ルネサンスからバロックにかけての進展の中で重要な存在となった大出版業者クリストフ・プランタンの工房として始まった場所で、世界最古の産業印刷工房なのだそうです。
印刷と出版の工房としてだけではなく、
建物は住居としてのスペースと併せたもので、職住一体なのですが、その家具、調度品、美術コレクションの質も高く、文化的な香りのする屋敷です。
2005年にユネスコ世界遺産に登録されたそうです。
僕はこういったものが好みでして、見ていて飽きない魅力的な場所でした。
こういうのたまらないんですよね。
ここには書物や写本の展示の他にも木版画、銅版画もたくさん展示されていました。
インクのワックスで磨かれた光りがたまらないです。
また道具が良いから美しく見えるんですね。
プレス機が並ぶ工房が特に美しいです。
ルーベンスとも親交があったそうです。
絵を元に版画を作り、それを販売したりセールスに使ったルーベンスですから、この工房でも作品が刷られたのでしょうね。
プレス機については詳しいことはわかりませんが、とても良い眺めです。
地味ですが、とても楽しかった博物館でした。