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TRAVEL/ PARIS 2009 ARCHIVES

2008年12月14日

PASSPORT2008

20081213001.jpg以前、取得したパスポートの期限が切れてしまったので、新たにパスポートを取得。あれ?前からICチップなんて入ってたっけ?
ICチップを機械に読ませると個人情報が画面に表示されるのだそうで、「確認して下さい」って言われてフロア横にあった大きなモニターに自分の顔写真と個人情報が映し出された.....背後には順番待ちの人が何人も見てるから、ちょっと気まずいなぁ。那須エリア在住の人がパスポートを、取得、更新、するには大田原にある県北県民センター・那須庁舎が最寄りのようだ。
僕らはこの冬、このパスポートを持ってパリに行ってみようと思う。
那須に越して来てから、またいつかは海外を見たいと思って少しずつ貯めてきた貯金が、車検や冠婚葬祭での引き出しを繰り返しながらも、何とかギリギリ貯まってきた。値上がり続けた燃油サーチャージも少し下がり、ユーロも下がった。1月後半の真冬のパリは那須より寒いみたいだけど航空チケットも格安、美術館も空いてるみたいだし今がチャンスだ。出来るだけたくさんのことを吸収したい。

2008年12月15日

MacとiPhone 3Gを海外で使うには

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パリにはMacBookとiPhoneを持って行くつもりでいる。向こうでの移動は身軽にしたいからデジタルカメラも持たずiPhoneのカメラだけにしようかと思う。そこで、MacとiPhoneの海外使用時の注意点をAppleに聞いてみた。
MacBookについては至ってシンプルだ。コンセントの差し込みを替えるだけで問題ないという。Macで良かった(^_^)と思った瞬間だ。
次はiPhone。こっちは幾つかの注意点がある。なにせネット上では「海外でiPhoneを使用して20万円の請求が来た」なんてものもあるくらいだ。Appleでは「設定」→「一般」→「ネットワーク」「データローミングのオフ」を勧められた。これはデフォルトで「オフ」になっているものだから自分で「オン」にしなければ問題ない。iPhoneの機能については海外でも問題なく使えるのだそうだが、使用料金が高くなる可能性があるという。それについて聞きたいのだけど、料金に関することは全てキャリアであるソフトバンクに聞いて下さいという。iPhoneで「157」をコールした。
iPhoneを海外で仕様した場合、ホワイトプランやパケット放題などの料金プランは国内のみのサービスとの事で使用量に合わせた料金が加算されるのだそうだ。
通話はパリの場合、1分160円の料金が掛かる。日本に居るiPhoneユーザーとパリで話をした場合、日本で使っている人は国内の受信ポイントを使っているのでホワイトプラン対応となり海外との通話でも別料金は掛からない。しかし、パリでその電話を受け取ると、パリにある受信ポイントを使う事となり1分160円の使用料が掛かるのだそうだ.....着拒....かな(^_^;)
パケット通信についても無論定額ではない。パリの場合1KBあたり2円のデータ通信料が発生するらしい....ギガだテラだと言っている今に於いて常時接続は想像するに恐ろしい。
ここで、やはり頼りになるのは無料WiFiだろう。幸いにして僕はFonユーザーだ。FonMapを開きパリでの環境を見てみるとかなーり普及しているではないか(^_^)
パリでは電話はしない、念のため「3G」もオフにした上で「機内モード」、ネット接続はWiFi接続でFon使用、これなら安心だろうか....カメラ機能付きiPodTouch...かな(^_^;)
パリにも無料WiFiの使えるカフェが増えているそうだから、ネット上の情報を得るためカフェに入る、っていうのも良さそうだ。
........なるほど、水と情報のある所に人は集まる。

2008年12月29日

那須から成田空港へ行くには

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那須から成田空港までのアクセスを考えてみた。そりゃ沢山の選択肢がある。
電車を使う場合、うちのような山の中だと駅までのアクセスに困る。駅前の駐車場も一週間以上ともなると馬鹿にならないしなぁ。大きな荷物を持っての乗り換えもちょっと。。で、やっぱり高速バスはないものかと検索してみたら、宇都宮から成田空港までの高速バス「マロニエ号」があった。ほぼ1時間に1本の間隔で運行しており、乗り場には駐車場もあって1日300円、よし、これで行こう。

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2009年01月07日

コンセント形状変換プラグ

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以前ヨーロッパに行く時に買った変換プラグなら収納の中を漁れば出て来そうでもあるのだけど、オールマイティに使えそうな変換プラグを購入してみた。その名は"海外用電源形状変換プラグ「チコぷらW」"。
ゴーコンよりもちょっと安く、1480円。差し込みが2箇所あるのも便利かもしれない。これひとつで殆どの国のコンセントに対応できるらしく、組立式じゃないところがシンプルで良いかなぁ....と思ってみたのでした。
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20090110追記
Akiさんから「チコぷらW」の白を選ぼうとすると名前が違うのになってしまう....との事で、確認しましたら、僕が購入したのは「チコぷらW」ではなく「マルプラ」でした(^_^;)
失礼しましたm(_ _)m
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2009年01月10日

モネ「印象 日の出」が名古屋市美術館に....

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印象派の名の由来となったという印象派を語るに欠かせないモネの代表作「印象 日の出」が現在、名古屋市美術館2月8日まで見る事が出来る。その名も"モネ「印象 日の出」展"。モネの「印象 日の出」といえば、世界最大級のモネコレクションを持つマルモッタン美術館の所蔵のなかでも目玉の作品......そう、今月末、僕らはマルモッタンに行くのだった......オゲェ〜〜ヽ(´Д`)ノ ま、そんなこともあるわいな。

2009年01月12日

MOLESKINE City Notebook PARIS

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AKiさんから、MOLESKINEのシリーズにパリ版っていうのが本屋にあったよ、と、教えて頂いた。City Notebookシリーズには世界の各都市があって、地図や路線図も載っているという。これにパリでの旅のあれこれを書き込めば帰って来た時にはパリの記録がMOLESKINE一冊に纏まっている、なんて、良いんじゃない?というAKiさんの言葉にぐらりときた。うちの近くには本屋はないからネットで検索、オフィシャルサイトではCity Notebookはどれも各2940円だけどamazonだとなぜか都市によって値段が違い、KYOTOは2227円なのに対してVENEZIAはなんと836円.....えーっと、じゃぁPARISは....1892円.....ビミョー(^_^;)....だけど安い。即クリックで翌日にはポストに届いていた。手に収まるサイズとハードなカバーが、デスクで使うノートというよりポケットに入れて一緒に旅するノートであることを感じさせる。

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2009年01月19日

AT&T Labs Text-to-Speech: Demo

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あ、そういえば僕らはフランス語が喋れないんだった。旅行ガイドにちょっと載ってる会話集のカタカナじゃ通じるかどうか不安だし、ネット上の翻訳サイトで入力した文章をフランス語訳しても読み方が分からなかったりする。この"AT&T Labs Text-to-Speech: Demo"は入力した文章を読んでくれるサイトだ。まず、STEP1の"Voice & Language"で入力する言語と男性か女性かを選択、STEP2にテキストを入力、STEP3の"SPEAK"をクリックするだけ。フランス語だけでなく、米英語、スペイン語、ドイツ語、英語にも対応している。
この他にも、フランス語の発音を聞かせてくれるサイトが幾つかある。ありがたいのでリストアップしておこう。
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AT&T Labs Text-to-Speech: Demo
http://www.research.att.com/~ttsweb/tts/demo.php

Language Guide/Francais
http://www.languageguide.org/francais/

東外大言語モジュール/フランス語/会話/教室用
http://www.coelang.tufs.ac.jp/modules/fr/dmod/index.html

2009年01月21日

January in Paris

20090120001.jpgCharlie Parker With Strings : The Master Takes / Charlie Parker

1. Just Friends
2. Everything Happens to Me
3. April in Paris
4. Summertime
5. I Didn't Know What Time It Was
6. If I Should Lose You
7. Dancing in the Dark
8. Out of Nowhere
9. Laura
10. East of the Sun (And West of the Moon)
11. They Can't Take That Away from Me
12. Easy to Love
13. I'm in the Mood for Love
14. I'll Remember April
15. What Is This Thing Called Love?
16. April in Paris
17. Repetition
18. Easy to Love
19. Rocker
20. Temptation

Charlie ParkerのことをClint Eastwood監督が描いた映画「Bird」のなかで"April in Paris"が流れるシーンがある。パリの美しい夜景が空から映し出され、"April in Paris"を聞きながらパリに降り立つかのような短いシーンだったように思う。滑らかなパーカーのサックスを聞きながらのパリの夜を飛んでいる感じがとても気持ちいいからこのシーンがいたく気に入ったんだ。でも映画の中のパーカーはドラッグとアルコール浸りで暴力的でいてジメジメしている感じがして嫌いなんだけど。
今夜、"April in Paris"とはいかないけれど、いざパリへ出発なのだ。

2009年01月30日

夜の飛行機でパリへ

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夜10時成田発のエールフランスのパリ直通ナイトフライト「スターウィング」でシャルル・ド・ゴール空港へ。
早朝5時の空港は閑散としていてとても静かだ。電車(RER)はすでに動いている。でも観光客の集まる早朝のRERの降り駅にはスリも多いという噂だから夫婦で歩くには不安がある。同じ便で到着した日本人の多くは空港からホテルまで送迎してくれる予約制のシャトルバスに乗り込む人が多かった。シャトルバスは割高だから僕らはパリのオペラ座まで直通のロワシーバスに乗ることにした。始発が6時で15分置きに出発しているようだ。バスのチケットを買うには自動販売機があるのだけど、これはクレジットカードか硬貨だけで紙幣が使えない物が多い。クレジットカードといってもICチップの内蔵されたものでないと使えず、結局、僕の手持ちのカードの全ては自販機では使えなかった。
ロワシーバスは料金を運転手に直接支払っても乗ることができる、ただ釣り銭がない場合もあるという。じゃあ、両替しておくか。空港内の窓口の多くは6時からのようだった。急いでも仕方ないから6時までベンチで休むことにした。たまに少し外に出てみた。凄く寒い。鼻の穴の内側が痛かった。
6時を過ぎると空港のカフェや両替の窓口が開き、構内は俄に賑やかになった。両替所では硬貨をあまりくれないから硬貨を作るためにエスプレッソを飲んだ。

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2009年02月01日

冬の朝8時過ぎのパリ

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空港からパリ市内への道は夜中のように暗いのに通勤ラッシュのようだった。バス停には人が並び、カフェのカウンターにはモーニングを食べる人が溢れている。この日、道路は少し渋滞、通常4〜50分で着くロワシーバスも1時間ちょっと掛かかりオペラガルニエ横には8時過ぎに着いた。それでもまだこんなに暗かった。少し雨も降っている。街はキラキラしてるし、薄暗いのに活気はあるし、はじめて見る光景に胸が躍った。
僕らはここからホテルのあるレピュブリックまでメトロに乗ることにした。スーツケースは持ってるけれど、着いたばかりで中身は軽い。日本の鉄道で使う「スイカ」のようなカード「ナヴィゴ」を作ってみたい気がしたのだけど、二人併せて30回程度の使用なら回数券の「カルネ」を二人でシェアしたほうが安いようだし、作る時間も掛からないから「カルネ」を買うことにした。オペラガルニエの目の前にあるオペラという駅には自動販売機が何台かあり、その中のひとつは紙幣が使えた。これはラッキー(^_^) カルネとはチケットの10枚綴りなのではなく、普通のチケット(ビレ)が10枚出てくるだけだった。1枚1.6ユーロのチケットが10枚買うと11.40ユーロになる。お得だね。取りあえず、それを二人で分け合うことにした。

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2009年02月02日

PARIS MUSEUM PASS

20090122200.jpgパリには沢山の美術館や博物館、史跡などがあり、その主要スポット60カ所を期限内無制限に入場出来るパスポートがこの「PARIS MUSEUM PASSパリミュージアムパス」だ。2日間、4日間、6日間の3種類がある。親指で押さえているのがそのパスでこれは6日間のタイプ。
日本語のオフィフャルサイトもあり日本からでも購入出来るが、いつのレートなのか、表示価格が妙に高いのと、僕らが欲しい6日間のパスは取り扱いすらない。パリではこのパスポートが使える施設の窓口などで販売されている(小さな施設や、オンシーズンは在庫切れで無い場合があるらしい)から、初日の最初に見に行ったアンヴァリッドで購入した。価格は2日のパスが32ユーロ、4日間が48ユーロ、6日間が64ユーロ。
ひとつずつビニールでパッケージされているので、パッケージを外し、自分で裏面にある日付の欄に使用開始日、氏名欄には自分の名前を記入すれば使い始められる。施設に入る時は記入面を見せ、係員が記入された日付から見てその日が期限内かどうかを確認するだけだ。
例えばルーブルのような人気の美術館では入場待ちの可能性もある。そんな時、このミュージアムパスを持っていればチケット購入で並ばなくても良いし、購入窓口のない入口からも入る事が出来るから便利ですね(^_^)
ちなみに、個人的な印象ですが、モンマルトル周辺と、モンパルナス周辺にはミュージアムパスが使えない施設が多いような気がするなぁ......この辺り、計画的に日程を組むとかなりお得なパスポートだと思う。

2009年02月04日

アンヴァリッドles Invalides

20090122805.jpgフランス語の地図にはl'Hôtel des Invalidesって書いてある。通称アンヴァリッドles Invalidesなのだそうだ。静かで少し湿った感じがするのは雨が降っていたからだけではないのだと思う。このドーム教会のドームの真下、地下からの吹き抜けにはナポレオン・ボナパルドが6重にもなった大きな棺の中で眠っている。アンヴァリッドは廃兵院と呼ばれ17世紀に傷病兵を看護する軍の施設として立てられ、wikiによれば現在も100人近くの戦傷病兵が暮らしているのだそうだ。ここには他に軍事博物館と解放勲章博物館が公開されていてミュージアムパスで見て回る事ができる。
帰って来てから知ったのだけれど、この広場に置かれた沢山の砲台のなかには、日本が馬関戦争でフランスに没収された砲台もあるのだそうだ。寒いし雨が降っていたから庭を散策する気にはならなかったなぁ......。
パリの人は雨が降っても傘を差さない人が多い。その代わりにフードを被る文化がある。郷に入っては......とばかりに僕もフードを被って歩き回ってみた。たぶん、これがいけなかったのだろう、4日後には40度近い熱を出すことになった。

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2009年02月05日

Le musée Rodinロダン美術館

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アンヴァリッドの東、通りを挟んだ所に"Le musée Rodinロダン美術館"がある。ここもミュージアムパスで入れる美術館の1つだ。ストリートビューでは入り口に行列が出来ているが、この日はとても空いていた。パリの美術館を回るにはオフシーズンが良さそうだ。美しい庭園に囲まれたこのロココ建築の建物は18世紀に建てられたもので、以降、幾人も所有者が変わるなかでフランス衛兵隊の総司令官ビロン将軍の名を借り「ビロン館」と呼ばれているのだそうだ。詩人リルケの誘いでこの屋敷に住むようになったロダンの他にも、コクトーやマティスもここに住んでいたという。これまでロダンの作品を纏めてたくさん見る機会が無かった。上野の国立西洋美術館にある「地獄の門」と「考える人」を見て、迫力と力強さは感じても美しさはあまり感じなかった。でもここにあるロダンの作品はとても官能的で美しいものが多い。粗い仕上げの作品の中にロダンの彫刻の質の高さを見る。ここに来てロダンが好きになる。

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ロダン美術館のカフェとトイレ

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ロダン美術館の庭で作品を見ていたら寒くてしょうがなくなってきた。僕らは敷地内にあるカフェに行き、温かいカプチーノとエスプレッソを飲んだ。そういえば飛行機を降りてからアンヴァリッドの駅内にあったパン屋のキッシュ・ロレーヌをかじっただけだったからチーズのサンドイッチとワッフルも買った。このチーズ、かなり熟成香の強いチーズだった。うーむ、さすがフランス、チーズのレベルが高いですのぉ。

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2009年02月07日

Musee Maillol マイヨール美術館

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ロダン美術館から歩いて10分くらい、閑静な路地のワイン屋さんの並びに、ロダンやブールデルと共に近代ヨーロッパを代表するとされる彫刻家アリスティド・マイヨールの美術館があった。ここはマイヨールのモデルを15歳の時からつとめたディナ・ヴィエルニーが1995年にオープンしたディナ・ヴィエルニー財団による美術館なのだそうだ。歴史ある建物の内装がキレイに整えられていて居心地の良い美術館だった。マイヨール作品のコレクションは勿論だけど、マティスやピカソの他、ロシアなど、たくさんの作家の作品が楽しめた。

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2009年02月08日

サンジェルマン・デ・プレ教会

200901220050.jpgおしゃれなブティックやショップの並ぶショッピング通りを素通りしてサンジェルマン大通りに出た。
そこには有名なカフェもある。コーヒーの値段なんか安い所の倍以上するから東京で言えば銀座か青山かってな感じなのだろうか。
「へぇ〜、ここがぁ〜」と眺めたり本屋に立ち寄ったりしながら大通りに面しているサンジェルマン・デ・プレ教会に着いた。
落ち着いた雰囲気をもった教会で、地元の人に愛されている空気が漂っている。
この教会の周りは落ち着いた雰囲気の路地が多くて散歩していても楽しかった。

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2009年02月09日

Musée national Eugène-Delacroix ドラクロワ記念館

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サン・ジェルマン・デ・プレ教会の北東、歩いて直ぐの所にフランスに於けるロマン主義を代表する画家ウジェーヌ・ドラクロワが生前アトリエ兼住居として使っていた部屋を公開したMusée national Eugène-Delacroixドラクロワ記念館があった。細い路地を入り小さなパティオに面した静かな場所だ。入り口をくぐると直ぐに階段になっていてその建物の2階部分に作品やドラクロワの使ったものなどが展示されていた。展示室内にはライブラリーに繋がる外階段に出る扉があり、そこからとても清楚で可愛らしい中庭に出ることもできる。
この日は、ドラクロワが撮影したモノクロの写真と、その写真とそっくりに書かれた沢山のデッサンや作品が一緒に並べられた企画展示もあった。

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肉屋の惣菜

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ドラクロワ記念館を出て次なる目的地に向かおうという時に、通りでは魅惑的な香りを放ちながら肉の塊が回っていた。これは精肉店の店先に置かれた電気オーブン。丸鶏を回転させながら焼きつつ、滴り落ちる肉汁と油を下のトレイに敷かれたポテトが染込みながら焼かれている。なんて合理的な料理方法であると同時に視覚的にインパクトのある宣伝効果。他にもパック詰めされた美味しそうな惣菜がショーケースに並んでいたので見とれていたら「よ、ムッシュ、何にする?」と店員が寄って来た。このあとまだ美術館にも行くから惣菜は買えないなぁ....と思い、一度は断るも、やはり誘惑には勝てず鶏もも肉のローストを2個だけ買ってしまった(^_^;)
ちょっと小振りだから、と少し安くまでしてくれた。この後、この店先の路上で二人、鶏の脚に齧り付いたのでした。ガルルルルゥ........

2009年02月10日

ゲンスブールの家の壁

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ドラクロワ記念館からオルセーに向かう途中、セルジュ・ゲンスブールが住んでいたという家の横を通るルートを選んでみた。
ゲンスブールの家の壁は落書きだらけなのだ。

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2009年02月11日

Musée d'Orsay オルセー美術館

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1900年のパリ万国博覧会開催に合わせて、オルレアン鉄道によって建設されたオルセー駅の鉄道駅舎兼ホテルだったのを美術館にしたのがこの"Musée d'Orsayオルセー美術館"なのだそうだ。パリにある大きな美術館の幾つかは週に1、2度、夜遅くまで開館している日がある。オルセー美術館にもあって、通常は18:00閉館のところ木曜日だけは21:45閉館だった。オルセー美術館に着いたのは薄暗くなった5時過ぎだったけど、まだ4時間は裕に見られる。早朝に空港に着いてから歩き詰めでそろそろ体力的には限界に近い気もしたけどミュージアムパスを持っているから何度でも入れるし、見られる所まで見てみようと思った。
美術館に入ってみて思った。これは唯事じゃない。硝子と鉄骨で組まれた美しさと重厚感のある石造りが融合したこの大きな空間にはとんでもない数の名画と立体作品が展示されている。原則的にここには1848年から1914年までの作品が展示されているという。それ以前の作品はルーブル美術館に、それ以降の作品はポンピドューセンターに振り分けられているのだそうだ。
写真は美術館中央にある通路のような空間で彫刻作品がゆったりと点在している。その両側に展示室があり、3階構造(3階部分の展示室は片側だけ)になっている。

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2009年02月13日

Musée du Louvre ルーブル美術館

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パリに着いて2日目、この日僕らは1日中"Musée du Louvreルーブル美術館"にいました。水曜と金曜のルーブルは通常18時閉館のところ22時まで開いている。この日は金曜で夜遅くまで美術館に居られるから、どっぷりとルーブルに浸ることにしました。1日では回りきれないと思っていたけど、閉館時間まで目一杯歩き回ることでなんと1日で全てのブースを見て回ることが出来ました。ただ最後の方は足は痛く、見終わった時には放心状態でしたが。。「"コ"の字型」になっているルーブルの窓から見える広場とピラミッドは時間と共に表情を替えて、それを見ているだけも楽しいくらい。そんな1日をエントリーしてみようと思ったら削ったつもりでも凄い量の写真になっちゃいました。予め回るルートを考えていなかったので、効率良く回れたとは思えませんが、ざっと記録しておこうと思います。
まずは朝、メトロの駅から地下で繋がっている逆さピラミッドのある通路入口に着いたのが開館の9時5分前。開場待ちの列が出来てました。でもこの列はチケットを持っていない人用の列で、僕らは前日にミュージアムパスを買っておいたからこの列には並ばず、チケットを持っている人用の列へ行くと人は数える程度。ラッキー!
ルーブルはリシュリュー翼、ドノン翼、シュリー翼の3辺の「"コ"の字」になっていて、ドノンは地下、1階、2階まで、それ以外は地下から3階までが展示室になっています。「先ずはモナリザだろう!」と、ドノン翼2階を目指しました。

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2009年02月14日

パリのバケツ

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街を歩いていると何箇所かで建物の改修工事のような現場を目にした。
現場が高い階の場合、こんな風にバケツを連結してダクトホースを作って、ガラなどを落としているようだった。
バケツの色が違うあたりも愛らしいですね(^_^)

2009年02月15日

オペラ・ガルニエ

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ロワシーバスでパリに降りたのがこのオペラ座(オペラ・ガルニエ)の横だったっけ。
何度も映画化されたガストン・ルルーの怪奇小説「オペラ座の怪人」の舞台になったのも、ここオペラ・ガルニエだ。オペラの上演はオペラバスティーユがメインの会場になり、回数は少なくなったようだけど、ここでもまだオペラが観られるようだ。オペラも観てみたいけど今回は見学だけ(^_^;)
開館時間まで時間があったので辺りをぶら〜り散歩していると、誰か話しかけてるよ!と厨房長が言う。振り返ればおばさんがこっちを向きながら地面を指さして何か話しかけている。なんだ?と聞くと、おばさんはナプキンリングのような金色の大きな指輪を拾い上げて、あんたが落としたんじゃないか?と言う。落としてないよ、僕のじゃない、と言っても、これはゴールドだ、あなたはラッキーだ、持って行きなよ、といってリングを僕に手渡した。いらない、と言っても、これはラッキーだから、と言って押し付けて来る。わかったよ、ありがとう、と言ってリングを受け取り、歩き始めるとまた近寄ってきた。お腹が空いているからサンドイッチを食べる金をくれ、と言っているようだ。なんだ、そういうことか。お金は持ってないからこれでどうぞ、と、リングを返した。リングはおばさんの商売道具だった。
この辺りは観光客が多いから.....と思いながらも、あれじゃ稼げないだろうなぁ.....。
さて、気を取り直して、ガルニエ見学の入口へ向かった。

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2009年02月16日

Galerie nationale du Jeu de Paume ジュ・ド・ポーム

200901240022.jpgルーブル美術館やオランジュリー美術館と同じチェイルリー公園内にある"Galerie nationale du Jeu de Paume ジュ・ド・ポーム"。
現在は現代写真と映像作品専門のギャラリーだけど、Wikiによればオルセー美術館が出来る前までは印象派の作品を所蔵していたようで旧印象派美術館とも呼ばれるようだ。
現代写真の、というだけあって内装は外観の印象とは違い、白を基調にしたシンプルな現代風のギャラリーになっている。企画展示室に入るのは有料だけど、簡単な手荷物チェックだけ受ければ建物の中には入れる。美術系の本や美術雑誌が並ぶスペースと無料の展示ブースは自由に閲覧出来るし、カフェもある。本屋のスペースに立ち寄るだけでも良いかもしれない。
ジュ・ド・ポームって名前は、かつてフランス貴族の間で流行した遊びで手でボールを打ち返し合う現在のテニスの原型と呼べるスポーツのことなのだそうだ。1861年にナポレオン三世によって創られた室内球技場がこの建物で、その事にちなんで今の名前が付けられたらしい。

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2009年02月17日

ちょっとだけの人気

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たぶん、この場所から塔を見るために作られた作品だと思う。
単なる通り道として抜ける人もいるくらい人でごった返すことのないこの隙間の写真を撮ろうとカメラを構えてみた。
人が居ない写真も一枚撮っておこうかな、と暫く待ってみる。
でもいつも一組だけはこの場所に立ち止まっている。
長いことお喋りしていたりもする。
もう一組がやって来ると、さっきまで居た一組が去っていく。その繰り返し。
だんだんその繰り返しが面白くなってきた。
一組だけが立ち止まり、塔を見て、話をしたり写真を撮ったりする。
一組分の心地良さがこの隙間にはあるんだな。

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2009年02月18日

Musée de l'Orangerie オランジュリー美術館

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もともとチュイルリー宮殿のオレンジ温室だったのを、モネの『睡蓮』の連作を収めるため美術館にしたという"Musée de l'Orangerie オランジュリー美術館"。モネの作品だけでなくポール・ギョームのコレクションも展示されているから結構な作品量で見応えがあった。と、同時に連日の美術館巡りにそろそろ疲れも出て来た感じ(^_^;)
2日目に行ったルーブルで、燃え尽きた感があり、あとはのんびり回ったら良いんじゃないか、くらいのノリでもある(^_^;)

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2009年02月19日

Musee du Quai Branly ケ・ブランリー美術館

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2006年6月に開館したパリでは新しい国立の美術館"Musee du Quai Branly ケブランリー美術館"。僕はここに展示よりもパトリック・ブランの垂直庭園を見たくて来たのでした(^_^) 金沢21世紀美術館にもあるそうですね。
ミュージアムパスも使えるのでジャン・ヌーヴェル設計の建物の中にも入ってみよぉ〜っと。

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2009年02月20日

エッフェル塔を売る男

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ここはエッフェル塔の真下にある広場。さすがは観光名所、冬の寒い午後でも沢山の人がいた。写真の中央、手に銀色の尖りを持ち、少しうつむき気味の似た姿勢の男が3人。彼らは手に沢山のエッフェル塔をぶら下げた「エッフェル塔売りの男」たちだ。しばらく見ていたけれど、どうも売れているは様子がない。寒さのせいで活性が低いのかそれほど執拗に観光客に食い付いたりもしていなかった。僕は彼らの1人と近い場所にいたし目が合ったのにも関わらず目を逸らされた。(←お金持ちじゃないってバレたかな(^_^;) )
モンマルトルのサクレクール寺院では少し離れた所から「アイアム、ノーデンジャラース」と言いながら近付いて来る男がいた。日本でだって「怪しい者じゃありません」って奴ほど怪しい奴はいないし「種も仕掛けもありません」という手品には種がある。彼はモンマルトル名物の「ミサンガ売りの男」だ。近付いて勝手にミサンガを結びお金を請求されるから近付かない方が良いらしい。怪しい人には初めから曖昧な態度を取らずはっきりと断れば良いわけだ。
僕が小学生の時、下校時間の校門(この小学校には大きな正門と職員室の近くにある西門、古くからある小さな煉瓦造りの煉瓦門の3つがあって僕の登下校は大抵この煉瓦門を使っていた)の外で、おじさん1人に子供たちのちょっとした人集りが出来ていた。楽しそうだから駆け寄ると、おじさんは何やら口に含んで「ブーブ、ブー、ブーブ、ブーーー」と笹笛のような音を出している。みんな、何だろう、と興味津々におじさんの口元を見つめている。おじさんは口の中から銀色の厚紙を二つ折りして緑色の紐でグルグル巻いた2cmくらいのものを取り出しだ。「これを前歯で上手に噛みながら息を出すと音がなるんだぞぉ」と言って、またとても楽しそうに音を鳴らすんだ。これが小さなビニールに入っているのを見せて「1個100円だよー」と言った。「えー、今、お金持ってないよー」と同じ子供会の男の子が言った。おじさんは「家に帰って持っておいでー」と言ってまた楽しそうに音をだし、その子は家に向かって走っていった。何人かの子がそれを買った。僕は凄く悩んだ。たしか1ヶ月の小遣いが300円だった時だったし、駄菓子を買うよりもいけないことにお金を使うようでドキドキした。僕はずいぶん悩んだ末にそれを買った。
袋から出して家に向かって歩きながら口に含み、息を吹いた。スー、スー、という息が抜ける音だけがした。しばらく練習したけど音が出ない。そのうち紐は解けてバラバラになった。僕は校門に戻ってみるともうおじさんはいなかった。
あのエッフェル塔(キーホルダー)は幾らだったんだろう。そんなに高く無ければ記念に買ってみても良かったかな、なんて今になって思う。しかし、まぁ、その時になれば、物の割にはバカ高いのだろうから、僕の財布の紐はなかなか緩まないのだろう。

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2009年02月21日

パリのノートルダム大聖堂にて

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日曜日の朝、僕らはシテ島にあるノートルダム大聖堂に行った。
オフシーズンとは言え、日曜の朝、ミサで混み合っているかと思ったがそうでもなく、広場には一組の団体客がいるだけだった。

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2009年02月22日

ノートルダムの塔の上から

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ノートルダム大聖堂はパリの中心にあるから、ノートルダムの鐘のある塔に登るとパリを360度見渡すことができて気持ちがいい。
この日は朝から凄く寒かったけど、徐々に晴れ間が見えてきた(^_^)

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2009年02月23日

どっちかな.......

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こ、これは、盗難....もしくは撤去.........自転車を取りに戻ってこうだったらショックだろうなぁ(^_^;)
サン・ルイ島の街角にて。

サント・シャペル

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シテ島にある"Sainte chapelleサント・シャペル"。
空港並みの厳しいセキュリティーチェックを受けてから中に入り、小さな螺旋階段を登って2階に上がるとそこは360度、ステンドグラスと柱だけのそれはそれは美しい礼拝堂だった。

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2009年02月25日

パリのムール貝の店

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パリに何店舗かあるベルギーのムール貝レストランチェーン"Leonレオン"。
strawberryfielsさんのオススメでもあり厨房長も是非とも行ってみたい店の1つなのだった。評判通りの量のムール貝(^_^) 折角だからグラタンも食べてみようと1つずつ注文してみた。グラタンのムール貝は量が少ないので1ユーロでお替わりができるから2皿食べてしまった....でも、グラタンはかなりチーズがヘヴィでしたぁ(^_^;) スープに浸して食べたりする付け合わせのフライドポテトはお替わり自由.....ということでこちらもお替わり。満喫致しました(^_^)

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2009年02月26日

鳥に餌をあげる男

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シテ島の端にある公園の、そのまた端でセーヌ川を眺めていた。
初老の紳士が手にタッパーを持ちながら端に近づき、僕の隣に立った。徐にタッパーの蓋を開けると近くにいた鳥たちが一斉に騒ぎだした。おじさんは赤みがかった親指大の塊を鳥に向かって放り投げ、鳥はそれを上手いことキャッチした。鳥の数は増え、おじさんの近くを上下しながら羽ばたき、餌を待っている。後方から、おじさんの妻であろう女性が「オギー!」と呼んだ。たぶん、おじさんの名前なんだろう。オギーは振り向きもせず鳥に餌をやり続けた。おばさんは少し呆れたように、オギーが餌を遣るのを眺めていた。
とても寒い、薄曇りの日曜日の朝だった。

2009年02月27日

花と小鳥の市場

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シテ島のノートルダムの近くには花と小鳥の市場(マルシェ)がある。
どちらも日本に持って帰れるようなものではないから眺めるだけなのだけど、鳥小屋の設置方法や形状が、日本で見掛けるそれと違っていて面白い。こっちでは木にぶら下げるんだなぁ。

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2009年02月28日

サン・シュルピス教会でのピアノコンサート

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ドラクロワのフレスコ画「ヤコブと天使の戦い」を見にサン・シュルピス教会に行った。
教会の一部は囲いで覆われていて工事中のようだ。中に入ると人は疎ら、ドラクロワのブースにも殆ど人はいなく、向かい合った2つのフレスコ画の真下にある長椅子に座ってゆっくりと「ヤコブと天使の戦い」を見上げ眺めた。とても静かな時間だった。
教会の中にピアノの音が響いた。そういえば、教会の入口にピアノコンサートのポスターが貼ってあった。この日の夜、ここでピアノコンサートがあるらしい。

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2009年03月01日

公園の彫刻

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同化してますが、てっぺんにいるのは鳥です(^_^)
チェイルリー公園にて。

2009年03月02日

パリのマルシェとストリートビュー

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パリでの買い物で一番楽しかったのはマルシェだった。ちなみにここはパリ市立近代美術館前の通り"Avenue du Président Wilson"にあったマルシェ。精肉、野菜、パン、ケーキ、石けんなどだけでなく、服や家具も売っていた。日本でもそうだけど、市場や縁日って、店と客が対等な立場にあって客に媚び諂うことのない交換の場だからどちらも自然体でいられて気持ちが良い。「マルシェ」を訳すと「市場」なのだそうだが、日本の専門業者を相手にするような「市場」のイメージより一般人を相手に開かれる「朝市」のイメージが近いと思う。その店の人柄が滲み出てくるから魅力ある店の前に立つと自然と挨拶が口から出て、お互いにすこしだけ笑顔になる。
どのマルシェも食材が新鮮なのが強く記憶に残っている。真冬のパリなのに穫れたてのようなトマト、ズッキーニ、アーティチョーク、ハーブ.......一体、どこで育ててるんだろぉ。魚介も肉も色が良いし、見ているだけでも楽しくなるし、食の質の高さを感じずにはいられない。

Go to Paris!
ここのマルシェは水曜と土曜だけ開かれる。Googleのストリートビューでこの通りを見てみるとマルシェの開かれていない日の通りを見る事ができた。通常はこんな風に駐車スペースになっているようだ。マルシェが開かれるときは内側一車線が出店者用の駐車スペースになる。
そうだ、日曜日に行ったラスパイユのビオマルシェにも行ってみよう!

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2009年03月03日

サクレ・クール寺院の塔の上から

200901270020.jpgモンマルトルの丘に聳えるサクレ・クール寺院。この日、モンマルトルに着いたのが朝早いから薄暗くて寒いのかと思っていたら、昼近くまで薄ら霧がかかっていた。寺院前の広場の階段のに立ち止まり、こんな風に写真を撮ったりしていると黒人が笑顔で寄って来た......これが「ミサンガ売りの男」。これには要注意ですね(^_^;)。バジリカ聖堂内は撮影禁止。内部は暗く、大きなキリストの像が両手を広げて立っていた。天気のせいか湿った空気と陰鬱とした重さがそこにはあった。聖堂の中は比較的黒人が多く、僕らの隣にいた黒人女性はキリストを仰ぎ涙をほろほろと流していた。白い石の壁の裏側は不思議と黒く、そのコントラストが目に焼き付いた。
さーて、塔に登ろう。ここの塔はミュージアムパスが使えない。自販機でチケットを買い、メトロの改札のように入り口を抜けた。

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2009年03月04日

パリのパティスリー

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モンマルトルを散策していたら、昼飯時、行列が出来ているパティスリーがあった。パティスリーって小麦粉を使ったもの全般を指すようでどの店も美味しそうなパンやケーキがショーウィンドウを飾っている。行列など出来ない普通のパティスリーのパンでも充分に美味しかった。でも、ここのいかにも地元の人達っぽい列を見ると、ひと際美味いに違いないと思うのだ。ちょっと時間をずらして列が短くなった頃、店に入った。パリに着いた日に駅のパン屋で買ったキッシュロレーヌとガトーショコラなどなど選び、外に出てからオーブントースターで温めてくれたキッシュを袋から出した。

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2009年03月05日

歯形のついた手紙

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モンマルトルにあるシャンソニエ"オ・ラパン・アジル"横の石畳の坂道で、犬連れの人達が屯っていた。そのうちの3匹はリードを外し犬同士自由に遊ばせている。たまに坂の上に向かってボールを投げては犬がそれを追いかけ、くわえ、飼い主まで持っていく。
長閑で微笑ましい風景だ。

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2009年03月07日

モンマルトル散策

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パリの中心地はアスファルトで舗装された道路が多くて、ちょっとオシャレな路地に入ろうものならブランド服のブティックが並んでいたりするから、東京のどこかにいるのとそれほど違わないじゃないの、なんて思ったことがある。その点、たぶんモンマルトルは昔の雰囲気を残した街なんだろうな。見る風景のあちこちが、ユトリロの絵、そのものって感じだった。
かつてたくさんの芸術家が住み、酒を飲み、芸術の生まれた街だ。たくさんの似顔絵描きがいるテアトル広場から、ぶらーり散歩してみた。サティの家の前を通り、ブドウ畑、そして、ピカソ、マティスやモディリアーニ、ドガなどが暮らしていた共同アトリエアトリエ洗濯船跡も通りから眺める。ちょうど100年前、ここで「アヴィニヨンの娘たち」が創られたんだなぁ。ゴッホの家の前にはオーガニック食材屋さんもあったので、ここでもちょっとお買い物(^_^)

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2009年03月08日

パリのクレープ屋さん

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クレープと言えばホイップクリームにチョコやフルーツの入った甘〜いものをイメージしていたのだけど、パリに来てずいぶんそのイメージ変わった。もちろん甘いクレープも売っているけれど、ハムやチーズ、ソーセージ、卵などの入ったしょっぱい軽食としてのクレープがあって、それが凄く僕らの好みだった♡ 
画像のクレープ屋さん(カフェの店先で焼いているんだけど)はシテ島からサンルイ島に渡る辺りにあったと思う。トマトやマッシュルーム、チーズの入ったヴェジタリアンというクレープもアツアツになったトマトがまたジューシーでとても美味しかった。クレープの折り方は店によって違うようで、ここは日本でも良く見る三角折りだけど四角く折る店もあった。店内からオーダーした人のを見ると、これが皿に盛られていた。甘いフルーツの入ったクレープだったようで、チョコレートシロップがドワーーっと掛かっていた。

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2009年03月10日

Espace Dalí Montmartre エスペス・ダリ・モンマルトル

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モンマルトルにあるダリ美術館"Espace Dalí Montmartreエスペス・ダリ・モンマルトル"。外観からは想像もつかないほど中は現代的なキレイな美術館でした。こちらは撮影禁止なのでここまで(^_^;)
実は、ここに入ったあたりからどうやら熱がある事を自覚してきてまして.....悲しいことにあまり記憶が.....。

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2009年03月13日

街角のメリーゴーランド

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パリで連泊したホテルの直ぐ近くにレピュブリック広場(共和国広場)があった。広場内にはメトロの駅があって、その入口近くにはメリーゴーランドがある。平日はシートが被せられているのだけど、週末になるとシートは外され子供たちは嬉しそうにそれに乗っていた。大人はその周りに立ち、自分の子供が回って来たら手を振る、という風景は日本と何ら変わらないですね。

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2009年03月18日

パリのファーストフード

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街のあちこちで大きなハンバーガーのポスターを見た。おっと、パリでもマクドナルドか.....フランス人よ遊びは終わりだ.....なーんて言っちゃったりして、と思ったら、ベルギーのハンバーガーチェーンでQUICKクイックでした(^_^;)
クイックと言ってもレジには列が出来ていてそれなりに待たされます。でもそう思うのは日本のハンバーガー屋さんが早過ぎるからなのかもしれないな。僕の前に並んでいる人は、レジの横のトレイに注文したセットのドリンクとポテトだけが載っていておそらくハンバーガー待ちだったんだろう。まだお金を払っていないのに、そこでポテトを食べはじめていたりして.....自由だな、この人。僕はこんがり焼いた丸い食パンのハンバーガー"QUICK'N TOAST"のセットを注文、6.5ユーロ。美味しかったです(^_^)

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2009年08月26日

Rapid Stapler F10

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パリのホームセンターBHVで買って来たRapidのステープラ、Stapler F10
メタルボディで重量211g、と、いかにもハイパワーな外観だけど針のサイズはNo10、一般的な小型ホッチキスサイズではある。しかしながら、この自転車のブレーキを握るような型は、テコの原理であまり力を使わずに綴じることが出来るから、会計伝票を綴じる時に力不足で針が上手く曲がらなかったと、いう失敗が少ない。そして何と言っても、いつも口が半開き、という顔が気に入っている。予備の針4箱付きで20ユーロ。カードの支払い明細を見ると、2月当日の換算レートが117円とあるから日本円で2340円。今回一番のお気に入りのお土産だったのだ。

2009年11月30日

ステーキ&フリットに想う

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ステーキ&フリットと言えば「地球の歩き方・パリ」にも載っているフランスのカフェやブラッスリーでの定番ボリューム料理。ステーキと山盛りフレンチフライポテトが載ったそれを、今年の1月、僕らはパリで食ってやろうと思っていた。
パリに着いてから美術館ばかり忙しく廻り、4日目辺りで40度近い熱を出して丸一日寝込んでしまった僕は、翌朝、フラフラしながらも、マルシェを散策し、パリ市立近代美術館とパリのホームセンターBHVに行った。そのBHVのフードコートで僕が食べたステーキがこれなのだ。フリットではなくバターライスが載っているからステーキ&ライスですね(^_^;
僕がレジでステーキセットを注文すると、グリルの前に立ったおばさんが腰に手を当て、軽く腹を突き出し、台に置いてある何種類かの肉をトングで差してどれが良いか聞いてきた。僕が「サーロイン」と言ったのが通じたがどうか分からなかったけど、おばさんは僕が狙っていた肉を無造作に1枚取ってグリルに載せた。
おばさんは「ミディアム?」と聞き、僕は「レア!」と答えた。熱はあっても肉を食う自信はあった。
おばさんは何度か頷くように、任せておきなという顔をして肉をトングで押さえたり摘んで焼き具合を見ている。焼き方がワイルドだ。くわえ煙草が似合いそうだ。そう、小さい頃、商店街にあった焼きとり屋で焼き鳥が焼けるのを待っているような庶民的な感じが僕には身の丈で気持ち良かった。
付け合わせはマッシュポテトかバターライスを聞かれ、僕はバターライスを選んだ。
ソースはデミグラスかオニオンか聞かれ、デミグラスと答えた。
その場にあったなかで、最高にヘヴィーな一皿が完成したわけだ。
メルシー、と皿を受け取り、オーボワーと挨拶した。
おばさんは笑顔でオーボワーと答えた。

奥の皿はうちの奥さま用のロールキャベツ&マッシュポテト.......ひょっとしたらマッシュポテトの方がヘヴィだったのかもしれない(^_^;
内蔵が着いて来れるか自分でも少し心配になったけど、僕はこれをペロリと平らげた。美味しかった。

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