国立新美術館で陰影礼賛SHADOWSを見て来ました。ゴッホ展もやってたけど、何となくゴッホな気分じゃなかったんだな。
独立行政法人国立美術館が設立10年目だそうで、運営する5つの美術館(東京国立近代美術館、国立西洋美術館、京都国立近代美術館、国立国際美術館、国立新美術館)の協力による展覧会なのだそうだ。
足元や地面に落ちる人や物の「影」と、光がさえぎられた場所が薄暗く見える「陰」の2つの影をテーマに多角的に考察するといった内容。
見ている途中から、いろんな作品がちょっとずつ見られて楽しいなーくらいの軽ーい気持ちで見ることにしました。「陰影」というテーマは美術に於いてあまりに広義でそのあれこれを深く掘り下げるのは大変な事だから、反ってテーマを掘り下げているようには見えずに展覧会としては表面的な感じだなぁ、という印象。
実際に影を映し出す事で作品とするデュシャンの「帽子掛け」、高松二郎の「影」には、お!っと思いました。
絵画、写真、版画、などなど、とにかく作家数が多かった。カタログ買いました。