白河ついでと言っては何だけど、ハリストス正教会を見学してきました。通常、一般開放していないのだけど予約をすれば見学させてくれるとあって、前日に電話予約をしておいたのでした。入口を入って正面、祭壇の背面にはイコンがあり、これは当時のニコライ堂のイコンも描いたイコン画家の山下りんによるものなのだそうだ。正教のイコンは修道僧が描くものであって、一般の画家が描いたものは上手に描けていたとしても教会には掛けられないものなのだそうだ。このあたり、キリスト教における絵画にあっても、西と東の違いがあって面白い。西のカトリックはミケランジェロやラファエロが人情味のある人間的なイエスを描き、東の正教は極めて平面的にイエスを只管に神として描いている。Wikipediaによれば、当の山下りんは「イタリヤ画(ラファエルが描いたような絵)が画きたい」と言っていたというのだから興味深い。