ロンドンの市場で食べたコーニッシュ・パスティ。
日本ではコーニッシュ・パイとも呼ぶけれどパイとは別ものでパスティPastyという食べものなのだそうだ。この餃子のように包まれた中には牛肉、ジャガイモ、カブ、ネギを煮たものが入っている。生地というか外側の皮はしっかりしていて確かにパイではない。
元々は坑夫が坑内に持ち込む昼食だったのだそうだ。有害物質を含む泥まみれになった坑夫がその手でパスティの皮をはいで中身だけ食べたのだという。剥いだ皮は坑内に捨てて鉱山に住む妖精ノッカーの空腹を満たしたと言われる。最古のレシピは1746年というから伝統的なイギリス料理だ。
味は至って素朴。ちょっとぼそぼそした感じ。
日本の肉じゃが が苦手な僕には正直リピートしない食べものだったけど(^_^;これは文化を感じる食べものだと思った。ちなみに、うちの奥さんはとても美味しく食べていました。