ヴェネツィアは思ったよりも小さな島だったから、行きたい場所のほとんどには歩いて行けた。ただ本島周りや離れたところにある島には船でないと辿り着けない。
水上バスのチケットは時間内乗り放題で、1時間からはじまり、半日、1日、1週間、という感じで区切られている。この日は一日島巡りをしようと思い、半日券を買った。まずはヴェネツィア本島からも良く見える場所にあるサン・ジョルジョ・マッジョーレへ向かう。この島のほとんどはパッラーディオ設計の教会で占められている小さな島、海に浮かぶ教会の写真で見た時からここには必ず行きたいと思っていたんだ。
サンザッカーリアの停留所から水上バスに乗った。
近いからあっという間に島に着いた、というよりも対岸に渡ったという感じ。
船着き場から本島を見る。サンマルコの鐘楼もよく見える。
サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会にも鐘楼があり登ることができる。サンマルコの鐘楼は混んでるし料金も少し高かったので、ここの鐘楼に登るつもりでもいるのだ。
サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会。
教会前の広場はそれほど広くなく引きが取れないながらギリギリまで下がってみる。それでも全体を視野に入れることは難しく、写真で見ていた鳥瞰図や遠景と頭の中で合成。山登りもそうだけど、全体的な美しさは離れた場所からのほうが見やすいものだ。
礼拝堂の中に入る。
教会正面の印象と変わらず、重厚でいて白く美しい。暫し呆然。
祭壇両脇にはティントレットの絵、最後の晩餐とマナの収拾があった。
祭壇奥の半円形のスペースも床のモザイクと併せて美しいと思った。
この白い天井も美しいと思った。
外から見えたドーム屋根の内部もモザイクやフレスコではなく白い。
もっともヴェネツィアは海の影響で湿度が高くフレスコには向かない。だからヴェネツィアの教会で見た絵画の多くは油絵だった。
ちなみに、この次に行ったジューデッカ島にもあるパラーディオのレデントーレ教会の天井も白く、そっちの方が美しいと思った。
5ユーロ払って鐘楼に登る。階段はなくエレベーターのみ。
木造の内部をステンレスのエレベーターが上って行く。
少し曇ってはいるけど寒くなくて良かった。
潟に打たれた杭が海の道路なんだなー。
すぐ隣りにあるのがジューデッカ島。
右のほうに見えるドーム屋根の教会がレデントーレ教会かな。と、思ったらレデントーレはもうチョッと先でした。
さっき中から見たドーム屋根と、教会のファザードの先、カナル・グランデとの分岐点にあるプンタ・デッラ・ドガーナとその奥にサルーテ教会のドーム屋根。
サンマルコ広場
San Giorgio Maggiore
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