秋晴れの那須。
那珂川の山女や岩魚は禁漁に入ったので、近所の管理釣り場に来たのだ。川に入れる時期は管理釣り場に足が向かないので、ここに来るのも久しぶり(^^;
ここは「釣れない釣り堀・つり天国」という。経営者は「がんこおやじの店・焼魚あきもと」のおじさん。ただし、おじさんはいつも笑顔で物腰も柔らかく、この釣り堀は良く釣れる。
自然の川から水を引いて川に戻しているから水も澄んだ気持ちの良いポンドなのだ。森の先に那須連山が見える。気がつかなかったけど茶臼の横腹はもう赤くなっている。来週辺り登らなくちゃ....かな。
虹鱒のライズが見られたから水面を浮かすドライフライで9匹の虹鱒が釣れた。その後、あまり釣れない時間に入った。大体そういう時間があるもんだ。水中に沈ませるウェットフライやニンフを使って、手を変え品を変え、してみる。みんな帰り出した夕方、川からの流れ込みでウェットフライをスウィングさせていたらガツンと大きなあたりがあった。リールがギリギリいいながら逆回転して勢い良くフライラインが出て行く。そろそろフライラインが終わりそうだ、バッキングラインが見えて来た。これはデカいぞ..........どうしよう、リーダーは渓流用の6X、細いラインなんだった。
リーダーが切れないように、リールを巻いて、またラインを持って行かれて、を繰り返した。随分長い時間だったような気もするけれど、一瞬だったような気もする。すこしづつ魚を岸に寄せ、やっとの思いでネットに収めた。
60cmのよく太ったレインボーだった。
ドライフライよりもウェットフライで釣れる魚の方がサイズが同じでも引きが違うんだな。リリースしたあとも心臓がバクバク鳴っていた。
このバクバクはクセになる。もう薄暗くなり始めているけど、またウェットフライを流した。また当たりがあった。今度はそれほど大きくない。すんなり寄せてネットに収める。口がへの字に尖り、真っ黒になった虹鱒だ。雌を追いかける気、満々な顔をしていて正直恐い。そして申し訳なく思えた。暴れるから針を外すのに少し手こずった。ごめんよ、頼むから放精するなよ、って言いながら針を外した。管理釣り場とはいえ、もうそういう季節だ。
さて、もう帰ろう。暗くなったし、お腹も空いた。
虹鱒との遣り取りで手首が少し痛んだ。体に当たる冷えた秋風が心地よかった。
Comment(4)
買ってしまいました!マイルアーセット(笑)
Author→ よろ @ 2009年09月25日 15:02
@ 2009年09月25日 15:02
お!素晴らしい。
夕飯の仕入れにちょっと.....なんていかがでしょ(^^
Author→ OIL @ 2009年09月25日 15:52
@ 2009年09月25日 15:52
つれない釣り堀でこんな大物が釣れたんだ
リリースするのがもったいないぐらいだね
グリルで直火で焼いたら旨そう...!
Author→ shin @ 2009年09月28日 14:48
@ 2009年09月28日 14:48
そうそう、shinさん、ここの魚はしかも美味しいんですよ。
あんまり大きいとかえって調理が大変なんですけどね(^^;
たまにはキープして焼いて食べます♪
Author→ OIL @ 2009年09月28日 15:17
@ 2009年09月28日 15:17