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「三つの絵画」野沢二郎/茨城大学五浦美術文化研究所・六角堂

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天心記念五浦美術館十周年の企画の一環として茨城大学五浦美術文化研究所内で催されている「三つの絵画・野沢二郎/六角堂展」を見てきました。五浦の行くのも約10年振り。あちらこちらに浜菊がとても可愛らしく咲いていました。

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六角堂の六角形の床に菱形のキャンバス3つで六角形を作った作品の展示のほか、壁面に小作品、天心旧邸の床の間や壁面にも作品が展示されています。
この展示は11月18日(日)まで。
そろそろアンコウ鍋の季節じゃないでしょうか。

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Comment(8)

kass:

へー、六角堂に展示なんて面白いことさせてくれるんですね。
茨城北部の海辺は首都圏という雰囲気がなくていいですね。古河と同じ県とはとても思えません。

OIL:

kassさん、どうもです。
那須からだとずっと福島県を走り海の近くてちょっと茨城に下りたくらいの感じですものね。前に五浦に行ったときは古河からでしたが、やはり那須からよりも時間が掛かった気がします。

これが六角堂ですか。思いのほかおだやかな海の間際に、こんなに開放的につくられているところなのだとは想像できませんでした。六角堂というのは求心的な空間なのだと思いこんでいました。2階は、それなんですね。
11月・二郎氏・3つの作品・五浦・六角堂と並べたんですか。4だけが見当たりませんね。

OIL:

玉井さん、こんにちは。
ここに展示された資料を見て思うに、天心は釣りキチです。資料館には釣り船や釣り道具が展示されていて、彫像も釣り竿とタモをもった姿でそこには地元の....という感じはあるけれど、芸大の....という雰囲気はあまり感じられません。勝手な想像ですが、釣り好きの天心は雨風の強い日でもゆっくり波間を見つめて魚を想うことのできる空間が欲しかったのではないでしょうか。僕には六角堂は傘に壁を付けた箱のように見えてなりません・・・ここから釣り糸を垂らした事もあったそうです。内に目を向けるのと同じくらい外に心奪われていたのだと思います。
隣りの写真は天心旧邸の内部で、六角堂は一階建てです。紛らわしかったですね。
ほんとだ、4がない。ここの入場料が1人200円、僕ら2人で400円でした...。

iGa:

>僕には六角堂は傘に壁を付けた箱のように見えてなりません
1991年10月23日、設計長、吉松翁と三人でクリストのアンブレラを見に行った足で設計長の心の師・天心の六角堂を見に行きました。

http://madconnection.uohp.com/mt/archives/000032.html

野沢二郎:

わざわざ遠いところをありがとうございました。小泉晋弥先生(茨城大学五浦美術文化研究所長)からこの企画を頂いたとき、不思議な巡り合わせを感じ、自分の中で記念碑的な展示にしたいな~、と思いました。岡倉天心は本名の「覚蔵」を「覚三」に改めるほど、「天地人の三元」に通ずる「三」という数にこだわっていたといいます。そのことをヒントにして、それぞれ独立した菱形の絵画3枚を描きました。(30度60度の菱形3枚で六角形になるのが何だか驚きでした)。「星を結ぶ」で、無限に拡がる天空を表現し、「花」は、地上における形あるもののシンボルとして描きました。「かなし」は、天と地の間に立つ人間、その思いを表わしました。この機会に、台風の日、晴天の日、朝、夕、と何度か五浦に行きました。また天心邸の中でも半日作業したりして。人間や自然、永遠や刹那、歳のせいか、いろいろ考えてしまいましたよ。天心邸周辺のダークトーンの風景に浜菊の白が映えています。入場料二人で400円、すみませんでした。(案内状の封筒見せればタダです)。会期終わっても今月中ぐらい展示したままにするつもりです。お礼まで。

OIL:

iGaさん、どうもです。
設計長の心の師を釣り○○呼ばわりしたのはまずかったなぁ.....そういえばアンブレラは八角形でしたね。僕らは平潟じゃない近くの漁港の直売に寄りました。どこの店でも今日水揚げされたから美味しいよ、と言われた生シラスと釜揚げシラスを買いました。生シラスは生卵と醤油と山葵で混ぜてあつあつご飯というのをオススメされました。絶対に今日中に食べるように言われました。家で夜中そのまま試しました。なるほど美味しかったです。

OIL:

二郎さん、どうもです。
解説も下さりありがとうございますm(_ _)m
あれだけ紫外線の強い環境で紙の作品ということは、あの場所の為だけに作られたインスタレーション的平面作品だと思いました。理想的には窓越しでなく実際に中で体感してみたくなりますね。なんとなくですが直島を思い出しました。
案内を頂いた封筒は現地についてから家に忘れてきたのを思い出しました。それでも安かったし、4もゲットできたので良かったです。

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2007年11月03日 16:30に投稿されたエントリーのページです。

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