殻々工房で3人のユニット(ayaka/ shunsuke yoshinari/ masanori suzuki )による「遺伝子」展がはじまりました。東京造形大在学中から繋がりがあった3人はデザイン会社grasp at the air Co.,Ltd.を設立。現在では東京と岐阜にオフィスを持ち、ウェブ、ムービー、グラフィックなど様々なメディアを生かしたデザインを提案し続けているのだ。
今回は仕事とは少し離れ、アートとしての制作と展示。まずはayakaさんにより創作された文章が在る。そこからグラフィックデザイナーshunsuke yoshinariさんによってイメージされたものがシルクスクリーンによって表現され、masanori suzukiさんによるプロデュースが加えられ展示されている。
今回、展示は10、11月と、12月の2部構成となり、前半の2ヶ月間の展示のタイトルは「紅葉蛾」。架空の生物に現代の環境や社会に対するメッセージを含んだ作品だ。シルクスクリーンの作品は情報や記憶や遺伝子などを閉じ込めたかのような白いパネルに偏光パールで蛾のシルエットがプリントされている。光源方向からみるとグレートーンのパネルだけが見えるが、反対側に移動すると淡いピンクやグリーンのシルエットが浮かび上がって来るのだ。特別参加として以前、殻々工房で2人展をされた遠藤聖香さんのアルミ染色による蛾がパネルの前を浮遊する。この蛾のシルエットがパネルのグレーと響き、パネルから浮かび上がるイメージを持たせている。
10月17日(日)と11月14日(日)はギャラリータイムとして午後1時から5時までOPENします。 お子様連れの方、遠方よりお越しの方はぜひご利用下さい。
grasp at the air Co.,Ltd.
http://www.grasp.co.jp/