小さい頃から実家では、お盆のお迎えはお寺で墓参りして提灯を灯し、家の仏壇まで持って帰ることだった。僕は手にした提灯の中に曾祖父や曾祖母を入れて家に連れ帰っている気になっていた。
独りでお迎えをしにお寺に行ったことがある。家に帰る途中、何かの拍子で提灯の火が消えてしまった。手から風船が空に飛んで行った時のように、呼び戻す事の出来ないことをしてしまったように思った。
今年は実家ではなく、両親と那須でお迎えとお見送りを済ませた。
お迎えもお見送りと一緒で、キュウリで馬とナスで牛を作って庭で線香を焚いた。聞いた話では、線香の煙に乗り、来る時は馬で早く、帰りは牛でゆっくり帰るのだという。
庭で焚いた線香が煙の出ないタイプだったのは想定外だったけど、きっと無事に着いて、無事に帰ったくれたんじゃないか、と思う。
Comment(2)
nozさま
13日に迎え火を焚いて、さて送り火はいつだったかな、帰省ラッシュと同じ18日だったかなと思っていたら16日でした。
うちのご先祖さんは、遅刻して天国で罰ゲームでもやらされているかもしれません。
Author→ yum @ 2010年08月19日 16:09
@ 2010年08月19日 16:09
yumさん、こんにちは。
快速で帰ったか、遅延証明書をゲットしたか.....ご先祖さんも慌てたでしょうね(^_^;
Author→ karakara @ 2010年08月20日 19:59
@ 2010年08月20日 19:59