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パリのイタリアンなケバブの店とボケるカメラ

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朝ごはんを食べてなかったからお腹が空きまして、ウィンドウにサンドイッチを並べてるところのお店に一歩踏み込み、食べられる?って聞いたらアラブ系のおじさんが表情を変えずにじっと僕を見て、微かに頷いたので入ってみました。
ベジタブルと書かれたパニーノを注文。
揚げたナスとトマトとチーズとセルバチコの入ったパニーノ。多少のガッカリは やぶさかでないという心構えは裏切られ、とても美味しかったのでした。
写真を撮っておこう。
自動的に接写モードになって周りが妙にボケる。雰囲気ありげな写真が撮りたいわけでもないのにまるで意図的に、ステキ美味しい写真撮りました♡、的な感じになってしまって何だか恥ずかしい。
店内の風景もお見せしましょう。

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こんなイカした絵が壁に描かれた店です。オー、ファンキー。

きっと映画好きなんだね、この店のオーナー。こんな気取らないファーストフード的なお店だから料理の写真もパンフォーカスが好ましい。
ホントはカメラの設定でどうとでもなるんだろうけど面倒臭がってカメラ任せにしてるだけです。

椅子が積み重なっている。
客席の床下に人が入れる地下室があってそこが収納になってるみたい。
床の扉が開いていて、おじさんがそこからジュースを運んで店の冷蔵庫に詰め替えてる。
これはどうみても開店準備中。
だから食べられるか聞いた時の反応がフリーズに近かったんだな。

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さて、帰ろう。
挨拶して店を出ようと思ったら、ケバブを焼く機械とその前に立てられた生肉が見えた。
回転しながら焼けているところはよく見るけど、焼く前の状態を見るのははじめて。
いつも思っていたんだ、いったいいつから焼いてる肉なんだ、と。
なーんだ、半分は新しいんだ。よかったー。

オジさんに、あれ写真撮っていい?と聞いた。
眉間に皺を寄せ、視線だけで頷いたように見えた。
ごめんね、でもありがとう。

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2014年03月27日 11:31に投稿されたエントリーのページです。

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