« ゲンスブールの家の壁 | Main | Musée du Louvre ルーブル美術館 »

Musée d'Orsay オルセー美術館

200901220098.jpg
1900年のパリ万国博覧会開催に合わせて、オルレアン鉄道によって建設されたオルセー駅の鉄道駅舎兼ホテルだったのを美術館にしたのがこの"Musée d'Orsayオルセー美術館"なのだそうだ。パリにある大きな美術館の幾つかは週に1、2度、夜遅くまで開館している日がある。オルセー美術館にもあって、通常は18:00閉館のところ木曜日だけは21:45閉館だった。オルセー美術館に着いたのは薄暗くなった5時過ぎだったけど、まだ4時間は裕に見られる。早朝に空港に着いてから歩き詰めでそろそろ体力的には限界に近い気もしたけどミュージアムパスを持っているから何度でも入れるし、見られる所まで見てみようと思った。
美術館に入ってみて思った。これは唯事じゃない。硝子と鉄骨で組まれた美しさと重厚感のある石造りが融合したこの大きな空間にはとんでもない数の名画と立体作品が展示されている。原則的にここには1848年から1914年までの作品が展示されているという。それ以前の作品はルーブル美術館に、それ以降の作品はポンピドューセンターに振り分けられているのだそうだ。
写真は美術館中央にある通路のような空間で彫刻作品がゆったりと点在している。その両側に展示室があり、3階構造(3階部分の展示室は片側だけ)になっている。

200901220091.jpg200901220094.jpg
中央通路にある、かつてここが駅だったことを思わせる大きな時計が印象的だ。ここから僕らは先ず3階まで登って見ながら降りてくることにした。3階はマネやモネ、ルノアール、ゴッホ、ロートレックなどなどなどなど印象派の作家が部屋ごとに分けられ展示されていた。ちょっと(ホントはかなり...)集中力が弱って来たのでこの階にあるカフェで休憩。500mlのペリエを一気飲みした。

200901220192.jpg200901220190.jpg
夜だからなのか全体的にムーディーだ。
この時間になるとガイド付きのツアー集団もなく静かだった。心なしカップルが増えてきたように思う。

200901220095.jpg
退色しないように照明を押さえガラスケースに展示されているロートレックのパステル画の部屋。そういえば最近、ロートレック展で見たなぁ。でも随分と印象が違うもんだ。
2階部分には企画展示室が多く、この時は「マスク」の展示をしていた。ちょっと不気味。。
まだ全てを見られた訳ではなかったけど、時間も閉館に近いし、何しろ疲れたからそろそろ帰ろう、という事になった。オルセー近くにあるという"硝子の家"にも寄れてないから、パリにいる間にもう一度来ようと思った。
(結局、熱出して来られなかったんですけどね...( T_T)グスン)
200901220099.jpg
閉館間近、外に出るとすっかり夜だった。パオーン。

最寄りのメトロに乗ってホテルのあるレピュブリックへ。
駅近くにあったスーパーでビール1リットルとワインとサーモン、チーズ、オリーブを買ってホテルへ。この日は朝から良く歩いたなり....グターリ。

Musée d'Orsay
http://www.musee-orsay.fr/

Trackback

このエントリーのトラックバックURL:
http://karakara.pepper.jp/cgi/mt/mt-tb.cgi/394

Comment(2)

yuko:

ロートレックの絵が向こうに見えます。そちらは美術館内でも写真撮影が可能なんですね~え?お熱だったのですか。

OIL:

そうなんです。イタリアもそうですが多くの美術館が撮影可能です。作品の保護のためフラッシュ撮影は禁止の所が殆どだと思いますけど。
フラッシュを焚かなくてもカメラがあまり接近し過ぎると注意されます(^_^;)僕、されました。

コメントを投稿

BLOG News → Twitter

iconmonstr-twitter-3-32.png  iconmonstr-facebook-3-32.png  


About

2009年02月11日 15:13に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「ゲンスブールの家の壁」です。

次の投稿は「Musée du Louvre ルーブル美術館」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.34