滞在先のホテルのレセプションのムッシュおすすめの公園で、行ってみたら言ってた通りのナイスビュー。旧市街と海を一望出来る絶景ポイントなのでした。
海岸通りの突き当たりから階段で登ることもできるし無料のエレベーターもありました。
付けられた和名のように、丘の上にはかつて城の跡だけが残っていて、広場や売店などもあり憩いの場という感じ。
それにしても海が青い。
赤いレンガ屋根の集合が三角形に見えたとすれば、それが旧市街。
なんでこの部分だけ昔のままなのかずっと気になっていたんだけど、さっき調べていて何となく分かった。
写真の旧市街とその先を分けるラインは、昔、川が流れていたのがニース誕生の頃の12世紀の様子を描いた絵画を見て分かった。現在も川の名残りは細く残っているみたいだけど、僕が行った時には殆どが工事の仮囲いで覆われていて見ることはできなかった。現在、トラム(路面電車)が東に向かって走っているラインがかつての川の形とピタリと当てはまる(Googlemap参照)。
ニースがまだフランスでなかった時代、ここには城壁がありニースは城塞都市だったようだ。18世紀の2度目のフランス占領の際、ルイ14世の命により城壁は取り壊され、その後、軍事都市としてではなくフランス貴族やイギリス貴族のリゾートとして経済的に成長したようだ。貴族たちは狭苦しい市街地よりも川を渡った平地に大きな家を建てていったのだろう。そして行き来しやすいように川はほぼ埋め立てられた。海岸沿いの歩道がプロムナードデザングレ(イギリス人の遊歩道)と呼ばれているのも、そういったニースの歴史といろんな意味での彼方と此方を感じさせる。
ラベンダーが雑草のようにあちこちに生えている。
丘の斜面はオリーブの木が羨ましいくらい当たり前のように茂っている。
うちの近所にはない植物が元気に生えているのを見るのは楽しいなー。
見上げると白っぽい背の高い松。
丘の上には滝もある。
旧市街から丘の上を見上げるとこの滝が見える。
まるで山の上に滝があるようで面白い。
階段を使って海岸通りまで降りてきた。
この海岸沿いのマンションにはどんな人が住んでるのかなー。ひと部屋幾らくらいなんだろう。オンシーズンは旅行客に貸し出して維持費を捻出するとしたら一泊当たり幾らにすれば......魚釣って食べれば食費はあまり掛からないし、何なら野宿も......と妄想は尽きない......。
Château de Nice
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