イスタンブールで乗換えといて何だけど、イスラム圏はなかなか行く機会がないのでパリのモスクに行ってみた。僕はイスラムに対する知識がないに等しい。そもそもなんて挨拶すればいいんだ、イスラム語ってないからアラビア語か、くらいなもの。
敷地に対して変な角度で建ってるなと思ったけど、すぐにこれはきっとメッカに向いているんだろうと思った。ホントのところは確認してませんけど。
実は前日もココまで来たのだ。
ちょうど入場時間が終わったところで断られたのでこの日は朝一番で来てみた。
おかげで誰もいなーい。少し淋しい。
まだ掃除中みたい。
礼拝堂に入ってみる。
絨毯の上で何人かが座ったり横になったりしている。
靴のまま入ったら彼らのうちの一人がすぐに寄ってきて靴を脱げという。
おっと、これは失礼しました。
入り口にスリッパがたくさんあったので靴を脱ぎスリッパを履いて中に入ると、今度は違うオジさんがスリッパは脱げという。どうやら靴下で入るらしい。
これまた失礼しました。
さすがのアウェイ感である。
少しは勉強してから来い、と自分にツッコミを入れる。
注意してくれたオジさんはお祈りのあと携帯電話で話している。
辺りを見渡すと壁には携帯禁止と書いてある。
絨毯の模様といい、みんなの向きといい、あっちの方角がメッカなんだな。
このモスクにはイスラム教徒のみ無料で入れる。
パリで疲れたイスラム教徒にとっては祈るだけでなく安らぎの場所でもあるのかな。
モザイクがすごい。
やっぱりすごい。
言葉が書いてあるけど読めない。
何となく親しみを感じる素材感。
青い空と合わさるともうパリとは思えない。
12時以降に来ればこのモスクのなかでイスラムの食事やお茶が楽しめるらしい。
この部屋を掃除している人がいたから少し遠慮したら英語で写真撮っていいぞって言われた。立て続けに日本から来たのか?って聞かれた。そうだ、と言うと、向こうは少しニコッとして頷いた。
い、いい感じじゃないか。
いつもインドネシアとかメキシコとか南アフリカとか間違われるから、少し嬉しい。