかトマト&モッツァレラだったのでハムにしてみました。
とてもシンプルで美味しい♪ 2.5ユーロ。
他にもいろんなのが売られていたけど、人気はこの2つみたい。

そういえば、これと似た構造のものをヴェネツィアでも食べたなー。

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2012年09月04日

違う店だったけど、美味しかった店。

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イタリアに発つ直前、以前ミラノに仕事で住んでいらした野中さんにメールでオススメのお店を教えてもらったのだ。幾つかのお店を住所からGoogleMap検索、そのなかの1つ、センピオーネ公園近くのレストランをチェックして、公園内の美術館に行く日のルートに組み込んだのだ。
しかしチェックした辺りに目当ての店は見つからず......この辺りのはずなんだよなーという場所には雰囲気の違うピッツェリアのようなトラットリアが。お腹も空いたし、混んでないみたいだし、ここでいいか!と入ってみたらリーズナブルで美味しかったので結果オーライだったみたい。
野中さん、せっかく教えてもっらのに見つけられなくてスンマセン。
メニューも店の人もイタリア語のみだけど感じ良かったです。

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2012年09月09日

ミラノの路面電車 (TRAM)

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ミラノでの移動は徒歩以外は殆どこの路面電車(トラム)を使いました。
路線が多く停留所も短く刻まれているのでとても便利だったな。
景色が見えるから自分が今何処を通っているのかも分かるし、地下鉄みたいに階段の上り下りもない。
うちの奥さんがインターネットからトラムの路線図をダウンロードして持っていたので路線は問題なかったけど、仮に知らない通りに出ても、道路上にトラム用の電線があれば路線があるってことだから行きたい方向に歩けば停留所に当たるという感じで(^_^;
新しいのと旧式とがあって、旧式は窓や床が木製で照明も温かみがあった。

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2012年09月12日

Zucca in Galleria

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ミラノのドゥオモ前の広場に面したガッレリアにあるZucca in Galleriaという店はカンパリ発祥のバールとして有名なのだ。ここでカンパリを飲むのはもちろんステキなのだけど、屋号でもあるZuccaを飲むのもよろしいのではないかと僕は思う。
カンパリは世界中で愛され、世界中のお酒が手に入る日本でも人気のリキュールだ。ところがズッカは日本に輸入されていないので日本国内ではなかなか購入できない。
高いお酒ではなく、ミラノのスーパーでは普通に売られているリキュールだから薬草系リキュール好きへのお土産には最適な一本だ。
バールのレジでズッカを注文してカウンターへ。
クラッシュアイスを入れた聖杯型ゴブレットにズッカが注がれ、ソーダガンで炭酸が加えられた。この大雑把な感じがいかにもバールで、日本でもこんな感じでサーブする店はあるけど、お酒の量が少ないのと値段が高いのが本場との違いのような気がする。
写真撮ってもいい?って聞いたらニコリともせずに頷いた。
ありがとう。よく撮られるんだろうな。

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ボトルチェック♪
ちょっと見辛いけど、下の段の左から6番目のボトルがズッカ。上の段にはウイスキーもあるけど、イタリアのバールでシングルモルトといえばグレングラントがやっぱりポピュラーなんだなぁ。上の段の右から3番目、あのライトなテイストが好まれるのかもしれないね。

2012年09月26日

ノヴェチェント美術館 Museo del Novecento

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2010年末に開館したというノヴェチェント(900)美術館 Museo del Novecento 。まだ新しい美術館って感じ。右の写真は外観を撮るの忘れたので中から外を見たところ。
美術史上のノヴェチェントとはイタリアのファシズムの影響を強く受けた政治的な臭いのするミラノで興った芸術活動のひとつだろう。はじめはイタリアが最も芸術で溢れていたルネッサンス(1400年代)の芸術をノヴェチェント(1900年代)に再興させるための運動で、形而上絵画や未来派、シュルリアリズムも見られたように思うけど、ムッソリーニによるファシズムのもとで政治と芸術をで強く結びつけようとし、作品は反前衛の保守的なものとなり、そのファシズムの衰退と共に、この芸術活動も消えて行ったようなイメージを持っている。(違ってたら教えて下さいm(_ _)m)ただ、この美術館は当時の作品だけを見せるだけではなく、現代の作家も多く見られ、ノヴェチェントからのイタリア美術をいうものを見ているような気がした。

残念ながら写真NG。でも館内の窓から隣りに建つドュオモが迫力あって1枚だけ撮っちゃった。まわりの人もみんな撮ってたし(^_^; というのはとてもイヤラシい言い方だけど。作品じゃないからOKかな。
ちらっと映っているネオンがfontanaの作品の一部。

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Museo del Novecento
http://museodelnovecento.org

2012年10月02日

最後の晩餐/サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会

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今回ミラノに行った目的の1つは、修復を終えたレオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」を見ること。これはかねてからうちの奥さんがリクエストしていたことでもある。
最後の晩餐は完全予約制で見ることが出来る。
現地に着いてから予約が取れないとなると悲しいので、日本からインターネットで予約と支払いを済ませた。けっこう簡単。
この予約サイトのページの中のカレンダーのから空きのある行きたい日時を選び予約、クレジット決済を済ませ、送られてきたメールをプリントアウトしてレセプションに持って行くだけだった。1人6.5ユーロ+手数料1.5ユーロで8ユーロだった。

当日、ミラノは寒かった。
北イタリアに訪れた寒波に空気は冷たく空はどんより。
路面電車に乗り、マップ上で教会の近くであろう停留所で降りた。教会のありそうな方向を見ると、ガイドブックで見たサンタ・マリア・デッレ・グラツィエの頭の部分が見えた。
あれかな、たぶん。
思ったよりも人気のない中庭の先に受付らしき場所を見つけた。
あまりにも人が少ないので自信なくプリントしたチケットを見せると、慣れた口調での説明と共にクリアファイルに収められた「最後の晩餐はあっち」と矢印つきのイタリア語で書かれた紙を見せられた。どうやら間違うのは僕だけではないようだ。
この寒空に花の蕾をつけた木と、キレイに剪定された庭木が迷路のようになっている中庭を抜け、指示通りに教会の外を建物に沿って歩くと、ガイドブックの写真のようなアングルから教会を見ることができた。

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2012年11月17日

ミラノっぽい食べもの

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最近、がんばって働き過ぎかな。
そうだ、現実逃避にまたイタリアでのことを思い出そう。
ミラノに着いてから、あまりミラノっぽいものを食べてないような気がしはじめていた。
日本で「ミラノ風」って呼ぶやつを食べに行こう。
デュオモからそう遠くない場所にある店に入った。そこはネットで見つけた店で、ランチはリーズナブルなビュッフェスタイルだけど美味しく、近隣で働く人達で一杯になるという話のカフェっぽい店だった。実際、前の日の昼にも来たけど満席で入れなかったんだ。
ランチにはしては早い時間に着いたからビュッフェに並んだものを見せてもらった。美味しそうだけど「ミラノ風」ってシールの貼られたような料理がない。
店のおじさんが話しかけて来た。
何が食べたいんだい?って言うから、ミラノカツレツが食べたいよ、と答えた。
それじゃ、こっちだ、と 店の奥にあるレストランに連れて行ってくれてメニューを見せてくれた。他には?って聞かれたから、ミラノ風リゾット!と答える。
それなら、これを注文すれば付いて来るよ、と、メニューをめくり指差す。
調子に乗り、オッソブーコも食べたい!というと、あるよ、あるよ、とメニューを指した。
ありがとう、ここにするよ。
ということで、オジさんは仕事に戻り、席に通され、注文をし、ワイン飲みながら待つこと暫し。
牛の骨付きスネ肉の煮込みオッソブーコのミラノ風リゾット添えと、手のひら2つ分の大きな骨付きカツレツのフライドポテト添え。
油分が苦手なうちの奥さんは途中でギブアップだったけど、美味しかったな。
さっきのオジさんに挨拶して帰ろうと思ったらもうカフェは満席で忙しそうだったからそのまま店を出た。ごちそうさまでした。


2012年11月21日

雪のデュオモとスカイプ通話

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この何日か、那須山の上のほうは雪が降り、山の頂は砂糖を振りかけたように白い。
うちの辺りもいつ降ってもおかしくないな。
そういえば、ミラノに着いた翌日から雪がちらつき、イタリア北部を襲う寒波に直面した。あれからもう1年近く経つのかと思うと早いものだけど、気温があの時に近づくと、記憶までも近づいたかのようにあれこれ思い出す。
薄暗い雪のデュオモを見ながら、雪にあたらないガレリアに逃げ込んだ。
ファーストフードのフードコートに入るとfreewifiが飛んでいたから、そこでメールのチェックをした。そうだ、wifiが繋がったからskypeで日本に電話しよう。
iPhoneでskypeを開き、アドレスにあった玉井さんのiPnoneに掛けてみた。
日本で掛けた時と同じ玉井さんの声がしたけど、声が3秒くらいズレるから丁度いいタイミングで一緒に話しはじめてしまう。こっちは雪が降ってますよ、というと驚いてくれた。facetimeにしたら?と言われ、そうか、それなら雪景色を見せられる、と思ったけど、使ったことが無いから分からなかった。何も気にせず話していたけど、あとから時差を考えたら夜中だったかもしれないと思った。お詫びのしるしのミラノで買ったオレンジの香りのお茶を、先日ようやく渡すことができた。香りはかなり弱くなっていたけど。

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2012年11月26日

ミラノのスカラにて

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ミラノでオペラを見てみよう、ということで日本からインターネットでスカラでの「ホフマン物語」のチケットをゲット。見て深く理解できるわけではないのだけれど、オペラといより劇場の熱を感じたいというのが主な目的。とはいえ、ホフマン物語のDVDを見てストーリーは予習済み。
チケットは安い席を選んで、2人分手数料込みで5500円くらい。日本と比べたら随分安いね。チケットは1週間も掛からずに、自宅のポストに入っていた。

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雪のなか、遅刻しちゃあいけないと、早く着いたのでスカラの中のカフェで立ち飲み。
基本的に呑んべえなので、メニューに無くても、カフェコレットを注文してしまう。カフェコレットはエスプレッソにグラッパやサンブーカなどのお酒を入れる飲み方で、たまに何を入れるか聞かれたときはグラッパにしている。エスプレッソだけでは大して体は温まらないけど、そこにグラッパなどブランデーが入ると喉からお腹にかけてがほんのり温かくなる。外の冷気を遮るために着ていたコートが、今ではグラッパで温まった熱を外に逃がさないために来ているように思えて来る。グラッパが別添えだったりするとエスプレッソの量より酒の方が多かったりする。嬉しいことに、ここのグラッパは量が多かった。日本じゃグラッパだけで1000円近いのにエスプレッソも付いて600円くらいだから、それだけでも幸せだなあ。チョコまで付いちゃって。この時間はここでもアペリティーボみたいでカウンターの上にフリーのおつまみがあった。盛りが上品で手を出しにくい。だれも気にしないかもしれないけど、ちょっと卑しいかな、という思いから手をのばせなかった。

開場の時間になり玄関に移動。一番安い僕らの席は天井桟敷と呼ばれる席で、通常の入り口とは違うらしいとは聞いていたけど、いちおう、黒いマントを来た係の女性に挨拶をしながらチケットを見せてみた。予想通り、大きな入り口の横にある通用口みたいなドアを指差し階段を上るように言われた。薄暗く螺旋状に登る階段だった。

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