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会津鬼怒川線・野岩鉄道

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塩原を超えて男鹿川で釣りしようと思ったら生憎の雨、ガーン(;_;)
カッパ持ってきてないし、増水もしてるから止めとこう。さーて、どうしよっかなー。

20080410101.jpg湯西川への分岐地点、五十里湖畔にある道の駅でまずは休憩。
ここは道の駅・湯西川会津鬼怒川線・野岩鉄道の湯西川温泉駅とが同じ建物の中にあり、源泉掛け流しの湯西川温泉もあって入浴もできる他、岩盤浴まである。
お風呂は有料だけど、足湯は無料、まずは足湯だな。
あー、寒かったから足だけでもあったまるぅ。

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足湯でボケーーっとすることしばし、自分達の居る足湯の横、道路より低い所から電車が現れ、五十里湖上に架かる錆びれた鉄橋を渡り、向こう岸のトンネルの中に消えて行った。

おー!あれに乗ろう!

早速、乗車券売り場に行ってみる。時刻表を見ると1時間に約1本の割合でこの駅を通過するようだ。さっき出たばかりだから次は1時間後だ。
さーて、何処まで行くか。この鉄道は東武線などに乗り継げば浅草まで行けるらしい。野岩鉄道は新藤原から龍王峡、川治温泉を通って、会津高原尾瀬口が終点のようだ。実はこのあと川治温泉で"源泉掛け流し一泊二食で食べ放題、夕方6時までは湯上がり生ビールも飲み放題で4258円"という宿を予約してあるから川治とは逆方向に行ってみようと思う。
終点の会津高原尾瀬口まで行ってみるか。時刻表を見ると終点到着の10分後に折り返しが発車するようだ。途中で下りたとしても同じ電車に乗る事になる。しかしここで運賃表を見る。
湯西川温泉から終点までは4駅、約20分の乗車で片道800円。うーん、いささか高い。
途中下車して駅でゆっくり本でも読んで待つ事にしよう。いや、待てよ、無人駅で屋根も無くずぶ濡れになったとしたら読書どころじゃない。
駅員さんに聞いてみる。隣駅には簡単な待ち合い席がある程度らしいが、その次の上三依塩原温泉口駅は大きな駅なので待合室があると言う。そこまでの2駅を往復する事にした。
まずは湯西川の道の駅の室内ベンチで本を読みながら電車を待った。プラットホームはエレベーターで階下に下り、まるで地下鉄のようなトンネルの中にある。手書きの往復チケットと本を持って電車に乗った。

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電車に乗ると直ぐに鉄橋を渡り五十里湖の上を超えた。あっという間だった。その後は殆どトンネルの中で、トンネルの切れ間に男鹿川が見えた。
かなーりシンプルな車内だ。そうか、車内広告がないんだ。あと乗客も。

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上三依塩原温泉口に着いた。
たしかに隣駅に比べれば大きな駅だったけど、駅前には電話ボックスが雨に濡れているだけだった。それでも待合室にはストーブがあって暖かかった。駅員さんしかいない駅なのに待合室を暖めてくれているなんてありがたい。折り返しが来るまで40分あるし、これならゆっくり本が読めそうだ。久しぶりに缶コーヒーを買って飲みながら本を読んだ。

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帰りの電車は先頭車両の一番前に乗った。車掌さんは頬杖つきながら前方を見ている。
あのトンネルを潜ったらまた湯西川だ。

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Comment(8)

おぉ短編小説のような・・
いや映画の一こまのような美しい文章(^_^)

OIL:

佐々木さん、こんにちは。
那須には電車がないから久しぶりに電車に乗った気がしましたが、久しぶりなのはボックスシートだったんだと気づきました。
湯西川から浅草までは片道2000円、こっちのほうが安く感じますね(^^;

kass:

2両編成のローカル線に鉄橋の組み合わせ。痺れますね!
乗りたいな、と思ったら殆どトンネルの中とは…別に鉄ヲタではないですよ。

豊かな休日、羨ましいです。

OIL:

kassさん、こんにちは。
栗橋や新古河からも東武線で繋がっているみたいです。
古河周辺だと、どうしてもJR優先になりますよね。僕も新古河駅(って言っても埼玉県ですよね)を使ったのは数えられるくらいだったなぁ。

会津鬼怒川線から東武線連結で
浅草まで2000円!
安いですね~
高校のころ宇都宮から浅草経由で遊びに出たTOKYO
懐かしいなぁ~
1600円くらいしたような気がしますがもっと安かったかな~

もともと電車はあまり好きではないのですが
江ノ電とわたらせ渓谷鐵道のトロッコ列車はだいすき
最近は人の少ない電車なら!!
会津線も気になってきました
年を取るとモノの見方が狭くなるとはいいますが
私は広くなっているような気がします
まだ42ナノで若造なんですね^^;
というかですね
年取ると頑固&見方が狭くなるは迷信にしたいものです
日本以外でも言うんですかね?

OIL:

年を取るにつれ知識や経験の量は若い頃と比較して圧倒的に増えている可能性があるわけですから、それらが導きだす結論も豊富にある訳ですよね。そういう人間に憧れます。
頑固で狭い見方しかしようとしない人は年を取るにつれ、それに磨きが掛かるということもあるかもしれませんね(^^;

磨きがかかる・・
怖いなァ(^_^;)
一生、少年でいきましょう♪
ダメですか?
先輩方~

OIL:

そうだ、佐々木さんの笑顔はいつも少年のようなんですよ(^^
好奇心とエネルギーにはいつも感心していますm(_ _)m

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2008年04月22日 23:25に投稿されたエントリーのページです。

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