2010年末に開館したというノヴェチェント(900)美術館 Museo del Novecento 。まだ新しい美術館って感じ。右の写真は外観を撮るの忘れたので中から外を見たところ。
美術史上のノヴェチェントとはイタリアのファシズムの影響を強く受けた政治的な臭いのするミラノで興った芸術活動のひとつだろう。はじめはイタリアが最も芸術で溢れていたルネッサンス(1400年代)の芸術をノヴェチェント(1900年代)に再興させるための運動で、形而上絵画や未来派、シュルリアリズムも見られたように思うけど、ムッソリーニによるファシズムのもとで政治と芸術をで強く結びつけようとし、作品は反前衛の保守的なものとなり、そのファシズムの衰退と共に、この芸術活動も消えて行ったようなイメージを持っている。(違ってたら教えて下さいm(_ _)m)ただ、この美術館は当時の作品だけを見せるだけではなく、現代の作家も多く見られ、ノヴェチェントからのイタリア美術をいうものを見ているような気がした。
残念ながら写真NG。でも館内の窓から隣りに建つドュオモが迫力あって1枚だけ撮っちゃった。まわりの人もみんな撮ってたし(^_^; というのはとてもイヤラシい言い方だけど。作品じゃないからOKかな。
ちらっと映っているネオンがfontanaの作品の一部。
Museo del Novecento
http://museodelnovecento.org