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冬のヴェネツィアのアックアアルタ

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ヴェネツィアの備忘録をと思いながらも、パタパタと小走りに野暮用に追われる日々が過ぎること4ヶ月。それはそれで楽しくもあるのですが、あっという間に時間が過ぎてあっという間に一生終わっちゃうような気がするので、生活のリズムを変えるためにも時間を作ってメモ。笑


念願の、と言ったら不謹慎かもしれないけれど、一度は体験してみたかったアックアアルタ。前に訪れたときは引き潮のときだったらしく、何の不自由もなく5日くらい滞在しましたが、今回はどっぷりとヴェネツィアを味わいたく8日くらいの滞在。見事にアックアアルタと重なりました。

潮の干満と気圧と風(シロッコ)によって起こる自然現象ですが、ヴェネツィアの地盤沈下も重なり年々深刻化しつつあるとも言います。重くなったスーツケースを転がす時間にぶつかると笑えませんが、その時間と歩くルートさえ覚えれば何とかなります。

・アックアアルタは3日程度で終わります。
・夜遅くから浸水しはじめて昼前には引けます。
(早朝や深夜に発着より午後着のスケジュールが安心です)
・人通りが多く広い通りには橋が渡されています。
・長靴やビニールの靴カバーは現地で買えますが、ダフ屋のように浸水箇所で高値で売る人も現れます。

僕はビニールカバーの用意もしなかったのですが、急ぐ用事もなかったのでGoogleMapを見ながら遠回りしたりしてやり過ごしました。
また、オフシーズンとアックアアルタが重なると美術館や宮殿などはとても空いています。ゆっくりと館内を見て、昼くらいに外に出れば潮も引けてました。


ヴェネツィアで一番低い場所がこのサン・マルコ広場。美しい水鏡のような眺めです。

僕の住む那須の冬では、朝 目が覚めたら一面の銀世界に目を奪われ心洗われることがありますが、ここヴェネツィアではアックアアルタ。この広場の眺めは不便さよりも非日常の美しさを感じます。


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大きな運河グランドカナルを通る水上バス(ヴァポレット)は通常通り動いてますが、細い運河では水位が上がったことで橋桁を潜るのもひと苦労、大渋滞していました。

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2019年06月13日 12:10に投稿されたエントリーのページです。

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