8月の終わり、那須の藝術倉庫に行ってきた。
2002年、故・小笠原年男氏によってオープンした藝術倉庫は氏のコレクションの現代美術作品を常設しながらのカフェとして那須で異彩を放っておりましたが、4年前の2005年に他界され、現在は、レントゲンヴェルケの池内務氏が運営を受け継がれている。僕は小笠原さんとは一度しかお会いしたことがないのだけれど、ガレージでの作業中ということもあってか、明るく、趣味人といった印象だった。今度、そっちに遊びに行くよ、と言って頂いたが、その後、ホームページ上でリアルタイムに更新されていた闘病記で事を知り、お亡くなりになったのもホームぺージで知ったんだった。
現在、藝術倉庫のオープンは夏期のみ。小笠原コレクションに加え、レントゲン所属のアーティストのよる個展が昨年より催されている。
昨年の内海聖史展に引き続き、今年は石川結介展、那須の静かな林のなかで、瑞々しいアートに触れることが出来る。那須で現代美術を見られるのはとても嬉しいことだ。また来年の夏を楽しみに。今年の夏は短かったなぁ、と思いつつ藝術倉庫を後にした。