宇都宮美術館で「日本近代の青春 創作版画の名品」展を見て来ました。
1900年代から1940年代までの版画作品400点。
見に行くまで創作版画ってなんだ、って思ってました。
日本では江戸時代の木版画に見られるように、絵師、彫り師、刷り師と作業が分かれていたものを、作家が絵筆を持つように彫刻刀を握り、全ての工程を自分で行った「自画・自刻・自摺」のもの、そしてその当時の運動を創作版画(運動)と読んでいるのだそうだ。
現在の日本版画協会の母体も日本創作版画協会というのだそうだから、現代日本版画誕生の歴史ですね。
永瀬義郎、香山小鳥、田中恭吉、藤森静雄が良かったな。
この展示、明日10日までです。