マドレーヌ広場近くのショッピングなどで賑わうエリアにあるパリ絵画館、ピナコテーク・ド・パリ。2007年に開館し、2011年にはすぐ近くにピナコテーク2も開設。どちらかだけ見ることもできるけど、セットのチケットを学割で購入。ここは常設よりも企画展が魅力の美術館で、面白そうだから是非来てみたいと思っていた美術館の1つ。この日はピナコテーク1では「VAN GOGH-Rêves de Japon ファンゴッホ・日本の夢」展、ピナコテーク2では「HIROSHIGE-L'art du voyage 広重・旅の芸術」展が催されていました。たまたま日本に関連のある企画なのかな、と思ったら、割りと日本贔屓の美術館でいらっしゃるようで、ありがたいことですねぇ。
オルセーやルーブルなどでの常設展は観光客が多いけれど、こういった企画展は地元の人のほうが多いみたい。作品の見方もじっくりゆっくり見る感じ。
ピナコテーク1から通りを渡った左先角にあるピナコテーク2。
チケット売り場はココ。まずは、こっちのHIROSHIGE-L'art du voyageから見ることに。
歌川広重の版画200点という「東海道五十三次」や「木曽街道六十九次」などのシリーズを中心としたものや、当時の日本地図、旅の道具などなど。版画作品などはオランダのライデンにあるRijksmuseum voor Volkenkunde国立民族学博物館の所蔵なのだそうだ。
会場はどちらも撮影禁止だったので、エントランスだけ。
ピナコテーク1のVAN GOGH-Rêves de Japonへ。
ここではゴッホが影響を受けたという広重の作品のディテールと、それが実際に作品に使われているというゴッホの油彩とを並べ、解説も添えて展示されている。なるほど、これはそっくりだ、というのもあれば、これはどうかな.....というものも(^^;
それにしても、これだけコンセプトに対してストレートな展示をする美術展って面白い。画集よりも美術書を読んでいるみたい。
Pinacothèque de Paris
http://www.pinacotheque.com/