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パリのファーストフード

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街のあちこちで大きなハンバーガーのポスターを見た。おっと、パリでもマクドナルドか.....フランス人よ遊びは終わりだ.....なーんて言っちゃったりして、と思ったら、ベルギーのハンバーガーチェーンでQUICKクイックでした(^_^;)
クイックと言ってもレジには列が出来ていてそれなりに待たされます。でもそう思うのは日本のハンバーガー屋さんが早過ぎるからなのかもしれないな。僕の前に並んでいる人は、レジの横のトレイに注文したセットのドリンクとポテトだけが載っていておそらくハンバーガー待ちだったんだろう。まだお金を払っていないのに、そこでポテトを食べはじめていたりして.....自由だな、この人。僕はこんがり焼いた丸い食パンのハンバーガー"QUICK'N TOAST"のセットを注文、6.5ユーロ。美味しかったです(^_^)

この時、僕は熱が38度は間違いなく越えていたと思う。
小さい頃から熱を出し易い体質で毎年冬には40度を越える。38度くらいだったら辛くないし、たまに自覚していない時もある。そんな時に焼いた肉やフライドポテト、オイルソースのパスタなんかも頬張れる僕に、厨房長はいつも驚きの眼差しを送るのだ.....生肉と生魚は食う気がしないのですが(^_^;)
この後、マルモッタン美術館に行く予定だったのを止めてホテルに帰った。
同行の厨房長は元気なので、ホテルまで一緒に帰ったあと1人ポンピデューセンターへ。いいなぁ。部屋のベットで横になりながらパリに来てからネット接続に成功していないことを思い出した。ホテルのレセプションのお兄さんから、駅前のマクドナルドなら接続がフリーだと聞いて、また服を来てホテルを抜け出し、マクドナルドへ行った。やはりここでもレジに列が出来ている。さっきハンバーガー食べたばかりだからコーヒーだけ注文しよう。僕の前にはアフリカ系の黒人さん5人のグループがいた。フランス語が話せないらしく(僕もだけど)、なかの1人が片言の英語で注文している。それがレジの女の子には通じないようで、どっちも困った顔をしていた。結局は指さしオーダーで何とかなり、レジの女の子は店で食べるか、とかの質問は諦めて無言でトレイに載せることで売買は成立した。5人のうち、お金を持っているのは1人だけのようだった。しかも50ユーロ札2枚を握りしめていて、そのうちの1枚を抜き出し、皺を伸ばしてレジに置いた。いつもならレジの女の子は細かいのは持ってないか、とか聞くんだろうが、嫌な顔だけしてお釣り集め彼に渡した。
彼らのお陰で、オーダーが単純な僕に彼女は少しだけ笑顔だった。悪い気はしない。僕は笑顔で、メルシー、オーボワー、と言って、コーヒーを受け取った。
席に座り、MacBookを開きながら考えた。
彼らは出稼ぎに来たのだろうか。そういえば、クイックのレジでは黒人男性が、ここで働けないか、とレジの黒人スタッフに聞き、中から店長らしき白人男性が出てきて断わっていたのを見た。
外国人にとって、会話中心のオーダー方法のカフェやブラッスリーよりも、メニューに写真のあるファーストフード店ほうが敷居が低い。仕事を探すのも個人店よりチェーン店のほうが受け入れてもらえそうな気がする。
彼らもいつかレオンの男のようになるのだろうか。
熱で頭がクラクラしてきたし、ネットには繋がらないし。
ホテルに帰って寝込むことにした。


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2009年03月18日 09:58に投稿されたエントリーのページです。

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