« セルフビルドー家をつくる自由ー | Main | Nat King Cole & Daiquiri »

大利根のホテイアオイ

20070822001.jpg
今年は僕の祖母と妻の母が亡くなったからダブルで新盆だった。
本当なら盆にアッチ行ってコッチ行ってするところだが、何となく仕事を休めずにいたので、盆が明けてから両方の墓参りに行く事にした。僕の実家の墓は古河市、彼女の実家の墓は利根川を渡った大利根町にある。大利根の畦道を走っていたら、頭を垂れる稲穂の中に群生するホテイアオイがあった。この群生は町が休耕田を利用して観光目的に作ったもののようだ。道の駅大利根のすぐ裏にあたる。

20070822003.jpg畦道に車を止めデジカメで写真を撮った。
片手でカメラを握る僕らの向こうでは、三脚を立て、足を広げ、腰を90度に曲げたカメラマンが数人ファインダーを覗いていた。どうやらココは人気の撮影スポットのようだ。
ホテイアオイの直ぐ脇を流れる淀んだ用水路には1cmくらいの小魚が群れていた。ホテイアオイの隙間から水面をみると真っ赤なものが動いていた。目を凝らすとアメリカザリガニの白い突起の付いた大きな爪が見えた。その直ぐ横で、アカガエルが葉から水に飛び込んだ。しばらくするとアメリカザリガニの赤い爪は水面から消え、今まで静かに浮かんでいたホテイアオイが激しく揺れた。群生するホテイアオイの下、伸びた根のジャングルのような水中では日々ドラマチックな出来事が展開されているのだと想像するとドキドキした。

ホームセンターで人気で、ビオトープでもよく見るこのホテイアオイだが、明治時代に日本に入ってきた南米原産の外来種なのだそうだ。wikiではその繁殖力の強さから、水質浄化などの環境対策として用いることは環境浄化の方法として好ましくないと、多くの専門家が批判している、とあった。外来種の扱いに対する意識は、まだまだ希薄であると言って良い、とまで書かれていたりする......はてさて.....アカガエルに見えたけど、アフリカツメガエルだったってことにしておこうかな....まぁ、もっとも、ザリガニはオタマジャクシは補食してもカエルは食わないか。

Trackback

このエントリーのトラックバックURL:
http://karakara.pepper.jp/cgi/mt/mt-tb.cgi/81

コメントを投稿

BLOG News → Twitter

iconmonstr-twitter-3-32.png  iconmonstr-facebook-3-32.png  


About

2007年08月24日 23:59に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「セルフビルドー家をつくる自由ー」です。

次の投稿は「Nat King Cole & Daiquiri」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.34