2006年6月に開館したパリでは新しい国立の美術館"Musee du Quai Branly ケブランリー美術館"。僕はここに展示よりもパトリック・ブランの垂直庭園を見たくて来たのでした(^_^) 金沢21世紀美術館にもあるそうですね。
ミュージアムパスも使えるのでジャン・ヌーヴェル設計の建物の中にも入ってみよぉ〜っと。
土器の並ぶガラス張りの円柱形の薄暗い所蔵庫に面した緩やかなスロープを登って会場に入ると、アフリカ、アジア、オセアニア、南北アメリカの古代美術品や道具、装飾品などが展示されていました。夏休みの博物館に来た感じだなぁ。プリミティブアート好きには堪らないんでしょうね。
外に出てセーヌ川に面した垂直庭園へ、これかぁ〜。
壁面の終わりから側面を観察してみよっと。
冬だからなのかもしれませんが、開館から3年弱で下の方の植物はかなり減ってきたようですね。これは観察しやすい。
まず、コンクリートの壁に金物で白いPVCのようなボートが取り付けられてます。金物で空気層を作ってボードは下地と防水ですね。その上に何段か水平方向に撒水用のパイプが取り付けられていました。壁面の下にはグレーチングもありますね。
その上に黒いメッシュのビニールシートと、その上にフェルトが張られていています。フェルトはポケットが幾つも付いていてその中に苗が埋め込まれているのかぁ。ポケットに土は入っていないようなので撒水用のパイプから流れる水には少し養分が含まれていたりするのかもしれないなぁ。
Patrick Blanc
http://www.verticalgardenpatrickblanc.com/
Musee du Quai Branly
http://www.quaibranly.fr/