The Frick Collectionフリック・コレクションは、鉄鋼と鉄道で巨万の富を得たという実業家、ヘンリー・フリック氏の個人的な美術コレクションを彼の邸宅で公開している個人美術館とのこと。通常大人一人15ドルのところ、日曜日の11時から1時までは任意の金額で入場出来るとのことで時間に合わせて行って来ました(^_^; 今回は、2人で5ドルで入らせて頂きましたm(_ _)m
生前から美術館として公開されることを願っていたというフリック氏のコレクションは本当に充実していて、また建物が居心地がいい。中央に作られた磨りガラスの天窓が付いた中庭には、ビオトープのような水辺があり、周りを植物が囲い、ベンチに腰掛けていると何ともゆったりとした時間が流れている。少年がひとりベンチに座りながら本を読んでいる。分かるなぁ。任意で入れるし、休日、僕も時間があればここでゆっくり本を読みたくなる。
美術コレクションのペインティングは、ルネッサンスから印象派までと幅広い。フィリッポリッピ、タイタン、ベリーニ、エイク、ラトゥール、グレコ、レンブラント、フェルメール、ターナー、コロー、モネ.......フリック氏の好みを想わせる、人物と風景を中心とした穏やかで品のあるコレクションが各部屋にぎっしり展示されている。そして、そのコレクションの中にはフェルメールが3点もある......これは凄い。
見応えもあるし、日曜の午後をのんびり過ごすのに最適な美術館だなぁ。
Comment(2)
日本にも実業家の美術館はありますが
時間限定にしても、無料はありませんね・・・・・
ベンチで読書も、なかなか有り得ないこと。
国における美術館の位置づけが低いから・・・・・・・
持ってくるだけのお金も稼がないといけないしね。
美術館へ行って、ベンチに座って作品と対話したい・・・・・
それだけなのにね。
Author→ mariana @ 2010年02月09日 00:43
@ 2010年02月09日 00:43
marianaさん、どうもです。
ニューヨークにある多くの美術館が任意の寄付金制度や無料で解放する時間帯を用意したりしていることに驚きました。と、同時に数見る僕らには経済的に助かりました(^_^;
それでも経営が成り立つと言うことが実証されれば、日本でも導入する美術館が出て来るかもしれませんね。
余談ですが、僕の実家の近所にある古河街角美術館は無料でゆかりの作家の常設展示があります(^_^; 河鍋暁斎も見れるのに、数が少ないからか来館者は少ない.....。そして、あまりゆっくり出来ない.....。
Author→ karakara @ 2010年02月09日 09:40
@ 2010年02月09日 09:40