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お盆休みの川

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そういえばお盆は川に釣りに行っては行けないと言われていたっけ。
カッパが出てきて川に引きずり込まれるからとか、お盆中は無駄な殺生しちゃいかんとか。だけど、多くの家族はこのお盆休みに海に山に旅行に出掛けるようで、僕もちょっとぐらい川に入ってもいいんじゃないか?キャッチ&リリースなら殺生にもならないでしょ。今日は店の定休日、那珂川を少し上り、ほぼ板室の油井エリアから川に入ってみることにした。

川に着くと水着姿の子供連れや、バーベキューをする若者がいた。いかにも夏休みだ。
夕方4時を回ったところだったから黒く日焼けしたパンツ一丁の小学生達も川から上がるところ。丁度いいやと、その一行とすれ違い、挨拶を交わしながら川に向かって歩いた。
こう暑いとヒグラシの声も鬱陶しい。
散々、水遊びした後の川で魚が釣れる気はしないけど、僕だって冷たい川に入り上流に向かってフライを投げながら夕涼みをしたかった。
川の水音でヒグラシの声も消え、ゆったりをした流れを下る毛針を眺めるのは気持ちがいい。朝からのまったりと暑い陽射しを浴びても、こうして川に入ると直ぐに涼しくなるものだ。
川は少し速い流れの先に緩やかな瀞場があった。
今日は川の真ん中まで行ってその先の瀞場にキャストすることにしよう。
川に入ると上流から冷たい風が流れて過ぎた。きっともうすぐ秋なんだ。まわりを見渡すと萩の花も咲いている。
6時を過ぎると辺りは暗くなってきた。ずいぶんと日が短くなったものだ。
僕は場所も替えずフライを投げた。薄暗がりの1投にだけ小さなヤマメが掛かり手元まで手繰り寄せたところでブルブルッとバレた。
「あーーっ!」と声を上げ俄に興奮したけれど、辺りを見渡すと川の先の森の奥は真っ黒で、戻る川も川底が見えにくいくらい黒くなっていた。少し心細くなり帰る準備を始めることにした。

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視界に何か動くものが見え薄暗がりに目を凝らすと、自分の帰る岸に野犬の群れが見えた。
8匹くらいの野犬が河原で何かを食べている。さっきまでそこにいた家族の食べたバーベキューの残りのようだった。シッポを振って食べる犬もいる。
野犬の群れの待つ岸に帰るのは怖いけれど、このまま益々暗くなる川の真ん中にいつまでも立っている訳にもいかないし。岸に着いたら100m先の車まで走り、直ぐに乗り込めるようにロッドを畳み、車の鍵を手に持ち川を渡った。
幸い、犬の群れは僕が近づくとゆっくりと距離を取るように逃げていった。
そのなかの一匹はゴールデンリトリバーのようだった。
おそらく、もともと彼らは飼い犬で、迷子になったか捨てられたかしたのだろう。
そんな犬が那須には少なくない。人間不信になっているかもしれないし、病気にかかっている可能性もあるから迂闊に近寄るのも宜しくないと思う。

さっき、そこで楽しそうにしていた家族のバーベキューの跡に群がり、人が来ると逃げるようになった彼らを思うと胸が詰まる。

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Comment(2)

shin:

お二人さんお元気ですか
東京は殺人的な暑さで、ほとほと良くいきてたなぁ....とそんな感じです。
さて9月8日土曜日ですが、おみせ開いてますか?寄ります。
何故って、Beで那須に建てたい人をお連れしたいからですよ

OIL:

shinさん、どうもです。ご無沙汰しておりますm(_ _)m
<Beで那須に建てたい人......
それは楽しみです。
8日はいつも通り仕事してると思います。週末は大抵、朝買い出し、昼仕込み、夜開店なもので....shinさんのご予定は.....メールします。

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2007年08月17日 23:50に投稿されたエントリーのページです。

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