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旅する青年と働く青年とステーキとプロフィットロール

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日曜はスーパーも休みだったからホテルの近くの明るいカフェっぽいレストランに入ってみた。うちの奥さんはあまりお腹空いてないみたいで、ワイン飲みながら僕が食べるのを横からつつく程度でいいらしい。
さーて、何食べよっかなー。
接客係のおにいさんの今日のオススメは牛ステーキらしい。
とても聞き取りやすい英語で快活に話す感じのいい人だ。
あ、隣りの席の人が食べてるのがそのステーキじゃない?美味しそうだよ、とうちの奥さん。あ、そう、よく見えないけど。じゃ、ステーキにしよっかなー。
と注文し終わったところで、隣りの席で一人でステーキを食べていた20代の青年が、ここのステーキ美味しいですよ!と、流暢な日本語と笑顔を投げ掛けてきた。
あ、そうですか!って笑顔を返してみるけど、日本語が分からないだろうと話していたのがバツ悪くもある。
で、なんで日本語がそんなに上手なのか聞いてみると九州の大学に通っていたのだそうだ。

パリに住んでいるのではなく実家はノルウェーで今はユーレイルパスを使って旅行している途中で、映画で見た「ムーランルージュ」のモンマルトルに寄りたかったらしく、このあとはアムステルダムに行くという。いいねー。
日本のどこに住んでるですか、と聞かれたから那須って分かります?って聞いたらやっぱり分からない。
日本に来たことがあっても那須高原を知ってるヨーロッパ人には会ったことがない。
で、いつもそのあとに栃木、というけどこれもほとんど知られてない。
最後に福島の隣り、というとみんな知ってるけど表情が微妙になる。
日本にバックパックしに来たことがあるというホテルのレセプションのお兄さんもそうだった。レセプションの彼は皆には黙ってる、余計なことは言わないサムライスピリッツだと言っていた。
放射能汚染というのは場所だけが避けられるんじゃない、その地域の物も人も差別の対象になる。幸い、彼らは嫌な顔はしなかったし、そのあとの会話から好意を交感できたように思うけど、世の中にそういう状況があることは想像に易い。
このあとバルセロナで会ったアパートのオーナーは地震のとき東京にいたらしい。
原発事故で東京は危ないから南に逃げてから北京に移動したと言ってた。
ヨーロッパからみれば、福島も東京も似たようなものだ。

ステーキが来た。
切り分けようとナイフを入れてから、あ、写真とっておこうと肉を寄せた。
ソースないんだ〜、と思ったけど焼加減はみごとなミディアム、シンプルな塩コショウで美味しかった。
ノルウェーの彼は先に食べ終わり、お互いに楽しい旅を、といって店を出た。
爽やかな青年だった。

接客のお兄さんがデザートはどうします?と。
クレームブリュレもあるし、プロフィットロールもおすすめだと。
ワインも一本飲み終わって追加した赤ワインもまだ残ってるし、こっちに来てプロフィットロール食べたことないので注文してみた。
このお兄さん、とてもよく働く人なのだ。
一人で店内のたくさんのテーブルを小走りに歩き回り、皿の上げ下げも無駄がなく姿勢もよくで感じもいい。

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パリではじめた食べたプロフィットロール。
すべて出来合いの、という感じではある。チョコのソースかスプレー式のクリームのどちらかに反応して喘息がでたけど、ま、それはそれ。

とりとめもない、ほろ酔いの日曜の夜。

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2014年03月30日 12:31に投稿されたエントリーのページです。

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