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アズールとアスマール

20080201001.jpg原作・脚本・台詞・デザイン・監督/ミッシェル・オスロ
音楽/ガブリエル・ヤレド
日本語版監修・翻訳・演出/高畑勲
字幕翻訳/豊川恵実
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とても良い映画を見た。3Dと2Dとの混合、眩いくらい色彩豊かで美しい画面は、絵本の頁を捲るようで、気がついた時には物語の世界に引き込まれている。ミッシェル・オスロ監督、原作・脚本のフランスのアニメーション。しかし見終わったあと心に残ったのは映像よりも"差別"というテーマだった。

白人で青い目をしたアズール、アラブ人で黒い目をしたアスマール。アスマールの母ジェナヌは乳母としてアズールの邸宅で2人に兄弟の様な平等な愛を注ぎ育てる。アズールが町の寄宿舎付きの学校に行かされることになるとアスマール親子は家を放り出され、故郷イスラムの地に戻ることになる。成長したアズールは幼い頃アスマールと一緒に聞いたアラブの伝説の妖精を探すためイスラムの地を目指し海を渡る。そこでアズールは、青い目は不吉とされ自分の存在を否定される"差別"を受ける。生まれた国でも存在する差別を逆に受ける事になるのだ。言葉も解らず大きな孤独が襲いかかる。アズールは非難を避け、クラブーという仲間を得て妖精探しの旅を目指す。
ここまでの前半部分ではテーマを表現する手法が巧みだと思った。幼い2人が泥だらけでケンカして真っ黒になり見分けられないシーンは2人の間にある肌の色への"差別"がある事を強く感じさせる。海を渡ったアズールの"孤独"を鑑賞者に伝えるためイスラムの言葉を翻訳しない方法も自分が海外で独りぼっちになったようでリアルだ。

富豪になっていたアスマール親子との再会、アズールとアスマールは夫々は象徴的な衣装をまとい、ここから本当の妖精探しの冒険の旅が始まる。

テーマやメッセージ、コンセプトなどが、明確でしっかりとした作品には安定感があるから見ていて楽だ。

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2008年02月18日 22:10に投稿されたエントリーのページです。

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